つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

時上旅人氏の公演

2009年08月19日 | 芸能
                   時上旅人氏の公演「芸農五輪の書」

新宿2丁目のタイニイアリスにて「第2回モンゴル緑の大草原を守ろう2009」
帰国報告会チャリティーライブが開催された。

第一部は、武蔵コンサートVol.7 一人ミュージカル「芸農五輪の書」。
時上旅人氏(本名・迫田孝二)が、宮本武蔵が人生哲学を記した「独行動」を能風にアレンジして剣舞を謡う。
五輪の書から編み出して、地の巻、水の巻、火の巻、風の巻、空の巻を取り入れた楽器の演奏を披露する。
和太鼓の撥、横笛、ケーナ、ギター、ヌンチャクなどを扱う。
時上旅人氏は、40分間を一人で汗びっしょりかきながらミュージカルを演じていた。
一人芝居で思い出すのは、島田正吾のひとり芝居、緒形拳の一人芝居がある。
一人で舞台を構成させて、あたかも相手がいるように演ずるのはとても大変であった。

第二部は、モンゴル報告会「草原の子どもたちとゴミ拾い」
大道芸能家で山形県天童市の出身である源吾朗氏によるモンゴルでの報告会があった。
モンゴルにおける孤児院の子どもたちとの交流や草原でのゴミ拾いエコツアーの様子を話と紙芝居で紹介していた。
源吾朗氏は92年からモンゴルには数回訪れている。
「見渡すばかりの大草原。広大な自然があり、その自然をこよなく愛する素朴な人々に魅せられた」と話す。
06年にモンゴルを訪れた時、急速な経済発展の裏で街や草原にゴミが増えたのに衝撃を受けた。
08年、ゴミ問題を解決しようと仲間を募りモンゴルを訪れ、芸や音楽で交流しながら、孤児院の子供たちと草原でゴミ拾いをした。
あまり日本では報道のされないモンゴルの最新情報を聞くことが出来た良い機会であった。

(8月19日記)
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