のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

草なぎくん復帰と自殺者統計(関係ありません)

2009年05月14日 22時41分22秒 | Weblog
>私、夢見生のHP本舗“裕遊字的(ゆうゆうじてき)(http://www.ikiru.jp/)”内、今日の字遊航海
#公然わいせつの現行犯で逮捕、起訴猶予処分で釈放されたアイドルグループ「SMAP」メンバー、草●(=弓へんに剪)剛さん(34)が所属するジャニーズ事務所は13日、今月28日に収録されるフジテレビ系「SMAP×SMAP」から芸能活動を再開させると発表した。(MSN産経ニュースより)

個人的には復帰は早いかなという気はします。
最低でも3ヶ月は謹慎だと思っていましたから。
ま、そうもいかない「大人の事情」はあったんでしょうね。
彼くらいになると「日割りいくら」で謹慎による損失がふくらんでいくでしょうから。
ぐだぐだ言っても仕方ありません。
復帰が決まった以上は頑張ってほしいです。
なんと言っても一番なのは
9月5日公開の主演映画「BALLAD 名もなき恋のうた」
がお蔵入りにならずにすむってこと。
クレヨンしんちゃんの実写版ということで話題の映画ですが、
元となった、しんちゃんの映画、劇場で見てえらく感動したもので。
話は飛びますが、
「クレヨンしんちゃん」をお下劣なだけの漫画、
と評価する人が多いのはもったいない話だと思います。
これは大人の世界の矛盾を鋭く風刺した、
そして時々ほろっとさせるハートウォーミングな
「大人のための作品」ですよ。
「食わず嫌い」している方は、
毎週やっているテレビアニメをせめて3週間きちんと見ることをお勧めします。
その上で「お下劣なだけ」と評されるのであれば、
それはそれで正しい感覚だと思いますので私は何も申しません。

>今日のニュースより
#平成20年の自殺者3万2249人のうち、「鬱病(うつびょう)」がきっかけとなった人が6490人となり、自殺の動機として2年連続で最多となったことが14日、警察庁のまとめで分かった。(MSN産経ニュースより)

こういう統計もちゃんとあったんですね。
私は公的なもので精神病がらみでの自殺者の統計は
ないと信じ込んで批判していましたから、
勘違いしていた、おのが不明を恥じたいです。

言うまでもなく精神病疾患者の自殺者は多いです。
十年単位で心の病を患っていて、
知り合いの自殺に一度もぶち当たらない人は多くはないでしょう。

私は「鬱(うつ)」ではありません。
でも長いこと心の病とつきあっています。
隠してもいませんしご存じの方のほうが多いでしょうが改めて書いておきます。
私の病名は「統合失調症」です。
発病当時の旧病名「精神分裂病」です。
ちなみに誤解を招く病名ということで、
少なくとも医療従事者は「精神分裂病」という表現は口が裂けても使いません。
「統合失調症」という新病名に集約されつつあります。
私としてはほとんど治った気分でいますが、
一日錠剤一錠と粉薬だけとはいえ、薬は処方されているわけですし、
何より医師から完治の「お墨付き」はもらっていませんから、
精神障害者であることは動かない事実です。

鬱(うつ)は辛いです。
自分が違いますけど知り合いがたくさんいますから、
そのつらさは身をもってわかると言っても過言ではない。
ほんまもんのうつの人は、「頑張れない」
人によっては、「希望を持てない」
それは人間にとってキッツイことです。

だから人によっては自らの命を絶つという最悪の選択をすることになる。
私は自殺は明確に否定しますが、
うつで自殺する人を非難できない。
家族や知り合いに迷惑をかける?
そりゃそうです。
でもそもそもそういうこともわからなくなるほどの精神状態だから、
死んじゃうわけですよ。

自殺も殺人も絶対にやってはいけないことだけれど、
その反対に、人はいとも簡単に自らを、他者を殺すということを私は知っている。
自殺に関しては、
人は本当に絶望したときだけ自らの命を絶つのではない。
希望がひとつ消えた。そんな瞬間にも逝ってしまうことがあるのだ。
そうでなければ、たいせつな仲間の死を説明することができないのである。
殺人に関しては、
書き始めるとこれ以上に膨大な文章になることが目に見えているので、
別の機会に書くことにする。

自殺は悲しい。
誰も幸せにしない。
「鬱病(うつびょう)」がきっかけとなった自殺者、一年間で6490人。
実際何らかの形で心を病んでいた人はもっといるだろう。
正確に言えば心を病んでいるからこそ自殺をするのだ。
誰も幸せにしない自殺を世の中から葬り去るには、
心を病む人に対しての社会全体のフォローが欠かせない。
心の病を抱えている人を差別する人はいる。
そういう考え方の持ち主こそ「明日は我が身」であることを知ってほしい。
特別なことをしろと言っているのではない。
普通で良いのだ。
うつの人にも普通に接する。
統合失調症の人とも、てんかん【癲癇】の人とも普通に接する。
差別をなくすキーワードは「特別」でなく「普通」。
本当に「普通」であれば、あらゆる死は存在しないのである。