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スパシーバ  プーチン

魅力あるプーチン
偽ユダヤによって捏造されたプーチン像と歴史をくずす

「闇の正体は偽ユダヤ」海外記事の移行。 

マドゥロ氏 訪露へ  米国は資源を必要としている

2019-05-08 15:50:12 | カストロ  南米







5.6 マドゥロ大統領、ペテルブルク国際経済フォーラムに参加するため6月に訪露の可能性」


ベネズエラのアレアサ外相は、同国のマドゥロ大統領がロシアのサンクトペテルブルクを訪問し、ペテルブルグ国際経済フォーラムに出席する可能性があると発表した。


アレアサ外相はモスクワのベネズエラ大使館で開かれた記者会見で


「もちろんベネズエラはサンクトペテルブルク国際経済フォーラムに参加する。


代表団の正確なメンバーはまだわからないが、マドゥロ大統領がフォーラムに出席できることを願っている。


マドゥロ大統領はペテルブルクを訪れ、プーチン大統領と会うことを望んでいるだろう」と述べた。


今年のペテルブルク国際経済フォーラムは、6月6日~8日に開催される。


同フォーラムは1997年から開かれており、2006年からはロシア大統領参加のもとで開催されている。


ビジネス界の代表者らが交流し、ロシア、新興市場、また世界全体が直面している重要な経済問題を議論するための場となっている。






5.7 マドゥロ大統領:米国はベネズエラの天然資源を必要としている



ベネズエラのマドゥロ大統領は、米国は石油やガスなどのベネズエラの天然資源を必要としていると考えている。



マドゥロ氏はテレビ局RTに「トランプ(米大統領)がベネズエラで探しているのはベネズエラの石油、ベネズエラの資源だ。

金、ガス、ダイヤモンド、その他の資源だ」と語った。



またマドゥロ氏は、自身がどのように歴史に刻まれるかは気にしていないが、

ベネズエラの歴史に裏切り者として刻まれることはないと強調した。








ベネズエラでフェイクニュースが物笑い  ニツポンの自衛隊

2019-05-03 15:31:18 | カストロ  南米


 アメリカ政府が仕掛けたベネズエラのクーデターは失敗に終わった。


ドナルド・トランプ大統領は乗り気でないようで、

推進しているのはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、ジョン・ボルトン国家安全保障補佐官たち。


大統領がシリアからの撤兵を命じたときに抵抗、命令を阻止したトリオだ




 シリアを含む中東から北アフリカにかけての地域で展開されてきた政権転覆プロジェクトやウクライナでのネオ・ナチを手先に使ったクーデターを支援していたアメリカの有力メディアはベネズエラでも侵略の応援団。



 例によって「民主化」を求める人びとが「独裁者」を追い詰めるという西側の「リベラル派」が喜びそうなストーリーを有力メディアは流しているのだが、


事実との乖離が大きい。


ワシントン・ポスト紙は大規模な政府支持デモの参加者を約500人と主張したが、​映像​を見れば明らかに嘘。自らの信頼度を下げることになっている。



 アメリカ政府がベネズエラの「暫定大統領」に任命したフアン・グアイドは4月30日に軍事蜂起を呼びかけたが、「笛吹けど踊らず」。


グアイドと同様、反政府派の象徴になっているレオポルド・ロペスはスペイン大使館へ逃げ込み、クーデターに参加した兵士25名はブラジル大使館へ逃げ込んでいる。



 ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は航空機でキューバへ逃げようとしていたポンペオ国務長官はメディアに説明、失笑を買った。


ポンペオもワシントン・ポスト紙もクーデターは成功すると信じていた、あるいはベネズエラ政府から偽情報をつかまされていたのかもしれない。



 おそらくアメリカ側は政府の要人や軍の幹部を買収することに失敗したのだろうが、


次はアメリカ軍の侵攻というを政府の好戦トリオや有力メディアなどは考えているかもしれないが、


戦争になれば泥沼化は必至で、数十年は戦闘が続くと考えられている。統合参謀本部は軍事侵攻に乗り気ではないだろう。



 イラク、シリア、イランへ軍事侵攻するというプランをポール・ウォルフォウィッツがフォート・アーウィンの司令官だったウェズリー・クラーク准将(当時)に語ったのは1991年。


ソ連の消滅を見通し、アメリカは好き勝手に軍事力を行使できると主張していたという。当時、ウォルフォウィッツは国防次官を務めていた。



 2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された直後、クラークは統合参謀本部を訪れる。欧州連合軍最高司令官を経て2000年に退役していた。退役時は大将だ。



