ポニョ:リビアのカダフィー大佐と言えば、国民からお父さんのように慕われていたんや。
六十年前に、アフリカ諸国の中でも一番貧しかったリビアを納豆軍から侵略を受ける前には、アフリカ諸国の中で一番生活水準が高い国に作り上げたんや。
ヨシオ:へえー。それは知らなかったな。
ポニョ:ロシアやサウジアラビア、ブラジルより高かってんで。
新婚夫婦には、国から五百万円の祝議が出るし、全ての家庭の電気代は無料や。
ところで電気代もタダって、いくら使ってもタダなんか?
ポニョ:その通り。それだけと違うで。
カダフィーのお父さんは貧しくて家を買えなくて亡くなり、とても苦労をしたので、カダフィーは全ての国民に家を与える約束をしたんや。
おいらこの話を最初に聞いた時、なんか感動して涙出てきたわ。
それになんか腹が立って来た。今まで騙されてきた事に。
ヨシオ:そうやな。こんな事、どの新聞も報じてないで。
ポニョ:その国民との約束守るために、銀行ローンは利息0%と法律で決められてるんや。
それだけやないで、驚くなかれ医療はタダなんや。
教育も無料やで。
だから、建国当時80%の文盲率が逆に、80%の識字率になったんや。
医療も、もしその患者の病気をリビヤで治せない場合、国が責任持って外国の病院や医師を紹介してくれるんや。
ヨシオ:それはすごい話やな。
ポニョ:ガソリン代は一リッターたった14円。
しかも、新車を買う時は、国が半額出してくれるねんで。
もしおいらみたいに農業をやりたかったら、国が家付きの農地をくれるし、農機具、家畜、種なども無料で与えてくれるんや。
ヨシオ:俺もう口ふさがらんわ。これやったら、生活水準が世界で一番になるはずや。
でも、どうしてこんなに国民が優遇されとるのに納豆軍が侵略始めた時に、みんな反対しなかったんや。
ポニョ:そら、ものすごく反対したぜよ。
首都のトリポリだけでも170万人というから首都の95%の人口が侵略に反対して緑の広場に結集したぜよ。
でもそんなことは、西側マスゴミに完全に無視された。
お陰で、世界の世論はカダフィーを悪者にしたてあげたマスゴミの言うことを信じて、地球の一つの良心を黙殺したんや。
三万人が犠牲になったんやで。アフリカの星が地に落ちた日や。
ヨシオ:悲しい話やな。
でも、やつらは何でカダフィーを目の敵にしたんや。
ポニョ:それは、さっきも言うたキーワードや。
ヨシオ: 通貨発行権か。
ポニョ:そうや。
カダフィーはアフリカン ディナール別名、ゴールドディナールという金本位制のアフリカ統一通貨を他のアフリカ諸国と一緒になって発行しようとしていたんや。
リビヤだけでも、144トンの金の延べ棒を持っていたんので、それをベースに通貨を発行しようとしていたんや。金と換えれるんや。
ヨシオ:そんな事をされたら、アメリカのドルはおしまいや。
ポニョ:だから、やつら慌ててカダフィーを消しにかかったんや。
話は飛ぶけど、イラクのフセインも石油の決済代金をドルからユーロに換えようとした事も一因で、奴らに消されたんやで。
ヨシオ:ひどい話やな。
ポニョ:とにかくアフリカでは、奴らは三つの占領政策をずっととってきてる。
一つは、部族間や国家間にわざと緊張を作り殺させ合う。
もちろん、どちら側にも武器を提供する。
二つ目は、教育を受けさせない。奴らの支配に気付かせない。文盲のままにさせる。愚民政策や。
三つ目は、目覚めた者、気付いた者やそういう勢力を抹殺する。という政策や。
これらは、ずっと昔から奴らがやって来た手法なんや。
あの坂本龍馬もただの奴らの武器商人だったに過ぎないんや。
坂本龍馬が通っていたグラバー邸の灯篭に、降りーメイソンの印が刻まれてるぜよ。
カダフィーがやろうとしていたのは、通貨の件でロス茶位ルドに戦いを挑んだだけではないんや。
アフリカ諸国の通信業を奴らから取り戻そうとしたんや。
奴らは、毎年500億円もアフリカ諸国から利益を上げてたから。
カダフィーは、ロシアと中国に頼んで400億円でアフリカを全てカバー出来る通信衛星を打ち上げる予定やったんや。
カダフィーは、そのうちの300億円を拠出する予定だった。
しかし、それもこれも全て奴らの軍隊、納豆軍に侵略されてオジャンになってしまった。
もちろん、リビヤの中央銀行もロス茶位ルドに乗っ取られたんや。
例の144トンの金の延べ棒もポッポ無い無いじゃ。
カダフィーが殺された日は、アフリカが殺された日じゃ。
アフリカ諸国民すべてが泣いたんやで。
カダフィも、後世の歴史家によって巨大なロス茶位ルドに挑んだ現代の英雄と、正しく評価され直されるやろな。
https://blog.goo.ne.jp/saiponics/e/85001bc799905d5aadff5283c38470c2