タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

冬の梅 あたり払って 咲きにけり 。  一茶

2013-01-22 | その他

 

 

 
雨上がり、茜の空を、急ぐ鳥。
 10年位前、彦名(米子市)の水鳥公園に、白鳥の写真を撮りに出掛けた際の情景を、帰宅後にイメージスケッチしたものです。 行く途中、雨に降られて、半ば諦めの心境で向かいま...
 

                                                                                                         (2012・1・21の絵日記)

風の便りに「梅の花が咲いている・・・」と聞き、少し早いなと思いつつ、

出掛けて見たところ、予想通り「寒紅梅」の花がチラホラと咲き初めていまし

た。

顔を寄せると「梅は香りに桜は花」と言うほどに、仄かな梅香と紅を差した

びらに、思わず気持ちがしゃきっと引き締まります。

梅の花と来れば「梅一輪一輪ほどの暖かさ」と行きたいところですが、こ

寒梅(花梅)、残念ながらまだひと花毎の暖かさは感じられません。

梅は万葉の昔から、桜と供に親しまれ詠われて来ましたが「飛び梅」

伝説があります。

~901年(延喜元・正月)あの学問の神・菅原道真公57歳の時、藤原時平の

により大宰府に左遷されてしまいます。

都落ちの際に『東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を

忘るな』と、好きな庭の梅の花との別れを詠みました。

この歌に詠まれた梅の花が、一日にして京から大宰府に飛んで来たと云うの

「飛び伝説」です。

失意のうちに道真公が亡くなり、これを機に政敵の時平は急死、御所に落雷が

ある等の異変が続いたのです。

相次ぐ災いに朝廷は、道真公の罪を取り消し、本宮に復権、正一位太政大臣を

贈り、大宰府に道真公を祀りました。~

その大宰府天満宮には、今も「飛び梅」が神木として植えられています。

              ~良い一日を~