 そこでクラークは国防長官の計画を知らされる。


イラク、シリア、イランに加え、レバノン、リビア、ソマリア、そしてスーダンを攻撃するというのだ。


この計画を教えた軍人は苦悩の表情を見せていたという。



アメリカ軍の幹部の中にはネオコンの軍事作戦を愚かだと考える人が少なくなかった。(自衛隊の幹部は違うが。)



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◎ 1954年 自衛隊創設 


在日本 李氏朝鮮関係者が支配する軍隊である自衛隊創設。 


後に李一族に合流する抗日活動家の半島系宗教団体が自衛隊の権限強化を推進するのは、

自衛隊が李氏朝鮮関係者によって支配された軍隊であるからです。 


● 世界思想 半島系宗教団体による救国活動 自衛隊権限強化歓迎 
↓1941年に抗日活動で逮捕された半島系抗日活動家の宗教が、 なぜ自衛隊権限強化を歓迎するのか。 
● Rev Moon True Love 1941年に抗日活動で逮捕 



☆ アキヒト ミチコが 自衛隊機を 被災地に利用

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 ベネズエラへの軍事侵攻が無謀だという意見がある中、トランプ政権で教育長官を務めるベッツィ・デボスの弟で、傭兵会社のブラックウォーター(2009年にXE、11年にアカデミへ名称変更)を創設した​エリック・プリンスは傭兵5000名を投入できればベネズエラの政権転覆に貢献できると発言​したという。



 プリンスは海軍の特殊部隊SEALの元メンバー。特殊部隊は歴史的にCIAと近い関係にある。



https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905030000/











米国はベネズエラでクーデターに失敗

2019-05-02 14:55:55 | カストロ  南米



 日本のマスコミは天皇が退位する、即位すると騒いでいる。


彼らにとって天皇とは「至高の存在」なのだろう。


日本は第2次世界大戦で降伏する前と同じように天皇制官僚国家であり、その元首は天皇だということである。



 しかし、徳川時代の天皇は忘れ去られた存在だった。当時の天皇は生活に困窮し、短歌を売っていたという話を聞いたこともある。


徳川の拠点である江戸に住む人びとが「公方様」として意識していたのは徳川家だ。



 その忘れられた天皇を発掘し、徳川に代わる体制の象徴にしようとした人びとがいた。

その人びとによって現在の天皇制、明治王朝が誕生した。その後ろ盾がイギリスの支配層だ。



 徳川から明治へ移行する時期、つまり明治維新の頃、イギリスはビクトリア女王が君臨していた。


心霊術にのめり込んでいた人物として知られている。



 女王は夫のアルバート(ドイツのザクセン・コーブルク・ゴータ公の次男で、夫妻はいとこの関係)からアドバイスを受けていたとされているが、


それ以上に影響力を持っていたと思われるのがネイサン・ロスチャイルド、セシル・ローズ、ウィリアム・ステッド、レジナルド・ブレット(エシャー卿)、アルフレッド・ミルナー(ミルナー卿)など。



