藤蔭道子さんのエッセイ
小学校時代の友人である作家の藤蔭道子さんから同人誌「風の道第8号」が送付されてきました。毎回送付してくれるので読むのがとても楽しみです。
今回は「秋の雑感」のテーマで記述されておりました。
“純白の大形の花―夜顔が、朝になってもしぼまず咲いているのを目にすると、秋が忍び寄ってきたことを教えられる・・・・・。そして、季節の移ろいの中に取り残されたような感のわたしがいる。この夏も駆け足で去っていった―。”から始まる。
夏の三ヶ月を夜顔と過ごして気づいたことが書かれています。いつも感じることは藤蔭道子さんの観察力の凄さとそれを文章にする才能の素晴らしさに感心をしております。読んでいるとその時の情景が浮かんでくるようで想像しながら次々へと文章を追うように目が進んでいきます。
秋の雑感の中には、幻の果実といわれているポポーの実のことや素劇楢山節考を観劇した模様も夜顔と重ね合わせていました。
藤蔭道子さんは短編集「風景のなかで」(龍書房)を出版しております。表紙画は中学校の恩師であります武藤忠春先生の描かれているものを活用されています。
益々のご活躍を祈念申し上げます。
(11月24日記)
小学校時代の友人である作家の藤蔭道子さんから同人誌「風の道第8号」が送付されてきました。毎回送付してくれるので読むのがとても楽しみです。
今回は「秋の雑感」のテーマで記述されておりました。
“純白の大形の花―夜顔が、朝になってもしぼまず咲いているのを目にすると、秋が忍び寄ってきたことを教えられる・・・・・。そして、季節の移ろいの中に取り残されたような感のわたしがいる。この夏も駆け足で去っていった―。”から始まる。
夏の三ヶ月を夜顔と過ごして気づいたことが書かれています。いつも感じることは藤蔭道子さんの観察力の凄さとそれを文章にする才能の素晴らしさに感心をしております。読んでいるとその時の情景が浮かんでくるようで想像しながら次々へと文章を追うように目が進んでいきます。
秋の雑感の中には、幻の果実といわれているポポーの実のことや素劇楢山節考を観劇した模様も夜顔と重ね合わせていました。
藤蔭道子さんは短編集「風景のなかで」(龍書房)を出版しております。表紙画は中学校の恩師であります武藤忠春先生の描かれているものを活用されています。
益々のご活躍を祈念申し上げます。
(11月24日記)