老犬介護6

まだ頑張っています。

年が越せるか、冬が越せるかと思いながらも春を迎え誕生月がきて16歳になりました。

最近は、食欲も少なくなり食パンの半分をやっと食べるくらいです。
夜中に起こすことも少なくなり、明け方鳴いているようですが、こちらも疲れから起きる気力もなく、鳴き疲れていつの間にか静かになっています。

朝起きたとき、夜帰って玄関のドアを開けるとき。
もう死んでいるのではないかとそっと見れば、チラッと目が合いほっとするやら、ちょっと複雑な思い…

今までは、夜中に鳴いて鳴いて…
何度も起きては鳴き止まない寒い玄関で一緒に泣いたことも何度も…

最近は、鳴いていてもわんわん・わんわんが「おかあさん、おかあさん」って聞こえるようになってしまって。
本当は、私を呼んでいることはよくわかっている。

オムツが濡れても、寒くても何かあればかならず呼ぶのである。
最近は、声もかすれ小さくなっている。
ようやく近所迷惑でないくらいの声にはなってきたが、力尽きていくのもかわいそうであるが、これまた仕方のないことである。

肩の床ずれも、毎日の薬交換でよくなってきている。
しかし、もうこれ以上の長生きはいらない。
私も、できる範囲でのことはしてあげたし、もう後悔はない。
静かに、苦しまずに息を引き取るのを待つ心境になってきた。

今夜も静かに寝てね