 言うまでもなくロスチャイルドは強大な金融資本の支配者でローズのスポンサー。


ステッドはジャーナリストで、ブレッドはビクトリア女王の相談相手だ。


後にブレッドはエドワード7世やジョージ5世の顧問を務めることになる。



 当時のイギリスはいわゆる産業革命で生産力が上がったものの、商品が思うように売れない。


国内では貧富の差が拡大、民の貧困化が深刻になる。


そこで始めたのが麻薬取引と侵略戦争。


中国(清)の富を奪うためにアヘン戦争を始めたのが1840年。


その年にビクトリア女王とアルバートが結婚している。


イギリスが「世界経済の覇者」と呼ばれるようになるのはそれ以降だ。


大英帝国とは侵略と略奪で成り立っていた。





 中国より前にイギリスが植民地化していたインドでは1857年に傭兵(セポイ)が武装蜂起、一般のインド人を巻き込んで大反乱になった。


鎮圧されたのは1859年。


その年にアヘンと武器の取り引きで大儲けしていたジャーディン・マセソンは日本へふたりのエージェントを送り込む。


ひとりは歴史小説で有名なトーマス・グラバーで、赴任地は長崎。


もうひとりはジャーディン・マセソンの創設者一族に属すウィリアム・ケズウィックで、赴任地は横浜。




 明治政府は1872年の琉球併合から台湾派兵、江華島事件、日清戦争、日露戦争というように東アジア侵略を開始、

その背後にはイギリスが存在していた。日本人はイギリスの支配者に操られていたと言える。




 そのイギリスは1899年からボーア戦争(南アフリカ戦争)を開始、金やダイヤモンドを産出する南アフリカを制圧する。



その直前に南アフリカではダイヤモンドが発見され、その利権に目をつけたイギリスの支配者たちが引き起こした戦争だった。


後に首相となるウィンストン・チャーチルもこの戦争で頭角を現している。


この戦争で世界の金をイギリスが支配するようになり、金本位制を採用する国々の通貨も支配できるようになった。




 ちなみにチャーチルは貴族階級の家に生まれたが、父親のランドルフ・チャーチルは甘やかされて育ったプレーボーイで、46歳のときに梅毒が原因で死亡している。



 生前、ランドルフはネイサン・ロスチャイルドから多額の借金をしていたことでも知られ、その額は現在の価値に換算すると数百万ポンド、つまり数億円。いくらでも借りられたという。


ランドルフがロスチャイルドを裏切らない限り、借金は返済する必要がなかったようだ。



 ネイサン・ロスチャイルドと親しい関係にあったジョージ・ピーボディーは銀行を経営していたが、そのパートナーがジュニアス・モルガン。


その息子がジョン・ピアポント・モルガンだ。


ネイサンはこの若者をアメリカにおけるビジネスの責任者にしている。そして巨大銀行のJPモルガンが生まれる。関東大震災以降の日本に大きな影響力を及ぼすことになるのはこのJPモルガン。


 この銀行が中心になり、アメリカでは1933年から34年にかけてフランクリン・ルーズベルト政権を倒し、ファシズム体制を樹立させようというクーデターが計画されている。


 そのJPモルガンが駐日大使として日本へ送り込んできたのがジョセフ・グルー。本ブログでは繰り返し書いてきたが、グルーと親しかった日本人には秩父宮、松平恒雄、徳川家達、樺山愛輔、牧野伸顕、吉田茂、岸信介、松岡洋右などが含まれる。中でも親しかったのは松岡。戦争が始まり、離日する直前にグルーがゴルフした相手は岸だ


 要するにイギリスとアメリカの金融資本はつながっているのだが、その金融資本を中心とする支配層がベネズエラの石油を狙っている。



 4月30日にもクーデターが試みられたが失敗、フアン・グアイドと反政府派の象徴になっているレオポルド・ロペス(2014年のクーデター未遂で自宅軟禁中だったが、

クーデター派によって解放されていた)はスペイン大使館へ逃げ込み、クーデターに参加した兵士25名はブラジル大使館へ逃げ込んだ。



 クーデタの失敗を受け、アメリカのマイク・ポンペオ国務長官はメディアに対し、


ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は航空機でキューバへ逃げようとしていたが、ロシアの説得で留まったと主張している。


実際はごく狭い地域で混乱があっただけで、基本的に国内は安定、逃亡するような状況ではなかった。


ポンペオは失笑を買っただけ。


 アメリカ支配層が発する嘘の質が急速に劣悪化している。


アメリカを中心とする支配システムの崩壊は早いかもしれない。


アメリカの支配システムが崩れれば、日本の天皇制官僚制も維持できなくなる。



https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905020000/







米・ベネズエラ上空飛行を禁止  露・ポンぺオ長官の発言を否定

2019-05-02 14:55:21 | カストロ  南米







5.1 米連邦航空局、米国の航空会社にベネズエラ上空の飛行を禁止


米連邦航空局(FAA)は同国の航空会社に対し、ベネズエラの「政治的不安定と緊張」を理由に、ベネズエラ上空の飛行を禁止し、


48時間以内にベネズエラから出国するよう指示した。

FAAのホームページに警告が掲載された。


FAAはベネズエラ上空の飛行を禁止したが、

「パイロットが飛行について安全に遂行されると判断した場合、ベネズエラ領内およびベネズエラの空域内にいる人々は、警告が掲載されてから48時間以内に最も迅速な方法でベネズエラの領土および空域から出ることができる」と伝えた。


