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ファーストりテーリング(ユニクロ)とダイエーの業務提携について

2006年01月30日 | アパレル放談
ブログを始めて投稿10回を超えました。

主にビジネス上の知人や学友(悪友?)からメールを多く頂きました。
有り難うございます。

内容は「開設のお祝い」「激励」「続くかの心配・疑問」「内容の評価」
「ブログのテクニック」等、貴重な内容です。

当方も3日坊主を懸念していましたが、もう後に退けません。
意欲が出てきました。コメントもどしどしお願いします。

昨日のブログについては、主に完全リタイヤしている悪友達(老年パラササイト族)から、嫌味、妬みともとれるメールが有りました。
両君には、この場を借りてお詫びします。

「両国さくら」さんからユ二クロ・ダイエー」との
業務提携についてのブログに書き込みがありました。
当人は海外出張とお聞きしていますが、所感を書きます。

業務提携の目的と概要については
1月30日付の日本繊維新聞に記事が出ています。
やはり柳井社長のアメリカ時代の原体験がDNA化しており、
当然アメリカのGapのMDの軌跡をなぞっておられると思います。

今度の提携ブランドをカジュアルのベーシックブランドとするか?
ファッション・ブランドとして捉えるか?
FAD・ブランドにするのか?が、興味があります。
本来ユニクロが目指したのは、カジュアルのキーアイテムを最適品質、最適ビジュアル、最適環境、最適価格で安定(大量)供給する
オペレーションの構築だったと思います。

ある規模(店舗数)を超えると、このオペレ-ションが狂いだす例が
多くみられます。
其れを補うには、過度のプロモーションと大都心部MDと地方とのMDの
併用が余儀無くされて、MDのズレとなるのではないかと思います。
(内部的にはショック療法も良くある手段ですが・・・)
今回の提携はその辺の調整も含んでいると思います。

日本繊維新聞の記事によると、
カジュアルのベーシック商品になるようで、期待してます。

ユニクロより3割ダウンのご計画とのことですが、
消費者の私としては大歓迎です。
ファーストりテーリングの組織力で充分可能と思いますが、
生産工場や仕入先の犠牲の元に実現されたもので無いことを祈ります。
貴社は別だと思いますが、過去にその犠牲のもとに、
発展、衰退した例をたくさん見ています。
また経営においても、拡大の罠にはまった経営者も多く見ています。

今回の提携相手から、その辺も充分に研究されたら良いと思います。
大経営者に苦言めいてはなはだ失礼かとは思いますが、
消費者の意見としてお許しください。老婆心ながら・・・。


「両国さくらさ」はしまむらとの比較をされていますが
余り意味をなさないと思います。(よくわかりません)

消費者の私の意見では、
訳のわからないブランドロゴの入っている商品は別ですが、
カジュアル(ベーシックな)のパーツ的な商品だったら
ダイエーでも買うと思います。

私のカジュアルのパーツ的な商品はアメリカ通販のLANDSENDで、
殆ど買っています。
カジュアル商品はそういうものだと思います。
先日のブログは消費者の意見を述べました。

日本繊維新聞の見出しは「GMS衣料品の再定義」になっていました。

私は前々からGMSの定義は充分理解していません。
誰かお教え願いませんか?

私は昭和43年入社で最初の担当はイズミヤ、主婦の店ダイエーの
営業MDでした。
バッタ屋からスーパーに変わりつつある時期でした。
その後担当が変わった頃にGMSと呼び方が変わったと思います。

高度成長を経て「1億中産階級」といった時代は、所得も、購買動向も
Generalだったと思います。バブル崩壊後と
NEWエコノミーバブル(造語)時代を経て、
消費の新しいクラスター社会が出来つつあると思います。

GMSよりSMS(造語:S=Special)の考え方が必要と思います。





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