4月3日(日)晴
「カマックワ」って・・・・・
うぅ~~~ん、どこかで聞いた言葉だけど、思い出せない。
もどかしいなぁ。
「カマッタ」なら、
ばばが小さかった頃、お芋を炊いたり、
家畜の餌を炊いたりする大きな鍋の蓋のことを言っていたんだけど。。。。
「カマックワ」「カマックワ」・・・何回繰り返しても思い出せない。
この言葉が出てきたのは・・・・
お昼過ぎに知人の家に出かけたばば、たまたま先に来ていた先輩のT姉さんと園芸談義。
T子姉さんは、いろいろな草花に詳しく顔を合わせるたびに色々教えてもらっていたのだが・・・
今日は「挿し芽」「挿し木」「接ぎ木」などについて話を聞いた後
「T子姉さんは、いつ頃から草花に興味を持ったんですか?」と聞くと
「小学生の時から」と答え、
その後、続けて「あの当時は草花と言ってもトラノオとカマックワしかなかったんだけどね」と続けたのだ。
「トラノオ」は分かる・・・でも、「カマックワ」は、思い出せそうで思い出せない。
懐かしい言葉・・・・花の名前なんだけど・・・・・
ついにギブアップ!
「姉さん、カマックワって、何でしたっけ?」とばば。
「鳳仙花よ~」って。
そうだった、そうだった!
分かった途端、ばばは(よしっ!家に帰って早速じじに試験問題だそう!)と決めたよ。
ところが・・・・・家に帰って、花の植え替えなどしているうちに
「カマックワ」という言葉をど忘れしてしまった。
「クワッ、クワッ、クワッ・・・・・」と言い続け
「ガオロ?」いや、いや、ガオロはカッパのことだった。
「クワッタロウ?」いや、いや、これは確かマムシのことだった。
あぁ~~~、まだるっこしい!!!!
またまた作業を続けていると、ひょんことから「カマックワ」という言葉がスッと出てきた。
そらっ、急げ~~~!忘れないうちに!
じじの横へ走っていき、「じじ~、鳳仙花のこと方言で何て言うか分かる~?」と偉そうに、出題。
じじったら、「ティンサグヌ花」ってさ。
「ティンサグヌ花」って沖縄の唄だよね。
その中では、「鳳仙花」のことを「ティンサグヌ花」と言っているよね。
沖縄では、鳳仙花のこと「ティンサグヌ花」って言うんだね。
さて、さて、即答できなかったじじ、何かで調べて教えたけど
作業しながらだったので、まともに聞いていなかったばば。
改めて、今、又じじの横へ走って行って
「じじ~鳳仙花のこと方言で何て言う?」と聞いたら
「さっき言ったがねぇ~」とは言うものの、じじも、又忘れてしまったらしい。
背後の本棚から何やら書籍を取りだしページを捲って
「あっ、マタクワだった!」って。
うそ~、「マタクワ」でなく、「タマクワ」って書いてあるよ~。
えっ、えっ、さらに、さらに「タマクワ」とも書いてある。
調べた本は、「琉球列島 植物方言集」と言うんだけど
沖縄や奄美群島で「鳳仙花」を方言で言うと、地域によって33通りもあるらしい。
T子姉さんが言った「カマックワ」って言う言い方は載っていなかった・・・・・
奄美の大和村では「パマクラ」と言い、喜界島では「ハマッカ・パマッカ」」と言うらしいが、
喜界島の言い方が一番「カマックワ」と似ているかな~。
面白いね~、方言って。
又ひとつ勉強して、賢くなったよ、ばば・・・って、
明日になれば、又すぐ忘れてしまうだろうだけどね・・・・