トゥリオンファーレＶＳリーチコンセンサス

うちの５歳馬２頭、トゥリオンファーレとリーチコンセンサスが揃って今週の湘南Ｓ（東京、芝１，６００ｍ）に登録してきた。これまで、全く対照的で交わることのなかった２頭が、本当に対戦することになるのだろうか？我ながら興味津々だ。

トゥリオンファーレは姉にマイル重賞２勝のエガヲをミセテ、兄に高松宮記念馬のオレハマッテルゼがいる良血馬で、募集価格７０００万円。兄弟では唯一２０００ｍまでこなし、デビュー２戦目に勝ち上がると３戦目は出世レースのラジオＮＩＫＫＥＩ杯（ＧⅢ）に挑戦し３着（この時の１，２着馬が翌年のダービー１，２着馬）だった。つまり世代で３番目に強いはず（笑）が伸び悩み、５００万～１０００万クラスをウロウロ。前々走でようやく準オープンに昇格するも前走大敗。なかなか絞りきれないのが欠点で、本質的にはマイラーも、中距離主体で使っていた為にマイルの決め手勝負になると分が悪い。先行して押し切りたい。東京の坂は苦にしないが、道悪はプラスではない。

リーチコンセンサスは目立った兄姉はいないが、従姉兄に4/4同血のクイーンＣ勝ち馬ライラプスと3/4同血の朝日杯勝ち馬フサイチリシャールがいる。募集価格は１６００万円。戦績そのものが１２００ｍ～１４００ｍに集中し、唯一のマイル戦が唯一大敗したこぶし賞。本質的にはスプリンターも年齢と共にズブさが出て今回が久々のマイル戦。今ならマイルもこなせるかもしれないが、ただでさえ距離に不安がある上に、未経験の東京の坂はキツいと思われる。準オープン７回走って全て掲示板確保と実績上位だが、決め手比べが身上なので道悪は勘弁して欲しい。

２つの１年

競馬には２つの１年がある。
金杯に始まって有馬記念で終わる１年と、
新馬に始まってダービーで終わる１年。

そういう意味では、ダービーで終わる１年が終わった。
この１年は、昨夏の２歳新馬戦を皮切りに始まる
現３歳馬たち、同世代の頂点を決める１年で、うちも
４頭がエントリーしたが、いずれも春の３歳クラシック
前哨戦にさえ進むことができずに、終了してしまった。
これからは他の先輩古馬たちと共に、有馬記念までの
１年の枠の中で頑張って欲しい。

新馬に始まる次の１年のスタートは、すぐそこに迫っている。
うちは今年も４頭を揃え、１頭は入厩して開幕に備え、
次の１頭もＮＦしがらきに移動した。他の２頭もなかなか
良い感じで、今から待ち遠しい。

さらにその次の１年の為に、私たちにとっては大事な
時期が差し迫っている。そう、２年後の布陣を敷く時期が。
現役馬、特に年齢の近い３歳馬の成績や、デビュー前の
２歳馬たちの評判も加味しながら、希望馬を絞り込まねば
ならない。という訳で、今年もボチボチ始動！

今日の結果

◎キャプテントゥーレ　２着　2011/5/28 栗東ＴＣ
5/28(土)京都11Ｒ・金鯱賞(ＧⅡ)に出走、馬体重は464kg(+8)でした。五分のスタートを切ると気合をつけて先行し、いつものようにハナを奪ってレースの主導権を握りました。そのままマイペースで気分よく運び、直線に向いてからそのまま押し切りを図ったのですが、最後はルーラーシップの豪脚に屈し、3/4馬身差の2着でした。騎乗した小牧騎手からは「こういう馬場は苦にしませんし、今日も自分の競馬はできました。ただ、勝ち馬が強過ぎましたね」とのコメントがありました。

あれで負けてしまったら仕方ありません。それにしても今年の４歳馬は本当に強いですね。キャプテントゥーレは今年、中距離ＧⅡばかり３戦して先着を許したのは全て４歳馬ですし、やはり距離も長い印象ですので、秋は距離を短縮して別のカテゴリーで再び頂点を目指して欲しいです。

愛馬近況

◎プラテアード：１９日帰厩
◎キャプテントゥ－レ：５月２８日、京都、金鯱賞（ＧⅡ）、芝２，０００ｍ、小牧騎手
◎ボタニカルアート：６月４日、新潟、直江津特別、ダ１，８００ｍ、高倉騎手
△タイキヴァルト：島上牧場
◎トゥリオンファーレ：６月４日、東京、湘南Ｓ、芝１，６００ｍ
◎リーチコンセンサス：６月４日、東京、湘南Ｓ、芝１，６００ｍ
◎バルトーロ：１８日帰厩、第２回新潟開催
△ヴァルガリス：吉澤Ｓ
◎ハーキュリーズ：６月１１日、阪神、５００万下、芝２，０００ｍ
◎イグアス：６月４日、阪神、かきつばた賞、芝２，４００ｍ
△フレールジャック：ＮＦしがらき
△カインバティック：ＮＦ空港
△ピュアソウル：ＮＦしがらき
△アダムスピーク：ＮＦ空港
◎フランベルジェ：６月１８日、阪神、新馬、芝１，２００ｍ、福永騎手
△アロヒラニ：ＮＦ空港

今週はキャプテントゥーレが出走予定。簡単に勝たせてもらえるとは思いませんが、次に目標を置いている有力馬が多いですから、全力で挑んでくれれば差はないと思います。

デビュー勝ちの愛馬たち

デビュー戦を勝った愛馬たち
馬名　　　　　　　　２戦目　通算勝　重賞最高
タイキシャトル　　　　優勝　１３勝　重賞優勝
タイキスティング　　　２着　　６勝　重賞４着
エコールドゥパリス　１４着　　１勝
ウインデュエル　　　　２着　　９勝　重賞２着
タイキリオン　　　　１３着　　５勝　重賞優勝
タイキジリオン　　　　２着　　６勝　重賞３着
マッドゲイル　　　　１０着　　１勝
ウインギャラクシー　１０着　　１勝
リボンアート　　　　　８着　　６勝　重賞６着
レジェンダロッサ　　　８着　　２勝　重賞８着
タイキプライム　　　　８着　　１勝
ボタニカルアート※　　５着　　２勝
フェルミオン　　　　　２着　　１勝
カインバティック※　　８着　　１勝　重賞８着
フレールジャック※　　優勝　　２勝
※：現役

デビュー戦を華々しく優勝した愛馬たち、タイキシャトルを除けば、実は２戦目に勝ち上がった馬たちと比べるとかなり地味です。生涯を１勝で終えてしまった馬も結構いて、ボタニカルアートも危険なパターンでしたが、最近２勝目をあげようやく先が見えてきました。休養中のカインバティックも楽観はできません。そんな中でデビュー２連勝を飾ったフレールジャク。愛馬では他にタイキシャトルしかいない訳ですから期待はふくらみます（笑）。ただ、タイキシャトルの場合は３戦目も勝っていますので、やはり試金石は次走ということになりますでしょうか。

今日の結果

◎フレールジャック　優勝　5/22 　友道厩舎
２２日の京都競馬では五分のスタートから行きっぷり良く２番手を追走。道中やや行きたがる素振りを見せる場面がありながら、直線追い出されると力強く伸びて優勝。「２走目の分、多少行きたがるところはありましたが、すぐに折り合いはつきました。速いペースを２番手で楽についていけたし、追ってからの反応も抜群。雨で緩んだ馬場も気にしていませんでしたよ」（岩田騎手）「一度使ったことと大外枠ということもありスタートしてから行きたがっていましたね。それでも３コーナー頂上ではうまく折り合いがつきましたし、直線は安心して見ていられました。気持ちがだいぶ入ってきているので２週間ほど放牧に出して、状態が良ければ中山の重賞もひとつの選択肢として考えたいと思います」（友道師）キャリアの浅さ、雨で悪化した馬場などの課題をすべてクリアして快勝。デビューまでは時間がかかりましたが、この２戦の内容を見ればじっくり待ったのは正解だったと言えるでしょう。このあとはリフレッシュさせる予定ですが、ひと息入れての成長がますます楽しみです。

遅れてきた大物か？今日は先行できるところも見せましたし道悪も克服、時期はともかくデビュー２連勝はダテではないでしょう。とはいえ試金石は次走、イメージは中５週でラジオＮＩＫＫＥＩ賞と思いますが、今度は中山の坂が待っていますし、何より一線級で戦っていたメンバーが相手になるでしょうから容易ではありませんが、楽しみに待ちたいと思います。

愛馬近況

◎プラテアード：１９日帰厩
◎キャプテントゥ－レ：５月２８日、京都、金鯱賞（ＧⅡ）、芝２，０００ｍ、小牧騎手
◎ボタニカルアート：６月４日、新潟、直江津特別、ダ１，８００ｍ他
△タイキヴァルト：島上牧場
◎トゥリオンファーレ：５月２９日、東京、むらさき賞、芝１，８００ｍ
◎リーチコンセンサス：２０日帰厩
◎バルトーロ：１８日帰厩、第２回新潟開催
△ヴァルガリス：吉澤Ｓ
△ハーキュリーズ：グリーンウッド
◎イグアス：６月４日、阪神、かきつばた賞、芝２，４００ｍ
◎フレールジャック：５月２２日、京都、５００万下、芝１，８００ｍ、岩田騎手
△カインバティック：ＮＦ空港
△ピュアソウル：ＮＦ早来
△アダムスピーク：ＮＦ空港
◎フランベルジェ：未定
△アロヒラニ：ＮＦ空港

今週はフレールジャックが出走予定。デビュー戦を快勝しながら、２戦目にコケた愛馬は過去にたくさんいますので、過度の期待をせずに見守りたいと思います。
その他では古馬勢のプラテアード、ボタニカルアート、リーチコンセンサス、バルトーロが相次いで帰ってきました。狙いは様々ですが、みんな頑張って欲しいです。

今日の結果

◎ヴァルガリス　９着　5/15 　加藤征厩舎
１５日の新潟競馬では中団後方で脚を溜めるも、直線に向いても思ったほど差を詰められず９着。「うるさいところはあるものの跨がった感じは良かったですし、少しでも上の着順に食い込めればと思っていました。道中はまずまずのリズムで運べていたものの、３コーナー過ぎから競馬を止めようとする気配があり、気を抜かせないように必死に追いました。多少モタつきましたが手ごたえは悪くなかったですし、直線でもう少し伸びるかと思ったのですが、ジワジワっとした伸びになってしまいました。気持ちで難しいところがある馬ですし、勝負どころで気持ちが切れなければまた違った結果を出せると思います。また、展開ももう少し味方につけたいところですね」(西村騎手)気性面で難しさがあり思ったような結果を出すことはできませんでした。勝負どころをスムーズに運べれば違った走りを見せられるでしょうし、少しでも変わり身を引き出せればと思います。今後はレース後の状態を確認してからになりますが、優先出走権利を確保できませんでしたので、間隔を空けるためにリフレッシュ放牧へ出すことを考えています。

掲示板にも載れない馬を誉めるのもどうかと思いますが、最近では最も良いレースだったと思います。気持ちひとつでもう少しやれるかなと思いました。

安いのか？

補償がなくなるので、オーナーズ位の価格になると思ったが……う～ん。
まぁ、たいていの人は出資する時点で自分の馬が未勝利で終わるとは
考えないので、今まで通りの価格でも、購買意欲に大きな変化はないでしょう。

