これまでに、一度も描いたことのない、自分に‘一番近い人‘を今日は描いて見ました。
彼のことは、私が一番よく知っているつもりでいましたが、描きながら改めて何も分っちゃい
ないな~・・・と気付きました。
それならば「人の振り見て我が振り直せ」言う古事がありますが、しかし彼には「己」自体が
見えないのですから直しようも無いではありません。
フロイトは「自我は決して、我が家の主人公ではないのだ。」と記し、またあのソクラテスは紀
元前に「青年よ汝自身を知れ」と街頭で叫んだと言われていますが、「本当の自分はどれか」
、そして「自分は、どこから来てどこに向かっているのか。」という人間としての永遠のテーマ
であり、それを追い求めるのが今も昔も変わらない普遍的な、そして‘生活の原点‘なかもし
れません。
結局は、「己を知れ」と言うことなのではないでしょうか。
人は脳や心で己を捉えてイメージし、‘これが自分自身だ‘ と思って生きていますが、それは
まさに、己が描いた「自分」であって、その自分の日々の行動の一つ一つに、喜び、悲しみ、苦
しんでいると言えるのではないでしょうか。
「本当の自分は一体どれなのだ。」と言う、いわゆる「自己探求」の旅は永遠に続きます。
~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~
オリビア。ニュートン・ジョン~そよ風の誘惑