米露土ロス
12.20 【ケリー国務長官の訪露】
ケリー国務長官は12月15日にロシアを訪問、セルゲイ・ラブロフ外相に続いてウラジミル・プーチン大統領と会談した。
シリアの体制を転換させようとはしないと発言する一方、バシャール・アル・アサド大統領はその地位から降りるべきだとも語った。
アサド体制の打倒を主張し続けているネオコン/シオニストに配慮したのかもしれないが、そのネオコンはケリー長官がアメリカ政府とロシア政府は考え方が根本的に同じだとしていることに反発している。
ロシア政府の主張は一貫、シリアの将来を決めるのはシリア国民だとしている。
【ロスチャイルド】
この
ISにはいくつかの資金源があるが、その中心は盗掘石油の密輸で、その密輸ルートをロシア軍が破壊している。
これまで石油の密輸を放置してきたことに関し、CIAのマイケル・モレル元副長官は副次的被害のほか、環境破壊を防ぐためだと主張して失笑を買った。
この密輸で中心的な役割を演じてきたひとりがビラル・エルドアン。トルコ大統領の息子だ。ビラルが所有する
BMZ社が盗掘石油を輸送しているのだが、ビジネス全体ではジェネル・エネルギー社が黒幕だとされている。
このジェネル・エネルギー社はジャージー島に登記されている。ジェネル・エネルジ・インターナショナルが投資会社のバラレスに買収されたのだが、この投資会社を創設したのはアンソニー・ヘイワード(元BP重役)、金融資本の世界に君臨している
ナサニエル・ロスチャイルド、その従兄弟にあたるトーマス・ダニエル、そして投資銀行家のジュリアン・メセレル。
ちなみに、ナサニエル・ロスチャイルドの父親、ジェイコブ・ロスチャイルドが戦略顧問として名を連ねているジェニー社は、イスラエルが不法占拠しているゴラン高原で石油開発を目論んでいる。
ジェイコブと同じように顧問を務めている人物にはリチャード・チェイニー、ジェームズ・ウールジー、ウィリアム・リチャードソン、ルパート・マードック、ラリー・サマーズ、マイケル・ステインハートなどがいる。
ロスチャイルドがウクライナの利権に関係していることも本ブログでは何度か指摘した。
シリアやイラクでの盗掘石油の密売ではトルコ大統領の息子やナット・ロスチャイルドのほか、トルコ北部を支配するクルド勢力も加わっている。このクルド勢力をイスラエルは支援してきた。
【TPP/TTIP/TiSA】
シリアだけでなく、中東全域、アフリカ、旧ソ連圏などに平和をもたらすためには、こうした富豪/巨大資本を押さえ込まなければならないのだが、こうした勢力は逆に既存の国を支配しようとしている。
私的権力による世界制覇だ。その仕組みとしてTPP(環太平洋連携協定)、TTIP(環大西洋貿易投資協定)、TiSA(新サービス貿易協定)も導入しようとしている。
12.13 ロシア船、エーゲ海でトルコ船との衝突を回避
「2015年12月13日、ギリシャのレムノス島から22㎞のエーゲ海北部にいたロシアの哨戒艦スメートリヴイ乗組員は、トルコのセーナー漁船との衝突を回避した」という。
トルコのセーナー漁船がロシアの哨戒艦まで600mという距離まで接近したことに伴い、衝突回避のため、船体に確実に命中しない距離を目がけ、トルコ船の航路に射撃を行った。
12.16 ダーイシュ(IS)シリア領外の油田獲得を目指す
テロ組織ダーイシュ(IS,イスラム国)は、シリア領の外にある油田も自分達のコントロール下に収めたいと望んでいる。特にリビアやシナイ半島(エジプト)にある油田が狙われている。米国政府高官が、ロイター通信記者に述べた。
12.24
ダーイシュ(IS)、ラジオ放送を開設
テロ組織ダーイシュ(IS、イスラム国、ロシアで活動が禁止されている組織)はアフガニスタンに「カリフ国家ラジオ」を開設した。戦闘員が連日ラジオに出て、テロリズム、暴力を宣伝し、
勧誘を行なっている。地元メディアが報じた。
戦闘員らは夕方6時以降、ラジオに出てくる。地元住民は当初、発砲音、モスク攻撃音を聞き、のち、アナウンサーが、コーラン音読に入る。
戦闘員らは時折、若いアフガン人に対し、テロリストの戦列に加わるよう呼びかける。また、全ての「不信心者」に対して脅迫を行う。
地元役人らによれば、ラジオ放送の発信地店を特定することは不可能である。ラジオはナンガルハル地方全域で聞えるという。地元住民は、パキスタンこそ放送のスポンサーではないか、と見ている。
80年前に
第三次世界大戦を阻止するプーチンの役割について、エドガー・ケイシーが予想していた
80 Years Ago Edgar Cayce Predicted Putin’s Role in Stopping WW3
10月25日【Waking times】http://www.wakingtimes.com/2015/10/16/80-years-ago-edgar-cayce-predicted-putins-role-in-stopping-ww3/ より翻訳
