前から思っていたのが、ビジネスにしても、家庭にしても、対人関係のトラブルのほとんどは、コミュニケーションの問題に起因するということ。
そして、価値観が多様化し、全ての分野で専門性が高まって分業が進んだ現在、このことの意味が飛躍的に大きくなってきているように思います。
あたかも、人というのは、情報の流通を行っている1つのパーツのような面があって、この情報の流通についてきちんと作動できていない、あるいは、不必要な抵抗がある人がいると、まるで、誤作動や、ニクロム線に電流を流したときの抵抗による発熱のように、トラブルが起きるわけです。
昔から、どうやったら人間として超伝導に近づけるか、という思いを持ってきました。これはコミュニケーションにあてはめれば、全くストレスがなく伝えるべき意思の疎通が図れることになります。
その鍵は、いくつかあって、①正確な言葉、②理解可能な言葉、③論理性、④人間の自然の本能を活かすこと、⑤コミュニケーションのタイミング、⑥余計な事を言わない、などがそれにあてはまるかと思われます。
順を追って説明していくと、まず、①言葉が不正確であれば、伝えたいイメージは正確に伝わりません。②については、特に、異なる分野、世界にまたがるコミュニケーションにおいては、言葉が理解不可能になりがちです。ある意味、正確な翻訳能力が必要になってくるわけです。③については、論理が飛躍していれば人に対して思いが伝わらない。④については、嫌々聞いている相手に何か言っても、ちゃんと伝わらないということ。そして、⑤については、④とだぶる面もありますが、相手が聞く準備が出来ているタイミングでコミュニケーションするのが一番効率がいいということです。⑥は、ま、当然と言えば当然ですね。でもついつい言ってしまいがちです(笑)。
こういったファクターについて、きちんと押さえている人ほど、トラブルが少ないのではないでしょうか。
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