警告は、米国に登録されているすべての航空会社を対象としている。


4月30日、ベネズエラ野党指導者のグアイド氏は、同国のマドゥロ政権を打倒する「自由作戦」を完了するために、


軍には決起を、国民には反政府デモに参加するよう呼びかけた。



なおベネズエラのパドリノ国防相は、同国の軍は「憲法および合法的な政権」の側に完全に留まっていると発表した。



ベネズエラでは1月21日、マドゥロ大統領に対する大規模な抗議デモが始まった。

同月10日には、マドゥロ大統領の2期目の就任式が行われたばかりだった。



野党が過半数を占めるベネズエラ国会のグアイド議長は、違法に暫定大統領就任を宣言した。


米国をはじめとした一連の西側諸国は、グアイド氏の暫定大統領を承認した。



マドゥロ大統領はグアイド氏について、米国のマリオネット(操り人形)だと指摘した。


ロシア、中国、トルコ、その他の複数の国は、マドゥロ氏を合法的な大統領として支持した。









5.1 露外務省、マドゥロ大統領の出国にロシアが反対したとのポンペオ国務長官の発言を否定


ロシア外務省のザハロワ報道官は1日、ポンペオ米国務長官が4月30日にCNNテレビで、ベネズエラのマドゥロ大統領がキューバへの出国を試みたがロシアが反対したと主張したことについて、CNNテレビに事実と異なっていると伝えた。



CNNテレビはザハロワ報道官のコメントとして

「米国は全力でベネズエラ軍の士気喪失を試み、情報戦争の一部としてフェイクを使用した」と報じた。


ポンペオ国務長官は4月30日、CNNのインタビューで、マドゥロ大統領が飛行機でベネズエラからの出国を試みたが、ロシア当局が反対したと主張した。



ポンペオ氏によると、米国はマドゥロ大統領がキューバへ逃亡する準備をしていたとする情報を持っている。


この発言を受けてマドゥロ大統領は、ポンペオ氏を軽薄だと非難した。








ボリビア大統領 ベネズエラ問題で米を批判

2019-04-16 15:36:18 | カストロ  南米








4.11 ボリビア大統領、米国をベネズエラ問題で批判


トルコを訪問中のボリビアのモラレス大統領は、ベネズエラ問題ではアメリカの干渉が足かせになっていると批判した。



1月21日、ベネズエラでマドゥロ政権に対する大規模なデモ運動が発生し、グアイド議長が暫定大統領就任を宣言したことを背景に、


米国をはじめとする欧州諸国はグアイド暫定大統領の支持に回る一方で、


ロシア、中国、トルコ、ボリビアは現行政府を支持している。



この対立に関し、モラレス大統領は訪問先のトルコのアナドル通信社の取材に答えた中で、


「 マドゥロ政権とベネズエラの国民は対話を求めている。


ベネズエラの反体制派も対話を求めているとの情報が入っている。


ところがトランプ米大統領はこうした動きを阻止しようとしている 」と米国を非難した。



モラレス大統領はさらに、「 スペインのサパテロ元首相は一度ならず対話の機会を設けようとし たにもかかわらず、米国はその動きを阻止した」と批判した。










メキシコ  人身売買から移民が解放される

2019-04-03 12:06:48 | カストロ  南米



4.2 メキシコで、人身売買業者の手から移民330人以上が解放される


メキシコ最高検察庁は1日、米国へ犠牲者を運んでいる人身売買業者の手からから外国人の移民338人を解放したと発表した。


検察庁によると、メキシコ南東チアパス州で、主に中米からの移民を運んでいたバス5台を停車させ、
不法移民の輸送に関与した疑いのある15人を拘束した。



なお、移民338人中157人が子どもだったという。


大多数の移民がグアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグアのパスポートを持っていたほか、キューバ人も1人いた。



中米からの移民集団は、昨年秋にメキシコ経由で米国をめざして移動を開始した。


結果、メキシコの米国との国境地帯には、中米諸国から到着した数千人の移民が集まった。



大勢の移民が、麻薬カルテルの犠牲になっている。


人権活動家らによると、メキシコでは平均で年間およそ2万人の不法移民が拉致されている。



犯罪者らは通常、1人の解放に対し2000ドルを要求している。








初めからそのつもり? ベネズエラについてロシアと協議?

