3.26 アタカマ砂漠のミニ「エイリアン」の正体が明らかに【写真】
アタカマ砂漠で2003年にミイラが見つかった有名な15センチの「エイリアン」アタは、骨格の成長に関係する遺伝子に深刻な変異を持っていた子供だったと判明した。
論文は科学誌『Genome Research』に掲載された。
米スタンフォード大学のギャリー・ノーラン教授は「これは宇宙人ではなく、早産か過期産で出産後すぐに亡くなった子供だと、もうはっきりと言うことができる」と述べた。
ノーラン教授によると、アタは外見だけでなく中からもエイリアンのように見える。
例えば、身長がわずか15センチで母胎にいる胎児同様なのに関わらず、骨格の構造や発達度は8歳の子供の骨格に似ている。
さらに、アタの肋骨は通常の12対ではなく10対しかない。
アタは2003年、アタカマ砂漠のゴーストタウンで発見。
その珍しい外見は正体に関する多くの説を産んだ。その中に、「エイリアン」説がある。
1.16 スイスで発見のミイラ、英外相の「遠い祖先」と判明【写真】
1975年にスイス北部バーゼルにある教会の一つで修復作業中に発見された女性のミイラについて、何年にもわたる調査ののち、スイスの研究者らがこのミイラの身元を特定したと、英BBCが25日伝えた。
古文書記録の調査によって、この女性がバーゼルで有名なビショフ家の一員だった可能性があるとの見解が導き出された。
英BBCによると、ミイラの体内からは、15世紀末から19世紀にかけて梅毒の治療に使われていた水銀が発見された。
まさにこの水銀が体内にあったことが、死体の組織が保存されることを促したという。
研究者らは現代的な手法を用いて、ミイラの足の親指からDNA資料を採取することに成功。
ビショフ家の現在生存している子孫の一人から採取したDNAサンプルと比較した結果、この子孫と発見されたミイラが99.8%の確率で母方の親戚同士であることがわかった。
ミイラが1719年にバーゼルで生まれた「アンナ・カタリーナ・ビショフ」のものであることも突き止められた。
アンナは聖職者と結婚し、7人の子供をもうけた。その何代もあとの子孫がジョンソン英外相であることが判明した。
今のところ、ジョンソン氏はこのニュースについてまだ何もコメントしていない。
1.28 DNAに書き込んだビットコインの秘密鍵のコード解読に成功
ベルギーのアントウェルペン大学院生サンダー・ヴュッツ氏は、欧州バイオインフォマティクス研究所の研究員であるニック・ゴールドマンが発表した課題を解いた。同大学が明らかにした。
課題は3年前の2015年1月21日、スイス東部ダボスで開かれた世界経済フォーラムで発表された。
ゴールドマン氏はそこで、デジタルデータ保存先としてのDNA使用について語った。
ゴールドマン氏はコード化したビットコインの鍵を書き込んだDNAが入ったチューブを配布。
解読者には当時200ドルだったビットコインを提供すると約束した。
2017年末、ビットコインの価格は100倍になった時にヴュッツ氏は課題について知った。
チューブを手に入れたヴュッツ氏はコードの解読を開始し、ラボラトリーで2ヶ月作業し、解読に成功した。
DNAは仮想通貨のコードだけでなく、あらゆるタイプの情報の理想的な保存先になりうる。
先日、初めてDNAに音楽が記録され、マイルズ・デイヴィスとディープ・パープルの曲が書き込まれた。
研究チームは、1000年はデータが劣化しないと見ている。