人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

「小さい」「弱い」を強みにする専門店こそ生き残りの道か!

2022年01月06日 | 経営

「鶏頭なるも牛後なるなかれ」 

確か中学の恩師から何かの授業で教わった覚えがありますが 

生き方として私の潜在意識に植え付けられて 

気が付けば32年間小さなタイヤ屋のオヤジ稼業に明け暮れてきました。

 

自らの体と頭をフルに使って生き延びる術を培ってきたわけです。

目で見て 話を聞いて 匂いをかいで 皮膚感覚で風向きに注意を払って

それは自称「縄文人」の感覚です。

 

素人が商売の世界に飛び込んでまず最初に 

自分の甘さの洗礼を受けて倒産のピンチに立たされて

それが乗り越える最初の試練として立ちはだかり 

恥をかいて仕入れたタイヤを返品し罵詈雑言を浴びて目が覚めたことが

昨日のように思い出されます。 その経験が原点となってからこそ続けて来れた気がします。

それからずっとタイヤ屋のオヤジ稼業をやらせてもらえました ありがたいことです。

 

若者の時代 中年の時代を経て 老化真っ最中の時代に入った今も

「今」も現役のタイヤ屋オヤジ稼業 アナログ思考の化石のようになって

自らのタイヤ商売を「シーラカンス」的な位置づけをして 楽しくやらせてもらっています。

競争や競合を避けて 昔からの古いタイヤ商売に生き残りの隙間を見つけ出したような気がします。

 

タイヤ屋として みんながやられることをやらない 一抜けたで逃げ回る作戦です。

その一つが 持ち込みタイヤ交換です。みんながやるなら止めますと言って止めてしまいました。

もう一つが タイヤの買取です。これも止めちゃいました。

また 12月無休で働いていたのも止めました。

嗜好品尾のアルミホイール販売も頼まれる以外は止めちゃいました。

営業時間も 創業時は夜10時までやっていましたが 今では6時半で終了します。

 

引き算して引き算して 

今では「タイヤを買ってもらって装着する」それだけに絞って絞って 勝算をつかんだ気がします。

他のみんなが 足し算して足し算してサービスを充実させる中で 逆方向へ進んで

結局 「シーラカンス化」した 今のタイヤ専門店イマージンとなっています。

 

そのようなことが出来たのも やっぱり出会いでした。

昔 縄文人が天候の変化で寒くなって獲物が取れなくなってきたとき 

弥生人と出会って稲作を学んで安定的な食料を得ることが出来るようになった。

簡単に言えば 新しい知恵を持った人と出会ったことで生き延びれた 環境の変化に対応できた。

 

タイヤ屋縄文人の私にも二つの重要な出会いがありました。

1つがキーパーとの出会いであり

もう1つが「本」との出会いです。

キーパーとの出会いは 縄文人が弥生人に出会った感覚です。

温暖な時代は タイヤもアルミホイールもマフラーもショックアブソバーやエアロなど

自動車パーツもたくさん売れました。

しかし寒冷化して 若者が車に関心を抱かなくなった時代に入ると

それらが一切売れなくなりました。

そして店が夏から秋にヒマになったとき キーパーと出会ったのは

縄文人と弥生人と出会って稲作を学んだ感覚です。

 

同時に上記2冊とご縁を持ち 

タイヤ屋を引き算しながら稲作(キーパー)へ 計数の管理(見える化)をしながら進めました。

稲作への投資は 小さな弱っちい当社にとって存亡をかけた挑戦でしたが

当時 タイヤ屋でジリ貧になるか? 新しいことに挑戦するか?の二拓でしたが

縄文人と弥生人のDNAが入っていたようで 後者を選択ることが出来て今になった次第です。

 

稲作が安定的に収益を得るようになってきて 縄文人の私には次の課題が出来てきました。

縄文人のシーラカンス的なスモールタイヤ商売をどうするか? ですね。

オヤジ三人衆の平均年齢57歳となる高齢化スタッフ問題です。

 

今の道は このままやれるところまで やる。 ですが

アナログのスモールタイヤ商売は 弱者であり小さければまだまだ必要とされて行くと思います。

引き継ぎたい人 自分で商売の道へ進みたい人 

こういう人が居れば 全ノウハウを伝えたいと思います。

 

教えることは難しいので 一緒に働きながら口伝と我が背中で伝授します。

一番のポイントは 「3人で1人」というゴールデントライアングルの形成です。

小さな商売は3人が1人1人が商売人感覚も持ち

売ることと装着することをみんながすることです。

誰もが販売員をしながら取り換えもする、この中心者意識を持てれば次世代へ繋げます。

 

私としては 会社の存続は稲作(キーパー)へ道筋を作っていますから

タイヤ屋の継承は無理なら無理で構わないポジションです、

やる気のない人では無理ですから もし死ぬ気でやってみたい!なんて人が居れば

やってみませんか?

 

アナログで小さくて弱いタイヤ商売は面白いですよ~!

小さければそれが武器なり 

弱ければそれが強みとなりますから

死ぬまで続けられます。 

 

これは机上の空論ではなく 現実の兵法実践です。

 

タイヤ頭から経営者頭に切り替わってきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする