つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

落語協会 円朝まつり

2009年08月04日 | 芸能
                    三遊亭圓朝の墓所(全生庵)

三遊亭圓朝は、江戸噺家三遊派の大名跡。
落語協会の夏の恒例イベント「圓朝まつり」が開催される。
8月9日(日)午前9時半開場・雨天決行・入場無料
(会場)三遊亭圓朝の菩提寺・谷中全生庵(台東区谷中5-4-7)
東京メトロ千代田線「千駄木駅」下車5分
(内容)
三遊亭圓朝法要、物故者回向、扇子お焚き上げ供養、奉納落語会(有料)、芸人屋台屋台約30(飲食店あり)
落語芸人たちは、正月の寄席興行が終わると圓朝まつりの準備に取りかかる。
先日柳家権太楼師匠と地下鉄で遭遇したら、これから圓朝まつりの打合せに行くところだと話していました。

初代三遊亭圓朝は、幕末から明治期に活躍した落語家。
落語家であり、歴代の名人の中でも筆頭に巧いとされる。
また、多くの落語演目を創作した。
人情噺や怪談噺など、真面目な講談に近い分野で独自の世界を築く。
圓朝の噺が三遊派のスタイル(人情噺)を決定づけた。
「三遊派は人情噺ができないと真打にしない」ということが昔は言われた。
その人情噺とは圓朝自作の二作(芝浜と文七元結)のことである。

圓朝による新作落語はほぼすべてが極めつきの名作といってよく、現代まで継承されている。
圓朝が生きたのは江戸時代でなく明治であるが、彼の新作落語は例外的に「古典落語」に分類される。
人情噺では「芝浜」と「文七元結」、怪談では「牡丹燈籠」「四谷怪談」「真景累ヶ淵」「怪談乳房榎」などを創作した。
コメント
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