つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

宮田章司師匠 売り声で伝える江戸風情(3)

2010年01月24日 | 文化
             あま酒の天野屋の天野寿美子女将と宮田章司師匠(神田祭)

●人との付き合いを学ぶ
最近は教育委員会からもお呼びがかかる。子供やお母さんたちに、人との付き合い方について話してほしいと頼まれるのだ。確かに、物売りは今風にいえばコミュニケーション。空襲で校舎が焼けたこともあって、ほとんど学校に行かなかったあたしが今になって学校に呼ばれるのだから、不思議なものだ。

今のところ100種類ほどがレパートリーだが、あたしは売り声の職人になりたい。いい売り声を作りながら、たくさんのことを伝えていきたい。ちなみに売り声の中でもバナナのたたき売り、唐辛子、ガマの油など、商品の来歴を面白く語るものは、現代でいえばラップだ。実際に、請われれば売り声をラップ風にやることもある。

◇朝は納豆、昼間は薬・・・下町に響く庶民の暮らし
江戸風情を醸し出す物売り声を聞くには、宮田章司師匠の出演している演芸場に行けば聞けます。
宮田章司師匠の江戸物売り声出演予定
2月中席 池袋演芸場   昼の部
2月下席 浅草演芸ホール 夜の部

(1月24日記)

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