TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

GENTLE HEARTS TOUR 2004

2005-03-10 00:41:23 | J-FUSION
CASIOPEA25周年ということですが、この人も同様に25周年、忘れてはいけません櫻井哲夫です。
GIG25と時期を同じくしてリリースされたのがこの「GENTLE HEARTS TOUR 2004」です。
アルバム「GENTLE HEARTS」リリースから3年半、ようやくレコーディングメンバーであるDENNIS CHAMBERS、GREG HOWEとのツアーを行い、レコーディングされました。デニチェンは素晴らしいし、GREG HOWEとのコンビネーションもバッチリ、SUPPORTの小野塚晃もDIMENSIONで見せるハードなフュージョンプレイと、ソロ活動で見せるジャズピアニストとしてのプレイがミックスされたような味のあるプレイが光ってます。(そういや神保彰と和田アキラ、そして小野塚晃とライブをやって、櫻井哲夫とアキラーズなんて言ってましたわ)GIG25とともに、このところの通勤の友となってます。

思えばこの人、神保彰とCASIOPEAを脱退、SHAMBARAを経てJIMSAKUの活動に至るまでは良かったんですが、神保彰と袂を分かち、ソロアーチストとなってからの活動が今ひとつ方向性がぶれていて、世良正則と組んで妙なヘビメタファッションに目覚めてカシオペア20周年日比谷野音ライブでは浮きまくってたかと思いきや、ラテンバラードのアルバムを出したりと、ちょっと大丈夫かいなという感じでしたが、このアルバムでは櫻井哲夫の本領発揮といったところで一安心です。もちろん櫻井哲夫トリオでの活動には筋が通っていたんでしょうけど、かたや神保彰はCASIOPEAに戻り(しかしいったいいつまでSPECIAL SUPPORTなんでしょう)、この人だけ取り残された印象がありましたからね。やっぱり櫻井哲夫はハードなフュージョンベーシストとしてこれからも活動して欲しいと思っとります。

ブックレットの手記も面白かったです。いや櫻井さん自身がデニチェンやらの出演を交渉し、英語の契約書まで交わすなんて思ってませんでした。そりゃ確かに誰がやってくれるんだと考えてみれば当たり前のことなんですが、目から鱗です。ミュージシャンとしてやっていくにはプレーヤーであり、かつビジネスマンとしてのセンスも必要であるということなんでしょうか。

DVDも同時発売されてますが、まだ買ってません...。でもデニチェンのプレイもすっごく興味あるし、HMVのポイントたまったら買おうかな~。
ちなみにおまけ画像はソロアルバム「21世紀の扉」リリース時のHMVインストアイベントで頂戴した櫻井氏のサインでございます。
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