TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

TIME NO LONGER / KAZU MATSUI PROJECT 1

2005-03-03 23:42:05 | TOTO&FUSION
それではL.A. GUITAR PROJECTともいえる、KAZU MATSUI PROJECTの「TIME NO LONGER」のご紹介です。あまり詳しくするときりがないので、軽くということで。

1.OVERTURE/ FEATURING ROBBEN FORD
これぞ東洋の尺八だい!とばかりに名刺代わりに尺八を吹きまくるこの曲、どことなくサムライっぽさを表現したメロディが泣かせます。JEFF PORCAROのタム打ちが日本の太鼓のように聞こえるのが笑えます。
ROBBEN FORD(g)RUSSELL FERRANTE(p)BRIAN MAN(syth)KATIE KIRKPATRICK(harp)
ALPHONSO JOHNSON(b)JEFF PORCARO(ds)KAZU MATSUI(尺八)

2.SUNSET AND THE MISTREL / FEATURING ROBBEN FORD
ボーカルがフィーチャーされているバラードです。ここは尺八は抑え気味。ゆったりとしたまさにSUNSETの雰囲気。
ROBBEN FORD(g)BRIAN MAN(keys)RUSSELL FERRANTE(p)ALPHONSO JOHNSON(b)JEFF PORCARO(ds)
GRANT GULLICKSON(vo)STEVE FORMAN(perc)KAZU MATSUI(尺八)

3.VOICE FROM DARK / FEATURING STEVE LUKATHER
バラードに続いてはギンギンのハードロックギターで始まります。そう、LUKATHERの登場です。メロに入る前には聞き覚えのあるチョッパーベースソロ、ABRAHAM LABORIELです。ギャンギャンリフを刻むギターをバックに従える尺八というのも、申し訳ないけど笑えます。後半にはもちろんLUKATHERのギターソロ、なかなかイケてます。LABORIELのベースもノってるかっこいい曲です。でもどこかにワビサビを感じるのは考えすぎ?
STEVE LUKATHER/ROBBEN FORD(g)BRIAN MAN(keys)KATIE KIRKPATRICK(harp)ABRAHAM LABORIEL(b)
JEFF PORCARO(ds)CARL ANDERSON(vo)KAZU MATSUI(尺八)

4.DWARS'WORKSHOP / FEATURING ROBBEN FORD
5.GOBLIN HUNT / FEATURING LARRY CARLTON
鬼太郎でも出てきそうな妙な小作品の次はLARRY CARLTONの登場です。LARRY CARLTON自身による曲・プロデュースで、爽やかでアップテンポな典型的なフュージョンサウンドです。LARRY CARLTONとABRAHAM LABORIELの絡みが最高です。さすがのKAZUも押され気味で、曲に合わせて尺八で合いの手を入れてるにとどまっている感じです。ピアノは先のDAVID GARFIELD 「L.A.KEYBOARD PROJECT」そして「RECOLLECTIONS」ではメインプレーヤーとなっている、ジャズピアニストTERRY TROTTERです。
LARRY CARLTON/ROBBEN FORD(g)TERRY TROTTER(p)BRIAN MAN(syth)ABRAHAM LABORIEL(b)
JOHN FERRARO(ds)STEVE FORMAN(perc)KAZU MATSUI(尺八)

次回に続きます。
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L.A. GUITAR PROJECT ?もといKAZU MATSUI PROJECT

2005-03-03 00:30:16 | TOTO&FUSION
DAVID GARFIELD のL.A. KEYBOARD PROJECTで思い出したんですが、L.A. GUITAR PROJECTといってもいいようなアルバムがあります。

KAZU MATSUI PROJECT「TIME NO LONGER」がそれです。(1981年リリース)
このアルバムの売りはなんと言ってもROBBEN FORD/LEE RITENOUR/LARRY CARLTON/STEVE LUKATHERの4大フュージョンギタリストが参加という豪華キャスト。ちなみにPAUL JACKSON JR.も参加しているんですが、当時はそこまでのビッグネームの扱いはしてもらえなかったようで。おまけにJEFF PORCAROも半分近くを叩いてます。

KAZU MATSUI=松居和という人、一番わかりやすいのは今をときめくジャズピアニスト、松居慶子の旦那、ということ。
専門の楽器は尺八(BAMBOO FLUTEっていうんだそうです)で、「将軍」、「ウィロー」「太陽の帝国」「48時間」「レッドブル」「ジュマンジ」「マスク・オブ・ゾロ」などのハリウッド大作の映画音楽で尺八を吹いているということ。
更に、ドラマー神保彰のソロアルバム「COTTON」~「STONE BUTTERFLY」に至るまでの全てのアルバムのプロデュースをはじめとした、プロデューサーでもあるということ。(ちなみにこれら神保彰の前期の作品においてエンジニアは「TRIBUTE TO JEFF」を始めとしたDAVID GARFIELD一連のアルバムと同様にALAN HIRSHBERGが務めてます。JOHN PENAやLENNY CASTROも半数近くに参加してますし、DAVID GARFIELDも1作品だけですが参加してます。既に廃盤になってましたが、今月からリイシューが開始されます...タイムリーネタということで)
おまけに子育て評論家でもあり、著作物も多数で日本でも講演会をやったりしている文化人でもあるということ。

正直言いまして、堀井勝美やQUINCY JONESみたいなフュージョンプロジェクト作品と思ってこのアルバムを買ったんですが、4大ギタリストをバックに尺八を吹きまくってます。もちろん全曲尺八ソロ入り。しかも曲調はかなり東洋的。

思い出しついでで、このアルバムをちょこっとご紹介してみたいと思います。
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