特に縦縞は１億円馬３頭……う～ん。
一方の罰点は１億円馬ゼロで安いような印象を与えるけれど、単に億の値が
つくような馬が募集に出てこなかっただけだからね。このあたりは商売上手い。

補償に変わるポイントとやらに期待してみるけど、過度の期待はできないでしょう。

実馬を見てやることは、これまで以上にリスクのある馬を選ばないこと。
ピュアソウルのような馬には、怖くて手が出なくなるね。

愛馬近況

△プラテアード：ミッドウェイファーム
◎キャプテントゥ－レ：５月２８日、京都、金鯱賞（ＧⅡ）、芝２，０００ｍ、小牧騎手
△ボタニカルアート：ＮＦしがらき
△タイキヴァルト：島上牧場
◎トゥリオンファーレ：５月２９日、東京、むらさき賞、芝１，８００ｍ
△リーチコンセンサス：ＮＦしがらき
△バルトーロ：クリスモールＳ、第２回新潟開催
◎ヴァルガリス：５月１５日、新潟、５００万下、芝１，８００ｍ、西村騎手
△ハーキュリーズ：グリーンウッド
◎イグアス：６月４日、阪神、かきつばた賞、芝２，４００ｍ
◎フレールジャック：５月２２日、京都、５００万下、芝１，８００ｍ
△カインバティック：ＮＦ空港
△ピュアソウル：ＮＦ早来、第１回産地馬体検査
△アダムスピーク：ＮＦ空港　第１回産地馬体検査
◎フランベルジェ：未定
△アロヒラニ：ＮＦ空港　第１回産地馬体検査

今週はヴァルガリスが出走予定です。最近の調教は悪くない……と思ったら、減量騎手が乗っていました。実績から強気なことは全く言えませんので「出会い頭の一発」に期待します。（^^；

夏の中山

■６月１８日（土）～７月１０日（日）に中山競馬が開催されます

だそうです。ということは「ラジオＮＩＫＫＥＩ賞」と「七夕賞」が中山ですね。
出せる馬がいればいいけれど、３歳はいずれももうひとつ勝てればの話しですね。
ローカルの季節に中山ってのも悪くないかもしれません。

チビでもいいのか？

【獲得賞金のある未勝利馬】
アドマイヤカーリン 牡 460～478 ランブイエ 牝 454～470 ミッキーオーラ 牡 484～510 ディープフィールド 牡 488～492 トーセンエッジ 牡 464～470 デットシーピサ 牡 428～434 ナイスアゲイン 牡 482～500 メイショウクロガネ 牡 466～476 ピエナメダリスト 牝 396～404 ボンベイダック 牝 464～482 ダノンウィスラー 牡 468～476 ロイヤルインパクト 牝 482～488 アスールアラテラ 牡 424～434 マギストラ 牝 422～444 サクラアルディート 牡 480～482 ロードランパート 牡 474～476 シルクアイリス 牝 446～456 ナチュラルブリッジ 牝 420～436 サトノユリア 牝 448 エアジョイント 牡 476～486 メジロダイボサツ 牡 460～472 ダヴィンチバローズ 牡 460～474 アイドルバイオ 牝 412～428 ブロードピーク 牝 400～402 プレミアムテースト 牡 440 ショウナンアピア 牝 422～432 ソーラーセイル 牡 452～454 シスターソフィア 牝 396 ピカソ 牡 500～502 ローズアダージョ 牝 448～448 イットーイチバン 牝 408～418 ウインルキア 牝 418～436 ストーンヘンジ 牡 528 ディープスノー 牝 444～460 デラモーレ 牝 440～450 ヴェルデライト 牝 440～452

