2月16日(土)
これを奇跡といわずして何と言おう!という出来事があった。
それは、じじ&ばば上京中の2月6日のことだった。
この日は、3女の誕生日であった。
夕方6時にじじ・3女と待ち合わせ誕生祝いをすることになっていた。
朝から寒く、時折雪交じりの雨も降るという天気であったが、
ばばも完全防寒をして、その日が休みだった次女と出かけた。
じじは朝から大好きな秋葉原に出かけていたし、
3女はいつも通り仕事を終えてから待ち合わせ場所に向かうはずであった。
約束の時間を少し過ぎていたが親子4人無事合流して食事の場所へ向かった。
出る料理、出る料理どれもおいしくて4人とも満足満足。
最後のデザートで、アイスクリームを頼んだのだが、
ばば達の注文を受けた店員さんが勘違いしたのか、
注文もしていないアイスクリームが出てきてびっくり。
確かに抹茶アイスクリームと言ったはずなのに・・・
娘達が店員さんにそのことを告げると、
先に出したアイスクリームはサービスしてくれ、
注文通りの品も出してくれた。申し訳ないような、得をしたような
複雑な気持ちで店を出た。
そのあと肩を寄せて歩きながら3女が言った。
「大変なことしてしまった」と。
詳しく聞くと、友達から結婚式への招待状をもらっていて、
記入した葉書を、その日会社に持って行き、
帰りがけにでもポストに入れようと思っていたらしい。
ところが、仕事の終わりが少し遅くなり、
夕方家族との待ち合わせもあり、気が急いていた娘は
小走りに駅に向かったらしい。
会社を出て、食事場所へ向かう途中の何処かで
大事な葉書を落としたらしいと言うのだ。
「こりゃ一大事!」善後策を女3人で話し合った。
おめでたいお祝いの招待状なので、なくしたというのはいけないのでは?
と言うばば。娘二人は、「電話ででも正直に事情を説明して、
もう一回葉書を送ってもらうか、電話で出席の返事をしようか・・」侃々諤々。
結論は出なかったが、やはり正直に電話で事情を話して謝り、
その後、また考えようということになった。
3女は少しでも早く家に帰って電話をしようと先を急いだ。
家に帰って友達に電話をすると生憎留守電だったらしい。
翌日から、じじ&ばばは旅行に出かけたので、
葉書のことは気になりながらも娘がどういう行動をとったのか
分からずじまいだった。
3日後、旅行から帰って葉書がどうなったかは忘れかけていた。
ところが、次の日娘が電話をしながら体をよじって笑い転げているのが
気になった。電話を切るのを待って、なぜあんなにも笑っていたのか聞くと・・・
電話の相手は招待状をくれた友達だった。
娘は招待状をなくしたことを打ち明けて謝り、
電話で出席の返事をしてもいいのかと聞いたらしい。
すると、友達は「ひかちの葉書はちゃんと届いているよ」と言ったそうな。
びっくりしたのは娘。いや、娘ならずともびっくりするだろう。
落としてしまった葉書がちゃんと宛先に届いていた!
友達が言うには「彼氏と二人して、ひかちからの返信葉書を見て、笑い転げた」
そうだ。
なぜなら、娘の葉書はいかにも「頑張って,頑張って、転げてきました」
という風体だったとか。
きっと、土の上、石の上、アスファルト、コンクリートの上を
風に吹き飛ばされながらポストの近くまで転がったのか?
あの日、足下はぬかるんでいたのに。
よくもまあ、無事で・・葉書は吹き飛ばされ、転がり、
やっとの思いで自らポストへ飛び込んだのか?
いや、絶対「善意の手」があったはずだ。
それにしてもどこのどなたが親切に娘の葉書を拾って投函して下さったのだろう。
世の中、まだまだ捨てたもんじゃないなあ・・などとばばは感激もひとしお。
葉書をなくしたと思いこんだ娘は、
翌日会社でもそれとな~く周囲の方々に聞いたそうだ。
「もしかして・・・葉書など・・・落ちていませんでしたか」と。
でも芳しい返事はなくすっかり諦めていたところへの
友達の電話での話。娘が笑い転げるのも頷ける。
その後、娘達とばばは話した。
もし、葉書が落ちていたら、ポストに投函するかという話題。
まず、葉書が落ちていても都会の慌ただしさの中で気づくだろうか?
もし気づいても拾い上げるだろうか?
拾い上げたとしても投函するだろうか?