今日の地政学的出来事を眺めていると、まるで列車事故をスローモーションで見ているような気分になります。歴史から情報を得ていて、「世界大戦」と国際政治・国際的な銀行システムの裏にある影響力との関連性を理解している者にとっては、特にそうでしょう。
エドガー・ケイシーは世界で最も崇敬されているサイキック(霊能者)の一人であり、「眠れる預言者」としても知られています。また、彼こそがホリスティック医学の父であると考えている者も多く存在しています。
ケイシーは自由自在にトランス状態の意識に入ることができ、患者の代理として、あるいは観衆からの個別質問への返答のために、途方もない存在の次元からの情報を探り当てることができました。
彼がこれほどまでに有名になったのは、彼の際立った洞察力と正確性のおかげです。
彼が霊感によって「ソース(源)」から持ち帰った情報は個別の医学的な問題の関連情報がほとんどを占めていましたが、彼の膨大なリーディングや著書の分量は膨大なもので、その中には大規模な国際政治や社会的出来事に関連した洞察や予言も豊富に含まれていました。
「今日見た夢は、明日には答えになるであろう」-エドガー・ケイシー
ケイシーのサイキックを用いたリーディングの多くは二つの世界大戦と世界大恐慌の間、つまり20世紀初頭に行われたものですが、彼が1947年に死亡する前には、1929年のウォール街大暴落という株式市場の急激な下落や二つの世界大戦における出来事、さらに
二人のアメリカ大統領の突然の死などの予言などの多くが的中し現実に起きています。
彼が「世界情勢に関するリーディング」と呼んでいた予言のシリーズの中で、ケイシーは未来の世界経済、世界のリーダーシップ、集合的スピリチュアリティなどに関し多くの卓越した発表をしていますが、その中でも来るべき世界的混乱の最中に
ロシアが世界を正しい方向へ導く勢力としての役割を果たすということに言及しているのは非常に興味深いことです。
ヨーロッパの目の上のこぶ
ケイシーは、未来の世界的危機は経済に左右されて起こり、またロシアが第二次世界大戦の後、人類の善性に対抗するがごとく自らを組織立てる経済的権力者側にとって邪魔な存在となるであろうと予知していました。
1932年にヨーロッパにおける政治的・経済的トレンドについて質問された際に、ケイシーの関心はロシアに集まっていました。
ヨーロッパは解体された住宅のようなものです。数年前、偉大な人民達はごく少数の人間の満足と喜びのため、あらゆる人権が無視されて踏み潰されるような経験を受けました。
そしてある国の人民は再び生まれ変わる経験をし、世界、そしてヨーロッパという政治・経済国家の多くにとって悩みの種になっています。
質問:その国の名前とは・・・?
回答:ロシア!(3976-8)
枢軸国に敗北してから70年後の今、ロシアは再生していますが、ロシア以外の世界では依然として西側グローバリストらの銀行カルテルに大きく抑圧されています。
銀行カルテルは、IMF(国際通貨基金)や世界銀行、国際決済銀行(BIS)、各国中央銀行の世界的ネットワーク、準備銀行、開発銀行、投資銀行などで組織化されており、世界中の選任された銀行は無限に管財人の管理化におかれ、世界中の市民は数学的に返済の不可能な負債の奴隷のようになっています。
ナイフの刃の上のような瀬戸際にある今日の状況
2013年、アメリカは明らかに偽りの大義名分に基づいてシリアを侵略しようと試みました。
当時のシリアは私たちが今目撃しているほど酷い状況にまで発展していませんでしたが、プーチンは紛争に対して軍事的介入を行うと脅迫し、アメリカの関与を阻止しました。
ウクライナでの慎重に計画された破壊工作は、ジョージ・ソロスが資金提供するカラー革命で内政を混乱させる工作員チームによってひき起こされ、その後、IMFがウクライナを負債によって支配しようと数百億ドルの開発ローンを同国に申し出ています。
ここで銀行家カバールの世界的計画を調べる能力があり、
ウクライナやクリミアが西側に支援された勢力の手に陥落させることを拒んだ唯一の勢力は、ロシアのプーチンだけでした。
中近東という壮大なチェスボードは燃え上がり、世界は非常に可能性の高い第三次大戦への激化と、あるいは世界中の首脳陣がいきなり正気に戻ってこの状況の激化を沈静させるというごく薄い希望の間に挟まれ、かみそりの刃の上を歩いているような状態にあります。
このような来るべき時代において、
ロシアが「世界の希望」となる役割を果たすとケイシーは述べていました。
ロシアから、世界の希望が出てきますが、これは共産主義、あるいは共産党系過激派ボルシェビキなどとも言われているような意味で言っているのではありません。
いや、私が言おうとしているのは、自由です。そう、自由!