2019-03-31 14:43:16 | カストロ  南米



3.30 ベネズエラ情勢をロシアと協議も=トランプ氏


トランプ米大統領は米フロリダ州で、ロシアのプーチン大統領とベネズエラの情勢を協議する可能性もあるとの見方を示した。


「私たちは社会主義について話していく。

ベネズエラを見て下さい。


私たちは多くの人と、このことについて話していく。


プーチン大統領や中国の習近平国家主席とも、可能性がある」



今年1月23日深夜から翌24日にかけて、ベネズエラではクーデターが試みられた。


ベネズエラ野党の指導者、フアン・グアイド国会議長はカラカスの路上で何万人もの支持者を前に集会を行った。


米国は、ニコラス・マドゥロ大統領に対する反対運動のリーダーとなった、つい最近までほとんど世界に知られていなかった35歳のグアイド国会議長を支持している。


カラカスでの反体制派によるデモンストレーションは、1958年に独裁者のマルコス・ペレス・ヒメネスがその座を追われた日にあわせて行なわれた。










ベネズエラに中 露軍が到着②  

2019-03-30 14:07:15 | カストロ  南米



 ベネズエラの暫定大統領を自称するフアン・グアイドは何かが2月23日に起こると事前に予告していた。


その日にはバージン・グループを率いるイギリスの富豪、リチャード・ブランソンが主催するコンサートを開かれている。



 コンサートに20万人以上が集まったとワシントン・ポスト紙は伝えていたが、その様子を撮影した写真から実際は1万5000人くらいと推測されている。


20万人程度の観客を集めたかったのだろうが、ウクライナのクーデターとは違い、人を集めることに失敗した。


 コンサートの開催日に「人道的援助物資」を積んだUSAID、つまりCIAのトラックがコロンビア領内に出現し、

現在は使われていない橋を渡ってベネズエラ領へ侵入しようと試みた




 西側の有力メディアはアメリカの経済封鎖、つまり兵糧攻めでベネズエラ国内は物資が欠乏、国民の不満が高まっているというストーリーを広めていたようだが、


現地を取材したジャーナリスト、マックス・ブルメンソールは​そうした事実を否定する映像​をインターネットで伝えている。


ロシアや中国などからの援助があるため、物資不足が深刻という状態ではない





 また、ピンク・フロイドのメンバーだったロジャー・ウォータースはカラカスにいる彼の友人から伝えられた現地の様子を書いているが、


それによると現地では内戦も混乱も殺人も独裁も反対派の大量拘束も言論封殺もないという。



 USAID/CIAが手配したトラックがベネズエラ領内へ入ることに成功した場合、

一緒にコロンビアの特殊部隊員が潜入してウクライナにおけるネオ・ナチと同じような役割を果たすのではないかと推測するひともいたが、そうした展開にはならなかった。



 そこでトラックの周辺にいたグアイド派の一団は石と火炎瓶を投げ始め、その直後にトラックが火に包まれた。


その原因はベネズエラ側にあると西側の有力メディアは主張したが、火炎瓶がトラックへ投げ込まれ、ガソリンがまかれる様子を撮影した映像がインターネット上で流れている。




 そこで不法出国したグアイドが3月4日にベネズエラへ戻った。


ベネズエラの法律が適用されるとグアイドは懲役30年を言い渡される可能性もあったというが、


実際はマドゥロ政権に無視され、無事入国。


入国を拒否されるか逮捕されるといった話が飛び交っていたが、そうはならなかった。


そうしたことが実際に起こったならば、それを利用してマドゥロを排除したかったのだろう。




 グアイドの帰国から3日後、ベネズエラでは大規模な停電があった。


アメリカのマイク・ポンペオ国務長官はベネズエラ政府の無能さが原因だと主張し、ニコラス・マドゥロ大統領の排除を訴えたのだが、


アメリカ側の破壊工作と見る人が少なくない。



 リビアのムアンマル・アル・カダフィが元気な時と惨殺される直前の写真をツイッターに掲載、マドゥロを脅したマルコ・ルビオ米上院議員は今回、停電の直後に空港の様子を書き込んでいる。



 停電になっただけでなくバックアップの発電機も動かなかったというのだが、その書き込みがあった時点ではベネズエラ政府を含め、そのバックアップの発電機については知られていなかったとされている。


