最近とても思うのは、ほんとに当たり前のことなんですが、人間には、多様性があるということです。
世の中には、とてもいい人もいるし、悪い人もいる。性格も、人の数だけあるわけです。
また、同じ人の中に、ものすごく良い性質と、ものすごい悪い性質が同居していることもしばしばあります。
でも、結構人って、「世の中皆いい人だ。」とか、「世の中悪い人ばっかりだ。」のような、一般化を行いがちです。調子がいいときは前者になりがちだし、調子が悪いときは後者になりがちなわけです。前者のときは、世の中には実際にはあまた悪い人たちがいるのにそう考えるのは非常に危うい状態であるということができるし、後者のときは、とても素晴らしい人が世の中にわんさかいるのにそれを見ないわけですから、ものすごいもったいないわけです。
また、「あの人は完全に悪い人だ。」とか、「あの人は神様のようにいい人だ。」とか結構簡単に思ったりします。悪いところしかない人間なんてほとんどいないし、逆に、いいところしかない完璧な人間なんてめったにないのに。
このような、多様性にあふれる人の海の中で、私は、心の目をきちんと開いて、素晴らしい人をどんどん見つけて行きたいし、個々の人の中の素敵な部分をどんどん見出して行きたいと思っています。そして、個々の人の中の悪い部分については、実害がない限り目をつぶっていきたいと思います。
P.S. こういう話って、男女間の話でもぴったりあてはまりますよね。「男って皆~だ。」とか「女なんてしょせん~だ。」とかいう議論ほど不毛なものはないし、100点満点の男も女も、0点の男も女もほとんどいないわけです。