それぞれの人間が、自分の周りの人間のために生きるということです!
指針が生まれました。結晶化するまでには数年はかかるでしょう。しかしロシアから再び、世界の希望が出てきます。
(エドガー・ケイシー、1944年 No. 3976-29)
シリアやイラクで起きていることはより複雑化し、同地域の人々に壊滅的な被害をもたらしています。ISISはショックと畏怖の組織的活動を展開し、キリスト教徒、シリア人、クルド人、近代的なイスラム教徒、シーア派イスラム教徒、そして間に立つあらゆる者に対して血なまぐさいテロ行為を行っています。
誰もが明確に知っている通りISISは、間接的にシリアのアサド政権を転覆させる手段としてアメリカおよびイスラエルからの資金や兵器の提供を受けています。
アメリカおよび同盟国はISISに対する責任は負っていないかのようなふりをし、ISISを阻止する力を持ち合わせていないかのように行動しています。
一方でプーチンは、世界に対し西側のISIS、そしてシリアを完全に破壊して数十万あるいは数百万の国民を殺傷したその他の傭兵部隊に関する真実、そして今ではマセドニアでの危機にまで拡大しているヨーロッパでの恣意的、強制的に作り出された難民問題について、穏やかに、かつ不明瞭な言葉は使わずに世界に向けて語りかけています。
次の動画では、ウラジミール・プーチンは目を見張るような明確さでシリアの状況を説明していますが、非常に説得力があるものになっています。
プーチンの記者会見 アメリカの現状を非難。(日本語字幕付き)
アメリカは何年もISISに攻撃をしていましたが実際にはISISの被害を出すことは望んでいませんでした。一方でロシアは、どちらかといえば基本的な軍事的成果であるISISの武器集積所および供給ラインの破壊に成功し、ISISの前進を迅速に阻止することができました。
アメリカの民主党チュルシ・ガッバード下院議員でさえ、大統領に向かってロシアがISISを攻撃することがなぜ悪いことなのか質問さえしているほどです。
ロシアのスピリチュアリティの発展とリーダーシップについて
ロシアが
西側の資本主義の退廃した倫理観への対抗勢力として立ち上がり、世界の大きな希望の星としての役割を果たすためには、国内である種のスピリチュアリティを展開させる必要があったということを第二次世界大戦が始まる前の時点ですでに、ケイシーは予測していたようです。
「いわゆる資本主義国家がロシアに対する態度は、どのようなものであるべきでしょうか」という質問をケイシーが受けた際、次のように答えています。
「ロシアでは自国内の宗教的発展により、世界の大きな星となるでしょう。
その後、より近い関係の国あるいはグループが、段階的な変化と誰が世界を支配するかに関する条件の最終同意の中でよりよくやっていく可能性があります」(3976-10)
そしてその6ヵ月後、以前の予想を明確にすることとなる追加情報が公開されています。
「ロシアから、より世界的な宗教的思想、あるいは傾向の基本となりうるものが出てくる可能性があります・・・(3976-12)」
1938年6月に、ヒュー・リン・ケイシーがロシアの状況について聞いたところ、エドガー・ケイシーは次のように答えています。
「新しい認識が起き、人々を悩ませることになるでしょう。この時点で圧政による束縛、そして自己中心主義が原因で新たな過激派を隆盛させます。
言論の自由が存在し、良心からの命令に従った崇拝を行う権利が認められる状態が起こるまでは、社会の不安定さはなくならないでしょう (3976-19)」
(出典)
つまりケイシーは、
ソビエト連邦の支配という試練およびソビエト連邦の崩壊後のロシアについてばかりでなく、人類を抑圧するために何世紀にも渡って組織的活動を行っているシオニストのカルテルから人類を解放するためには、人間中心主義的価値観が必要になる、と言っているように思われます。
切実に必要とされている霊的なリーダーシップのようなもの、つまり世界的な破壊が保証されている第三次世界大戦を経験せずにこのような移行が実現することを可能にするような考え方がこの時点のロシアから現れる、とケイシーは述べています。
プーチンは聖人とはとても言えませんし、国家主義的な組織による策略の可能性も過小評価はされていません。しかし人類がかみそりの刃の上のような瀬戸際に立たされているこの時点で、国際政治の舞台で主要なプレーヤーを概観してみると、他の国際的リーダーが使っていない切り札をプーチンだけが行使しているように見えます。
その切り札とはつまり、常識のことです。
どういうわけか狂ってしまった世界において、スピリチュアルな世界のリーダーシップとはどう目に映ると思いますか?