ところがルビオは予備の発電機が動かないことを知っていた可能性が高い



 ​ベネズエラの電力設備が脆弱だと議会選挙のあった2010年9月に分析していた組織​がある。


CANVASだ。


この組織は2003年にオトポール(抵抗)!の幹部らによってセルビアで設立された。


「非暴力」を掲げているが、目的はアメリカ支配層のカネ儲けに邪魔な体制を転覆させることにある。



 オトポール(抵抗)!はスロボダン・ミロシェビッチの体制を倒すため、1998年に作られた。


これらにはNED(ナショナル民主主義基金)、IRI(国際共和研究所)、USAID(米国国際開発局)などから、つまりCIAから資金が提供されている。



 大規模な停電で社会不安が高まったり暴動が発生しても不思議ではなかったのだが、そうしたことは起こらなかった。


アメリカ支配層に残された手段は軍事侵攻だと考える人がいる。


ロシア政府もそうした可能性があると予想しているのだろう。



 エリオット・エイブラムズがセルゲイ・リャブコフ露外務副大臣と会談した2日後、

ロシア軍の部隊がベネズエラへ到着する2日前にドナルド・トランプ大統領はゴラン高原におけるイスラエルの主権を認める時期だと表明したが、


軍事的な緊張の度合いはベネズエラの方が上ではないだろうか。(了)



https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201903260001/












中露軍がベネズエラに到着

2019-03-29 18:58:46 | カストロ  南米



 ロシア軍のバシリー・トンコシュクロフ上級大将率いる99名の兵員を乗せたAn-124輸送機が3月23日にベネズエラへ到着、

35トンの物資を運んで来たと伝えられている。



防衛問題を協議するためだとされているが、それに合わせる形でニコラス・マドゥロ政権はロシアの防空システムS-300の運用を開始したという。



 その直前、3月19日にはドナルド・トランプ政権でベネズエラの政権転覆を指揮しているエリオット・エイブラムズが


イタリアの首都ローマでロシアのセルゲイ・リャブコフ外務副大臣と2時間にわたって会談し、

ベネズエラ情勢を巡って激しいやりとりがあったようだ。


アメリカ側は何らかの譲歩を期待したのかもしれないが、ロシア側の姿勢は各国の主権を尊重しろということで一環している




 ロシア安全保障会議のニコライ・パトルシェフによると、


アメリカ政府は特殊部隊をコロンビアやプエルト・リコへ派遣して軍事侵攻の準備をしているようだが、


ベネズエラ軍がS-300を起動させたということは、軍事侵攻を許さないというロシアの意思表示だと見られている。




 コロンビアと同じようにベネズエラと接しているブラジルがアメリカの軍事作戦に協力する可能性はあるが、


そのブラジルで今年(2019年)1月から大統領を務めているジャイ・ボウソナルが3月19日にホワイトハウスでトランプ大統領と会談している。


ローマでの会談と無関係ということはないだろう。



 ブラジルでは3月21日にミシェル・テメル前大統領が汚職容疑で逮捕された。


この人物が大統領を務めたのは2016年8月から18年12月にかけてだが、副大統領の時代には捜査対象になっていた。


それにもかかわらずアメリカのバラク・オバマ政権はジルマ・ルセフを排除してテメルを大統領に据えたのだ。



 理由は簡単。


テメルはアメリカ支配層へ機密情報を流していた人物だったのである。


その事実は2006年1月11日に​サンパウロ駐在のクリストファー・J・マクマレン米総領事が書いた電子メール​の中に出てくる。



 インターネット・マガジンの​インターセプト​が公表した​映像​によると、


新自由主義に基づく政策、つまり私有化や規制緩和によって富をアメリカやブラジルの富裕層や巨大資本へ集中させようという計画を進めなかったルセフをアメリカ支配層は懲罰するとテメルは語っていた。


失脚させられたルセフはアメリカの電子情報機関NSAに監視されていたことが知られている。



 この報道によってテメルとアメリカ支配層との関係は否定できなくなってしまった。




そして選ばれたのが下院議員だったボウソナル。


軍事政権時代に拷問を行っていたカルロス・アルベルト・ブリリャンテ・ウストラを公然と褒め称えていたことで知られている。


反民主主義的な人物だが、民主主義体制を破壊してきたアメリカ支配層の選択としては順当なところなのだろう。



 エイブラムズはマドゥロ大統領を排除する切っ掛けを作ろうと画策してきた。


例えば、自分たちが大統領に任命したフアン・グアイドを2月下旬に不法出国させた。


2月22日にはコロンビアへ入り、マイク・ペンス米副大統領と会談してからラテン・アメリカ諸国を歴訪する。



 グアイドは2007年にジョージ・ワシントン大学へ留学した新自由主義の信奉者。


その2年前、2005年にアメリカ支配層は配下のベネズエラ人学生5名をセルビアへ送り込んでいる。


その頃にアメリカ支配層はベネズエラを再属国化するために「2007年世代」を創設、2009年には挑発的な反政府運動を行った。(つづく)



https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201903260000/











失敗するためにやるベネズエラの政権転覆の策謀  田中宇氏の視点

2019-03-27 15:09:54 | カストロ  南米



★失敗するためにやるベネズエラの政権転覆の策謀
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南米のベネズエラでは、今年1月10日にマドゥロ大統領が2期目の就任をしたが、議会の多数派を握る野党がこれを認めず、