【獲得賞金０の未勝利馬】
アズマインパクト 牡 452～458 アドマイヤエレノア 牝 406～412 インアフラッシュ 牡 456～464引退 ウィッシュ 牝 426 カレラ 牡 512 キングダリア 牡 468～472 クリサンセマム 牡 462 コスモインパクター 牡 436 サンレガーロ 牝 412～424 ティズサンデー 牡 454～456 ディアウィキッド 牝 424 ディアビクサス 牡 460引退 ディヴァインクレア 牝 416～430 ナリタカサブランカ 牝 434 ニシノフェイム 牝 440 ピクシープリンセス 牝 458 ホットラッシュ 牡 408 マイダルタニアン 牡 442～460 マリア 牝 416～434 ローザアルラヴィス 牡 426～446

普段、キャロの馬ばかり見ているので、ディープって小さい産駒が多いのかと思っていたのですが、こうして未勝利馬を並べてみると標準サイズの馬も多いのですね。馬体重との因果関係は確認できませんでした。安心していいのかは不明ですけど……。それにしても、良血の未勝利馬が多いのに驚きです。

全頭勝ち上がり！

夏を待たずして、３歳未勝利馬がいなくなりました。
これで今秋は、スーパー未勝利の陰に怯える必要がなくなります。（笑）

全頭勝ち上がってくれたのは勿論有難いことですが、
ダービートライアルが終了した時点で１頭も春のクラシックに
乗れなかったという点では不本意ですけどね。

幸いなのは、全馬ともまだ底を見せていないことでしょうか？
勝ち上がっていることで、馬の成長に合わせた馬作りに
取り組めるという点は、今後のアドバンテージになるでしょう。

ハーキュリーズ、５００万クラスで３着まで順位を上げたところで放牧。
カインバティック、新馬勝ちのあと重賞に挑戦して放牧。
イグアス、距離を２４００ｍに伸ばしたところで勝ち上がり。
フレールジャック、デビュー勝ち。

前回全頭勝ち上がった年は、中からペールギュント、フィフティーワナー
という２頭の重賞勝ち馬が出ていますので、今年も期待したいと思います。

今日の結果

◎イグアス　優勝　5/7 　角居厩舎
７日の京都競馬はスタートから積極的な競馬で逃げる展開。淡々とした流れのまま直線に向くと、後続を突き放して優勝。「前走はスタートしてから進んで行かなかったので、今回は少しだけ押して行きました。出していった分、引っ掛かるかと思ったけど、先頭に立ってから折り合いもついて走ってくれました。うまくスローペースに落とせましたし、直線でも最後までしっかり走ってくれました。徐々に体もしっかりして来ていますし、スパッと切れるタイプではないので長い距離で今日のような競馬がよさそうです」（四位騎手）「今日は積極的な競馬が好結果を生みましたね。この血統ですから今までも精神面に注意しながら調整をして来ましたが、これからもスイッチが入らないように気をつけたいと思います。続けて競馬を使って来ていますがへこたれた様子はないですし、秋へ向けてもう１戦させたいと考えています」（角居師）返し馬では引っ掛かりそうな雰囲気を出すため、今までは無理せず折り合いに注意しながらの競馬でしたが、今日は積極的な競馬で見事に初勝利を挙げることができました。ダービーには間に合いませんでしたが、秋には大きな舞台での活躍に期待したいと思います。

◎フレールジャック　優勝　5/7 　友道厩舎
７日の京都競馬ではスタートから内々で脚を溜める競馬。３コーナー頂上から下りにかけて少しずつ外に動き、直線で追い出されるとグングン伸びて優勝。「前向きな馬ですし、行きたがらないか心配していましたが、内でうまくなだめることができました。まだ緩い影響もあって走りがバラバラになりやすいので、下り坂は注意していたのですが、うまく走ってくれました。直線ではエンジンがかかるまで時間がかかりましたが、トップスピードに乗ってからは素晴らしいですね。センスがあるし、デビューは遅くなりましたが、大事に使っていけばいいところまでいける馬だと思います」（福永騎手）「ここまで待った甲斐がありましたね。ジョッキーも調教から跨ってくれてデビュー戦もなんとしてでも乗りたいようだったし、いきなりから勝つことができて良かったです。走りにバネがあり、普段からいい走りをしてくれる馬ですが競馬に行ってもいい走りでした。いい気性の持ち主ですから、一回使ってからどう変化していくかもよく見ながら今後のことを考えていきます」（友道師）度重なるアクシデントで出資会員の皆様をお待たせしましたが、経験馬を相手に素質の違いを見せつけて見事に勝利しました。今後はレース後の状態をしっかり見てから判断しますが、この先が非常に楽しみですし、大事に育てて行きたいと思います。