最初は、常識として目に映るのではないでしょうか?当然の話ですが。
「常識とは良心から生じるものである、とまでアリストテレスは考えていました。
では常識に欠け、良心や道徳心、共感心、正気、創造性、審美眼、識別力、そして愛情がほとんど存在していない社会があったとして、かかる人民を統治しようと名乗り出る方法とは?」(出典)
他に考え付く選択肢の中でも、シリアでのプーチンの行動は最も常識的なものです。プーチンはすでに、トルコによるシリア侵略を阻止し、国境でエルドアン大統領で抑えたようで、さらにISISの活動を徹底的に中断させることに成功しています。
これら二つの業績は、背信行為の最前列で常識という理念による勝利を収めたようなものです。
ロシアが精神性のリーダーシップと、西側によって仕組まれている世界第三次大戦という確実な破滅の間の常識というギャップを埋めるだろうということを、エドガー・ケイシーはどのようにしてか知っていたのでしょうか?
現在のアメリカとロシアの関係について、最近のサミットでロシアがアメリカについて次のように言及しています。
「あなた方は支配したいという終わりのない欲望を乗り越える必要があります。帝国主義的な野望から行動するのを止めなければいけません。
帝国主義的政策以外には、他に道はないという有害な考えで、何百万人もの人間の頭の中を毒さないで下さい」-ウラジミール・プーチン
プーチンは私たちの関心を、他には誰も好んで話そうとしない巨大な支配者層に向けさせようとしています。アメリカや西側諸国はもはや、世界に対して道徳的優越性を持ち合わせていません。
ケイシーはまた、アメリカの道徳性が将来、腐敗することについてもコメントを残しています。
ケイシーは1944年6月22日に世界情勢に関するものとしては最後になったリーディングの中で、魂と「アメリカの罪」に関する発言を行いました。それから6ヶ月も経たない間に、彼は他界しています。
ア メリカの魂とは何でしょう?ほとんどの人は、誇らしげに「自由」と豪語することでしょう。では何の自由でしょうか?人々の心や頭脳を様々な方法・手段を 使って縛りつけておいて、言論の自由が得られるでしょうか?信仰の自由?欲望からの自由?
・・・このような道理が適用され・・・アメリカは豪語するかもし れませんが、かかる道理は忘れられ・・・そしてそれがつまりアメリカの罪なのです。
(3976-29) 1月のリーディング3975-15
結論
経済的支配、政治的混乱、そして世界大戦、カオスから生まれる秩序を通じて世界を乗っ取ろうとしている西側のカバールの計画を、プーチンが阻止することをエドガー・ケイシーは予知していたのでしょうか?
ケイシーはまた、第三次世界大戦の可能性についても予知しています。
そして「リビアやエジプト、アンカラ(トルコの首都)、そしてシリア内、海峡を通じ、ペルシャ湾以北のこれらの地域」で対立が生じると述べています。(出典)
人間の意識がソースと繋がり、未来についての情報を引き出すことができるという力を信じるかどうかはここでは追求しません。
しかし今になってこれほどまでのことが目の前に並べられると、ケイシーのロシアに関する予言はかなり先見性のあったものということが分かっています。
ということは、予見性のない人間によってあらかじめ考え出された「これから数年の間に起こだろう」という見解についてはあまり固執しなくてもよいのではないでしょうか?
そして現在の権力者層には常識の欠片や人間優先主義的な統率力が欠如しているような状況で、尊敬を集める霊能者に方向性を求めるというのも悪くないかと思います。
しかし最終的には、ケイシーが受け取った情報も実際には私たちの行動を促す刺激に過ぎません。それでも彼の過去を知ることによって、私たちの未来に対するヒントや希望とすることができます。
世界が向かっている方向性について気になる場合は、あなたの行動を奮起させるようなケイシーの言葉が参考になるかもしれません。
(翻訳終了)
10月8日
★プーチンの記者会見 アメリカの現状を非難。(日本語字幕付き)
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12093852245.html
☆ プーチンの政治には、魂がある、私は、聖人と呼びます。