野党指導者のグアイドを暫定大統領として宣言し、マドゥロの与党とグアイドの野党が激突し、混乱が続いている。



米国政府は以前からマドゥロ政権を敵視しており、昨年11月の中間選挙直前にトランプ政権の「過激政策担当」のボルトンが

ベネズエラの政権転覆を目標にすると宣言し、マドゥロ敵視を強めた。



米政府は、年末にグアイドを訪米させた後、1月末にはグアイドをベネズエラの正式な暫定大統領と認めた(マドゥロ政権を認めなくなった)。


その後、米政府はベネズエラに軍事侵攻して政権転覆する選択肢もあると言い続けている1月以来のベネズエラの混乱は、米国がグアイドを支援してマドゥロ政権の転覆を試みているため続いている。


「これは米国によるクーデターの試みだ」と言っているマドゥロは正しい




米政府がベネズエラの政権を転覆したがるのは、20年近く前の911後からのことで、マドゥロや、

その前の大統領だったチャベスがキューバなどと親しい反米(対米自立)的な左翼だからという理由だ。


ベネズエラが産油国なので石油利権を狙った政権転覆策だとも言われている。


しかし米国は、ベネズエラの政権転覆を20年も狙っているのに、成功していない。



米国は、ベネズエラの野党を支援して政権奪取させようとしてきたが、野党の質が悪く分裂気味だった。



それでも、大統領が国民的な英雄だったチャベスから、13年のチャベス死去の後に副官から昇進しただけのマドゥロに代わり、

15年に選挙で議会の多数派を野党に奪われる状態にまでは至った。


経済政策の失敗に加え、米国などによる長年の経済制裁により、国民生活は何年も破綻したままだ。



しかしまだ、中南米の政治伝統として、傲慢で介入的な覇権国である米国が人々に嫌われており、米国傀儡の政権への移行が今ひとつ支持されていない。


マドゥロは低空飛行ながら政権を維持してきた。



これまで米政府は、ベネズエラの野党がマドゥロ政権を転覆した場合はそれを認知するという態度だった。


だが今回トランプは、そこから一歩進めて、まだマドゥロ政権が政府として機能しているのに、

マドゥロの正統性を無効と宣言して自分こそが大統領だと言い始めたグアイドを正統な(暫定)大統領だと認めた。


これは画期的だ。いよいよベネズエラの政権が転覆するのか・・と思ってしまいそうだが、よく見るとそうでない



トランプは世界各地、各分野での米国の覇権・信用を意図的に失墜させていくなかで、

ベネズエラのマドゥロでなくグアイドを正統な政権だと宣言し、世界中の同盟諸国に、同じようにグアイドを正統な政権と認めろと強要している。


中南米で米国の経済援助を頼りにしている諸国や欧州などの一部、合計約60カ国がグアイドを正統な政権と認め始めた。


だが、今や米国と肩を並べるようになった地域大国で構成するBRICSは、


親米的なブラジル以外のロシアや中国、インド、南アフリカが、マドゥロを正統な政権として強く支持している。


国連もマドゥロを正統と認め続けている。



EUも政見転覆に反対している。


内政的にも、ベネズエラの軍隊がマドゥロ支持継続を決めており、政権転覆の見通しはない。



米政府は、ベネズエラに大量の支援物資を搬入する「人道支援」をやろうとしているが、マドゥロ政権に物資の入境を拒否されている。


米国は、支援物資がマドゥロの政府でなく、野党勢力の手に渡るように画策しており、野党勢力が米国から得た物資を配給することで人々の支持を強め、政権転覆につなげようとしている。


