株式会社 文化財保存活用研究所 Blog

大分県を中心に文化財の保存修復をメイン事業として活動している「株式会社 文化財保存活用研究所」の企業ブログです。

お盆休みはどうでしたか?

2015-08-22 23:21:51 | 日記

どうも、ウメです。

今週も大分は暑い日が続いております。

仕事関係で外にいる時間が長いせいか、

ふと見ると、二の腕付近はグラデーション。

今年も焼けたな~と思いながら、白いままの足と見比べております。

さて、今週はお盆休み明けだった方も多いと思いますが、皆さんはお盆休みは楽しめましたか?

私は前回のブログで書きましたが、実家へ帰ってきました。

終電を逃して東京駅で孤立というハプニングはありましたが、足利市や佐野市へも行けたんで、何だかんだで始まりから終わりまで楽しめたと思います。

お盆に実家に帰った際は家族との予定を会わせ、毎年母方の祖父母のお墓へ行くようにしております。

母方の田舎は福島県のいわき市になるのですが、毎年お盆の行事や飾り付けなどをしっかり行う地域(もしくは家)のように感じます。まあ、他の地域をあまり知らないのですが・・・。

独特なものとしては市の無形民俗文化財にも指定されている「じゃんがら」と呼ばれる踊念仏があり、

小さいころは音や踊りを不思議な気持ちで見ておりました。

家の仏壇には毎年おいてあるキュウリの馬と茄子の牛。

送り火や迎え火をすると、小さい頃に見た庭で送り火や迎え火の火をたく、祖父を思い出します。

母親の兄弟から聞かせてもらう祖父母の昔話は大きくなってはじめて知った内容もあり、小さい時からもっと話をしておけばよかったと寂しい気持ちになってしまいます。

今年ふと気になったのは仏壇に飾られているお札。

文字は「南無阿弥陀仏」と書かれているのですが、

なぜか逆さま。

「川勘定(かわかんじょう)」というもののようですが(漢字は違うかもしれません)、

逆さまの理由などについては誰も知りませんでした。

ただ、伯母が昔飾りつけをしていた時、祖父から逆さまという風に教わったそうで、

文化の継承とはこういうことなのかなと感じました。

確実に意味はあると思いますが、

ある段階から意味が抜け落ちてしまい、←(母方の実家はここ)

最終的には異なった形になってしまう。

現に、業者などに仏壇の飾りつけを頼むと、普通の方向で飾りつけをしてしまう業者もあると言っておりました。

意味が分からない状況のため、どっちの向きが正しいとは言い切れませんが、

何も知らずにお札をみれば、そりゃ逆さに飾ろうとは思いませんよね。

 

最後にもう一点、気になっていることなんですが、

上で書いたような「じゃんがら(踊念仏の一種)」や「川勘定(お札に南無阿弥陀仏)」はどう考えても仏教系なんですが、母方の実家の地域はとある伝説が伝わっており、その関係上、お寺がほとんど無く、お葬式などは神道系なんですよね。

宗教が入り混じったような状況に、毎年不思議な気持ちになりますが、

まあ、現代日本では宗教や宗派などは全く気にされない事柄なのかもしれません。

 

という具合に、お盆のたびに色々と気になるいわき市。

いつか時間をとって、色々と調べられればと思います。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