ターフローズの13

第１印象は「半兄（ロサギガンティア）と全然似ていない」でした。（笑）
馬を引いていた人はダイワメジャーの幼駒の頃を見ていたようで、
このころのダイワメジャーにそっくりだと言っていました。

見学時間の多くをこの馬に費やしたので、色々な方が感想を述べて
いました。某元調教師は「馬体は素晴らしいが顔がキライ」だそうです。
某スタッフには「この馬で勝っても面白くないでしょう」と言われて
しまいました。いや、活躍してくれればどの馬でもいいんだけれど……。

私はツアーをタテで見るというか、兄や姉と比べてどうかを見て
いるのですが、シルエットなどからは兄弟だと想像もできません。
性格も半兄からはやや臆病な印象を受けたのですが、この馬は
勝気満々です。半兄と似ているところがあるとすれば、柔軟性と躍動感、
稼動域の広さでしょうか。

半兄はフジキセキなのにとてもやわらかいのに驚かされましたが、
あまりのデカさに敬遠してしまいました。この馬も大きく見せるの
ですが、測尺は半兄よりはかなり小さいので、最終的には４８０ｋｇ
くらいで競馬出来るのではないでしょうか。脚元もすっきり、爪も
きれいで故障のリスクも少なそうですし、牡馬としては個人的に理想的です。

半兄は年齢を重ねて胴が伸びた印象ですが、この馬はどうでしょう。
母はリディアテシオ賞（伊ＧⅠ芝２，０００ｍ）の勝ち馬ですが、
ダイワメジャーが色濃く出ているようなので、マイラーの気がします。

父母共に晩成型で、半兄もおそらく晩成型なので、この馬もおそらく
晩成型と思いますが、息長く活躍してくれそうな馬が欲しい台所事情で
この馬を希望しました。

ダイワメジャー産駒の漠然とした印象では、東京が得意で基本的には
晩成型のマイラー、鉄砲は利くが使い減りする。藤沢厩舎にぴったりです。
（＾0＾）/

ダイワメジャー産駒の活躍馬を並べて見ると、自身はダイワメジャーの
特徴を色濃く出しながら、半兄弟に違ったタイプの活躍馬を排出する
母の仔であること。クロスとしてはベストのノーザンダンサーの４×５を
持っていることが挙げられます。

母９歳の時の２番仔（前年空）で、初仔は荒削りながらもＧⅡ勝ち馬
ですから、理想的です。

近年、クラシックディスタンスを狙って失敗してきましたが、マイルは
得意科目ですので、ヒットの延長線上にホームランを狙うイメージで、
この馬に託します。