今日は満点。イグアスはこの中間からも身体が出来てきた雰囲気は伝わってきたのですが、ようやく競馬になりました。適正もバリバリのステイヤーですから、もうひとつ勝って夏場に心身を養い、秋は菊花賞を目指せるようなら最高です。フレールジャックは能力だけで何とかしてしまった感じです。ここまで紆余曲折のあった馬なのでレース後のダメージが心配ですが、問題なければ連勝を期待したいと思います。

２歳馬近況

◎ピュアソウル＞
2011/5/6 ＮＦ早来 引き続き状態に変わりなく、週3日は坂路コース（800ｍ）でハロン16秒前後のキャンター、その他の週3日は周回コースでハロン18秒のキャンターを2000ｍ乗られています。集団調教の先頭に立たせることで、最近は徐々にですが力むこともなくなってきており、もともと動きの良い馬でしたので、このままのペースで進めていく考えです。過ごしやすい季節になり、しっかりと負荷をかけながら真の競走馬に育てていきます。現在の馬体重は417㎏と小柄ですが、父の産駒からも心配にはおよびません。

◎アダムスピーク＞
2011/4/28 ＮＦ空港 現在は９００ｍ屋内坂路コースをハロン１６～１７秒で２本元気に駆け上がっており、週２回は角馬場でフラットワークを２０分程度こなしています。調教では動き過ぎるくらいですので、オーバーワークにならないように気を付けています。まだカイバ喰いに不安定な部分が残りますので、今後も無理をせず慎重に進めていきます。

◎フランベルジェ＞
2011/5/5 安田厩舎 ４日はゲート練習を行いました。５日はゲート試験を受け、無事合格しました。「ここまでのゲート練習で見通しが立ったので、今朝試験を受けました。１度目は少し発馬が遅れましたが、２度目はいいタイミングでスタートできましたし、寄り、駐立も問題なく合格してくれました。一応の目標を阪神開催の新馬戦に置いて調整していきますが、まだ体力不足の面があるので、しっかりと乗り込みたいと思います」（安田師）

◎アロヒラニ＞
2011/4/28 ＮＦ空港 現在はトレッドミルにおいて、ハロン２０秒のキャンター５分のメニューを毎日こなしています。馬体重自体はほとんど変わりありませんが、見た目に幅が出てきており、徐々にフットワークも力強くなっています。血統・馬体・動きから非常に期待の高い一頭ですので、今後も焦らずじっくりと調整を進めていきます。

ピュアソウルは順調そのものですが馬格がないのは相変らずですね。ただ、これだけ追っていて減らないのは良い傾向です。わざわざ内地に持ってくるとは思えないので、このまま行けば札幌あたりでデビューできるでしょうか？馬はＡランクと思いますが、マキバオーという訳にはいかないでしょうね……。アダムスピークもいいですね。こちらは馬格もあるので、特に心配はありません。音無先生なので、順調でも秋の京都あたりのデビューとなりましょうか。フランベルジェが色々言われながらも、阪神の開幕日、芝１，２００ｍ狙いでしょう。目指せ、一番星！アロヒラニはスローペースですね。上手く行けば秋の東京あたりでしょうか。まだ２０秒ペースですので、高い評価は割り引いておくことにします。