株式会社 文化財保存活用研究所 Blog

大分県を中心に文化財の保存修復をメイン事業として活動している「株式会社 文化財保存活用研究所」の企業ブログです。

第14回 中・四国九州保存修復研究会

2010-09-21 09:45:55 | 文化財
こんにちは馬頭です。

前回の記事でもご紹介しましたが、先日長崎県壱岐市にあります長崎県埋蔵文化財センター(壱岐市立一支国博物館 併設)で開催されました「第14回 中・四国九州保存修復研究会」に参加してまいりました。

「中・四国九州保存修復研究会」とは中国・四国・九州地域おいて文化財の保存修復に関わっている研究者の方々の研究発表を行ったり、文化財に関する様々な情報交換を行う機会として毎年開催されています。
14回目となる今回は、今年3月に開館された長崎県埋蔵文化財センター(壱岐市立一支国博物館 併設)において執り行われました。



独特な外観の建物で、中に入ると吹き抜けの天井で開放感があるエントランスと、奥には海に囲まれた一支国を連想させる青くライトアップされた展示室の入り口が目に入りました。
最上階には壱岐の島を一望できる展望室があり、眺めが最高ですので、風景写真を撮るの立ち寄ってみるのも良いかもしれませんね。時間がなくゆっくり見学できなかったのが本当に残念でした。今度はプライベートでゆっくりお邪魔したいと思います。





今回の特別研究テーマが「金属製品の『脱塩を考える』」という内容であったので、私の学生時代の研究内容が「脱塩処理の効率化」であったため、研究発表をさせていただきました。(脱塩処理と発表内容については前回の記事を参照して頂ければ幸いです。)



脱塩処理は、まだまだ課題が残る処理であるため、他の研究者の方々も苦労しているようでした。こういった機会で情報交換やアドバイスをいただけて大変勉強になりました。研究会の関係者の方々ありがとうございました。
最後に懇親会会場からみた壱岐の海です。夕暮れでとてもきれいでした。



※ご紹介
研究会参加の方々にはご紹介いたしましたが、脱塩処理の終了の目安として利用されるイオンクロマトグラフによる陰イオンの濃度測定を当社において行っております。測定のご依頼やご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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