ICANまにらブログ~第二巻~

日本のNGOアイキャンまにら事務所の日記。

平和をもたらすマンガ教材(4)

2011年03月18日 | ジェネラルサントスの子どもたち
たくや@ミンダナオ

この日は平和マンガ教材の製作に携わった奨学生たちが、他の奨学生たちに教材を紹介しながら、他の民族について考えるワークショップを実施しました。

関連記事:『交流の旅 -ティボリ編-』『交流の旅 -マギンダナオ編-』『平和をもたらすマンガ』『平和をもたらすマンガ教材(2)』『平和をもたらすマンガ教材(3)

まず始めに、この教材で取り扱う「マギンダナオ民族」「ブラアン民族」「バジャオ民族」「ティボリ民族」「マラナオ民族」についての印象を尋ねてみました。

「ブラアンは勇敢」「ティボリは踊りが得意」「マラナオは美女美男が多い」などとポジティブな印象もあがる中、やはり「バジャオは怠け者」「ブラアンは他の民族を嫌っている」「マギンダナオは殺戮者」などネガティブな印象も出てきます。
*殺戮者とは、昨年ミンダナオ中部において大虐殺がおこったため。


【ワークショップの様子】

そこで平和マンガ教材を配布し、朗読します。登場人物が顔見知りのアイキャン奨学生なのでとても親しみを感じます。


【朗読の様子】

マンガ教材に出てくるマギンダナオの人々はアイキャン奨学生たちを暖かく迎え入れ、丁寧にその文化を紹介してくれます。朗読し終えてからマギンダナオを訪れた奨学生プリンセスが皆に説明します。

「マギンダナオは殺戮者?!それは全くの誤りです。彼ら・彼女らはとても素朴で、私たちキリスト教徒との調和を求めている平和的な人たちでしたよ。平和を愛する気持ちは私たちも同じですよね?では噂や偏見などを恐れず、まず他の民族の子に声かけてみましょう。きっといい友達に出会えるから。」


【マギンダナオの人々との交流を紹介するプリンセス】

子どもたちによる平和の輪は、確実に広がりつつあります。

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