シンクロニシティ & etc.

日々訪れるシンクロニシティの意味の探求と、「青天井」な人間力向上の追究、その他いろいろなことについて。

自己アピールの必要な時代へ

2006-03-22 14:47:46 | ちょっとした話題&日々の出来事

 日本というのは、あまり自己主張しないほうが美徳とされてきた文化的背景の影響からか、自己アピールが下手な人が多いようです。

 確かに、「自己主張しないほうがいい」という美徳は、同質の社会では通用する概念なのですが、異質の考え方を持った人が集まるところ(異質社会と呼びます)では通用しないように思われます。

 同質の社会では、個人について、何をしている人であるとか、何を考えている人であるとかいったことは、それなりに想像しやすい部分が大きいのに対し、異質社会では、他の人が何を考えているかはそう簡単には分かりません。

 現在、日本の国内でも価値観、ライフスタイルなどが多様化し、日本自体が異質社会へと移行しています。また、年代別の価値観の相違も大きくなりこそすれ、小さくなる気配は一向にありません。

 さらには、国際社会においても、日本は沢山の良いことをしているにもかかわらず、アピールが下手なため、なかなかやったことに見合った評価を得られていないように思います。むしろ馬鹿にされてる部分もあるわけです。

 以上のような流れから、日本人は、「自己主張はワガママ」という単純短絡思考を捨て、上手な自己主張を実行すべきだと思います。

 とはいえ、まだまだ自己主張の歴史が浅いせいか、「いくらなんでもそれはあからさまだろー」と思うようなベタな自己主張をする人もいます。それでも、しないよりはいいと思います。今は移行期ですから、失敗を恐れずにどんどん自己アピールをしていったらいいと思います。失敗を重ねることにより、加速的に自己アピールの技術が上がっていくと思います。

 もちろん、自己アピールのための自己アピールでは意味がありません。きちんとした長期的目標を定めた上で、それにプラスとなる方向での自己アピールが必要であると思います。

 そうそう。それと肝心なことを忘れていました。人が自己アピールをしたときに、頭ごなしに「生意気なやつだ。お前なんかが意見を言うのは10年早い。黙っておれ!」とか言う人がいると、「自己アピールをすると損だ。」という思考回路ができ、どんどん消極的になってまうので、こういう頭ごなしな言動だけは避けていただきたいものです。自己アピールができなくなり、積極性を失うと、全ての才能が花開きにくくなってきます。周りの人の才能をつぶしても何の得もありません。→この話を読んで、「imagingstarはあの人のことを言ってる」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そういうことはありません。こんな話、どこにでもゴロゴロ転がってます。