某世界的タイヤメーカーM社の担当者が 春先に変りました。
前任者は長らく担当してくれて
仕入れ価格の低減などに尽力してくれて
M社の販売方針が変わったこともあり
Mタイヤは大口径を中心によく売れるようになりました。
そして新たに担当となったT君は
販売実績の進行状況をメールしてくれるなど デジタル世代のセールスを行っています。
一方 超アナログなタイヤ専門店イマージンは デジタル？なにそれ？目標？そんなもの知らん！
と いった塩梅で デジタルセールスを煙に巻いてしまいます。
しかし T君はめげずに訪問してくれるのです。
聞けば 北九州で生まれ育ち 大阪の大学へ通い
最初の仕事は人材派遣会社で勤務先はメキシコだったそうです。
話す言葉は きれいな標準語で ・・・・と。の 博多弁も出ず 大阪弁もでません。
メキシコで転職活動をして M社の日本法人に採用され
帰国してタイヤ業界へ飛び込んできたらしい。
タイヤのことはほぼ知らず
組み換え作業の研修も受けていない
ど素人セールスの武器はデジタル機器と数値化された情報です。
色々話すうちに 妙にかわいく感じ始めて つい発注をしてしまいました。
コロナ禍で 在宅勤務で外出禁止が長かったそうで
家飲みで３キロは太ったT君。
タイヤのセールスは ベテランが良いわけではありません。
素人の初々しさは武器です。
素人は「わからないから教えて」が素直さとして武器になるのです。
デジタルセールならネット注文で十分です。セールスは要りません、
今後 タイヤも人を介さず ネット注文が主流になるかもしれませんが
アナログなタイヤ屋のオヤジが 世の中にいる限り
わけのわからないアナログは希少価値を持ちます。
世の中の少数派は 存在価値が高まるように思います、
タイヤメーカーに勤めるより タイヤ屋のオヤジになった方が良いかも！
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