本郷の東京大学の「赤門」
本郷通りに面している東京大学のキャンパスは、長くて大きい。一番南にあるのが「赤門」である。北側にあるのが農学部の門である。
大学受験者が赤門を目指して勉強をしている。ということは日本最高の名門校である東京大学の入学を意味している。毎日、赤門は賑わっている。記念に写真撮影をしている人が多いいる。
日本で初めて設立された近代的な大学である東京大学には、明治以降の日本における教育史を象徴する数多くの建造物が関東大震災や東京大空襲などによる被害から免れ、残存している。そのため、重要文化財や登録有形文化財となっている建築物も多い。さらに指定までは受けていないものの建築関係者に評価の高い建物などもある。
赤門は、加賀藩主前田家上屋敷の御守殿門であり、1827年に第13代藩主前田斉泰が第11代将軍徳川家斉の第21女、溶姫を迎える際に造られた。建築様式としては薬医門であり、切妻造となっている。左右に唐破風造の番所を置いている。
国の重要文化財、旧国宝。「赤門」転じて「東京大学の俗称」となっている。