支援物資の中に武器が隠されており、それを使って野党支持の民兵団が政府軍に戦闘を仕掛けてベネズエラを内戦に陥らせるという「シリア方式」も試みられそうだ。


トランプや米政府は、「人道支援物資」の入境を阻止するマドゥロ政権が人道上の罪を犯しているため


「米軍を軍事侵攻させてベネズエラの政権を転覆することが人道上、必要かもしれない」と言い出している。



BRICSの中でも、ロシアと中国は、特にマドゥロ支持が強い。


ロシアは米国に「支援物資を使った政権転覆の試みをやめろ」「米軍がベネズエラに侵攻するなら、ロシアもマドゥロの要請を受けて軍隊を差し向けて、米軍による侵攻を阻止する」と通告した。


米国は、ベネズエラに関するロシアとの話し合いに応じ、3月20日にローマで次官級の米露会談が行われたが対立を解消できなかったため、

ロシアは3月24日、マドゥロ政権の要請に応える形で100人の軍の特殊部隊要員をベネズエラに送り込んだ。


同時にロシア軍は、米軍の空爆を迎撃できる迎撃ミサイルS300をベネズエラの空軍基地に配備した。



ベネズエラから第3次世界大戦が始まりそうな勢いだが、

トランプの米国はロシアと一戦交える気などない。


ロシアがベネズエラに百人の軍隊とS300を送り込んだ時点で、米軍がベネズエラに侵攻する可能性はほぼゼロに下がった。


それでもトランプや側近は


「米軍の侵攻による解決が選択肢に入っている」と言い続けている。


やる気がないのに侵攻すると言い続けると、国際社会の米国に対する信用失墜が加速する。


米国が傀儡を使って政権転覆を画策するのをロシアが軍事的に阻止する流れは、すでにシリアで行われている。


シリアは、ロシアの覇権下に入って米国が手出しできない国になりつつある。


ベネズエラも、やがてシリアと同様になる。



中国は、マドゥロ政権に対し、石油代金の先払い分として200億ドルを融資している。


ベネズエラの経済難により、債務の返済は13年から滞っている。


このままマドゥロ政権が転覆されると、その後の新政権は国益を優先すると称して中国への返済を渋る可能性がある。


そのため、中国はマドゥロ政権を支持し続けている。


露中に支持されている限り、米国はマドゥロ政権を転覆できない。



グアイドらベネズエラの野党勢力も、露中に楯突かないことを表明している。



3月25日、ロシア軍がベネズエラに着いた直後、ベネズエラの国土の6割近地域で停電が起きた。



米国が政権転覆の試みを強める中で、大規模な停電が頻発している。


マドゥロは、停電は米国勢(軍産)の策謀だと言っている。多分そのとおりだろう。


しかし、ベネズエラをテコ入れする露中は停電を解消する対抗策を強めており、


米国側がロシアに対する嫌がらせのように、露軍到着直後にベネズエラを大停電に陥らせたことは、露中の対抗策としての停電解消の作業を急が
せる結果になっている。



露中のほか、インドがベネズエラから石油を買い続けているし(安値で買えることが一因)、

イランやトルコといった反米非米色を強めている諸国もマドゥロ現政権を支持している。


トランプがベネズエラの政権転覆にこだわるほど、ロシアや中国などが現政権への支持を強め、転覆を不可能にしていく。


このような展開になるのは、トランプが「馬鹿な軍産・強硬派」だからか??。そうではないだろう。


トランプは、北朝鮮やシリア、自由貿易など、いくつもの分野において、軍産や強硬派の戦略を過激にやって失敗する(その挙句に撤兵する)ことをやり続けている。


ここまでくると、意図的な失策であると考えた方が自然だ。


ポンペオやボルトンやエリオット・エイブラムズら、ネオコン系のトランプ側近群は、過激にやって失敗するために配置されている。



トランプは、ベネズエラを政権転覆するそぶりを見せ続けることで、ロシアや中国などがベネズエラの現政権をテコ入れせざるを得ないように仕向け、


露中などが米国を押しのけてベネズエラの問題を解決していく多極化の流れを意図的に作っている。


トランプは、米国の権力を握り続けてきた軍産複合体が世界各地の政権転覆をやれないようにするため、各地で軍産の政権転覆策を過剰にやった挙句
に失敗させ、覇権放棄と軍産の無力化を進めている。


米国は、ベネズエラからの石油輸入を全面停止し、ベネズエラに駐在していた米国の外交官も全員引き上げさせた。


これらはベネズエラに侵攻するための準備なのだと言われているが、実際は米国に縁を切られたベネズエラが露中側に全速ですり寄る結果を生んでいる。



http://tanakanews.com/190326venezuela.htm