タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

 ~天空より降りて来た揚げ雲雀~

2019-03-24 | 風景

高村光太郎:典型 「山のともだち」

山に友達がいっぱいゐる 友だちは季節の流れに身をまかせて やって来たリ別れたり。 カッコーも、ホトトギスも、ツツドリも もう‘‘さようなら‘‘をしてしまった。 セミはまだゐる。 トンボはこれから。 変わらないのはウグヒス、キツツキ、トンビ、ハヤブサ、ハシブトガラス。 このごろは兎と狐の常連のほか、 このごろはマムシの家族。 マムシはいい匂いをさせながら 古屋のまわりにわんさとゐて、 私が踏んでも怒らない。 栗がそろそろよくなると、 ドングリひろひの熊さんが うしろの山から下りてくる。 恥ずかしがり屋の月の輪は  つひにわたしを訪問しない。 角の小さいカモシカは かはいさうにも毛皮となって わたしの背中に冬はのる。 

この作品は昭和27年7月作~‘‘山のともだち‘‘は、自然の中からやってくる。 小屋の背後の山、あたり一帯の林、遠く開ける空 、四季を通じてそれらの生き物は絶えずやって来た。 光太郎の詩は、一貫して ‘‘生の意味、生命の意味、人間というものの意味、そして愛というものの意味‘‘ を常に見詰めている様な気がする。

ヒバリ(雲雀、鸙)

天高く舞い上がるヒバリ、この時期に河原の草地などに行けば、ヒバリの声を聞くことができます。 美空にひばり、永遠の歌姫・美空ひばりの様な美声とは行きませんが、春の空高く賑やかに囀っているのがヒバリです。 この日も天空から舞い降りた小鳥が一羽、工場の屋根に留まってしばらくの間、賑やかに囀っていました。 ヒバリの囀りは、一度聞けば忘れられない囀りです。 だから、この鳥が「ヒバリ」だと直ぐに分かりました。 草原(くさはら)では沢山のヒバリが虫や種子を捕食しながらの大合唱です。   ヒバリと言えど。 常に空中で囀っている訳ではなく、繁殖期後期には、地上で囀ることも多いようです。 (WIKI引用)

 草原に降りたヒバリは、写真を撮る為に車で至近距離まで近づいても逃げることはありませんでした。 お陰でこの日はいい写真を撮ることが出来ました。

 ヒバリは、古来から人の目に触れる機会が多い種であるため、多くの地方名があります。 例えば告天子(こうてんし、こくてんし、ひばり)、叫天子(きょうてんし)、天雀(てんじゃく)、姫雛鳥(ひめひなどり)、噪天(そうてん)、日晴鳥(ひばり)などと呼ばれています。 オスは頭部の冠羽をよく立てるが、メスはオスほどは立てない。 食性は植物食傾向の強い雑食で、主に種子を食べるが昆虫・蜘蛛なども食べる。 地表を徘徊しながら採食を行う。 繁殖期が始まるとオスが囀りながら高く上がって行く「揚げ雲雀」と呼ばれる縄張り宣言の行動は古くから親しまれている。 繁殖期にはつがいで生活し、非繁殖期には小さな群れで生活する。

 はっきりと冠羽を逆立てているのが確認できます。 従ってこれは雄ではないかと思います

 

 

 

 

 

 

 こうしている間も、ず~っと囀っていました。

 そして今日も、西空に美しい陽が落ちて行くのでした。