「アトリ」がナンキンハゼの実に群がっています。
「アトリ」は、時と所によっては、数百・数千、数万羽の群で見られることがある様ですが、この日は松江市民の憩いの広場「末次公園」において、約100羽が白いナンキンハゼの実を、食べにやってきていました。 全長16cm。 濃紺と褐色、白色の模様をしたとても綺麗な小鳥です。 「花鶏」と書いて「アトリ」と読ませます。
尾羽の先は魚の尾のような形に見えます。 飛翔しながら「キョッ キョッ キョッ キョッ」と鳴いているのをよく聞きます。 さえずりは「ビーイン」と、ゆるく震える声で鳴きます。 ヨーロッパ・アジア大陸の北部の森林地帯で繁殖し、冬期は南へ渡ります。 日本では冬鳥として、全国各地で見ることができます。 森林や農耕地で見られることが多いのですが、森林では木の芽や、春には桜花も食べ、農耕地では草の種を食べています。 栃木県では、過去10万羽とも20万羽ともいわれたアトリの大群が飛来した記録があるそうです。 白いナンキンハゼアトリの実に、100羽の群が止まった姿は、まるで枯れ木に花が咲いた様でした。
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