外国の会社が、日本に子会社を設立して、その子会社の株式
と交換に日本企業を買収する『三角合併』が解禁になりました。
昨晩のTVで、世界中の鉄鋼会社を次々と飲みこむインド人経
営者ミタル氏と世界一の技術力を持ち、買収の脅威にさらさ
れる新日鉄について特集していました。
『努力して会社をよくすればするほど、買収のターゲットになる』
新日鉄社長の言葉が印象的でした。
優れた技術を世界中で使えるようにするというミタル氏の『目的』
は、間違っていないように思います。
一方、『私たちは株主から大切な資金を預かっている。どの会社
を買ってどこに売ったら、どれだけ儲かるかがすべて』
というヘッジファンド・投資家のスタイルは、『経済学論理上』
は正しくとも、違和感があります。
儲けるのが目的ではなく、儲けて何をするか。
お金は使うもの。お金に使われないようにしなくては。
少し前に日本でもありました。
時に、目的と手段は逆転してしまいます。
買収のターゲットになるよう頑張ろ!
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