ばばは、「投函しないかも」と言った。
娘達は「近くにポストがあれば投函するかも」と言った。
うぅ~~~ん、難しいなあ。
娘の葉書を拾って投函してくれた、どこのどなたかもしれぬお方、
本当にありがとうございました。
これを奇跡といわずして何と言おう!という出来事があった。
それは、じじ&ばば上京中の2月6日のことだった。
この日は、3女の誕生日であった。
夕方6時にじじ・3女と待ち合わせ誕生祝いをすることになっていた。
朝から寒く、時折雪交じりの雨も降るという天気であったが、
ばばも完全防寒をして、その日が休みだった次女と出かけた。
じじは朝から大好きな秋葉原に出かけていたし、
3女はいつも通り仕事を終えてから待ち合わせ場所に向かうはずであった。
約束の時間を少し過ぎていたが親子4人無事合流して食事の場所へ向かった。
出る料理、出る料理どれもおいしくて4人とも満足満足。
最後のデザートで、アイスクリームを頼んだのだが、
ばば達の注文を受けた店員さんが勘違いしたのか、
注文もしていないアイスクリームが出てきてびっくり。
確かに抹茶アイスクリームと言ったはずなのに・・・
娘達が店員さんにそのことを告げると、
先に出したアイスクリームはサービスしてくれ、
注文通りの品も出してくれた。申し訳ないような、得をしたような
複雑な気持ちで店を出た。
そのあと肩を寄せて歩きながら3女が言った。
「大変なことしてしまった」と。
詳しく聞くと、友達から結婚式への招待状をもらっていて、
記入した葉書を、その日会社に持って行き、
帰りがけにでもポストに入れようと思っていたらしい。
ところが、仕事の終わりが少し遅くなり、
夕方家族との待ち合わせもあり、気が急いていた娘は
小走りに駅に向かったらしい。
会社を出て、食事場所へ向かう途中の何処かで
大事な葉書を落としたらしいと言うのだ。
「こりゃ一大事!」善後策を女3人で話し合った。
おめでたいお祝いの招待状なので、なくしたというのはいけないのでは?
と言うばば。娘二人は、「電話ででも正直に事情を説明して、
もう一回葉書を送ってもらうか、電話で出席の返事をしようか・・」侃々諤々。
結論は出なかったが、やはり正直に電話で事情を話して謝り、
その後、また考えようということになった。
3女は少しでも早く家に帰って電話をしようと先を急いだ。
家に帰って友達に電話をすると生憎留守電だったらしい。
翌日から、じじ&ばばは旅行に出かけたので、
葉書のことは気になりながらも娘がどういう行動をとったのか
分からずじまいだった。
3日後、旅行から帰って葉書がどうなったかは忘れかけていた。
ところが、次の日娘が電話をしながら体をよじって笑い転げているのが
気になった。電話を切るのを待って、なぜあんなにも笑っていたのか聞くと・・・
電話の相手は招待状をくれた友達だった。
娘は招待状をなくしたことを打ち明けて謝り、
電話で出席の返事をしてもいいのかと聞いたらしい。
すると、友達は「ひかちの葉書はちゃんと届いているよ」と言ったそうな。
びっくりしたのは娘。いや、娘ならずともびっくりするだろう。
落としてしまった葉書がちゃんと宛先に届いていた!
友達が言うには「彼氏と二人して、ひかちからの返信葉書を見て、笑い転げた」
そうだ。
なぜなら、娘の葉書はいかにも「頑張って,頑張って、転げてきました」
という風体だったとか。
きっと、土の上、石の上、アスファルト、コンクリートの上を
風に吹き飛ばされながらポストの近くまで転がったのか?
あの日、足下はぬかるんでいたのに。
よくもまあ、無事で・・葉書は吹き飛ばされ、転がり、
やっとの思いで自らポストへ飛び込んだのか?
いや、絶対「善意の手」があったはずだ。
それにしてもどこのどなたが親切に娘の葉書を拾って投函して下さったのだろう。
世の中、まだまだ捨てたもんじゃないなあ・・などとばばは感激もひとしお。
葉書をなくしたと思いこんだ娘は、
翌日会社でもそれとな~く周囲の方々に聞いたそうだ。
「もしかして・・・葉書など・・・落ちていませんでしたか」と。
でも芳しい返事はなくすっかり諦めていたところへの
友達の電話での話。娘が笑い転げるのも頷ける。
その後、娘達とばばは話した。
もし、葉書が落ちていたら、ポストに投函するかという話題。
まず、葉書が落ちていても都会の慌ただしさの中で気づくだろうか?
もし気づいても拾い上げるだろうか?
拾い上げたとしても投函するだろうか?
ばばは、「投函しないかも」と言った。
娘達は「近くにポストがあれば投函するかも」と言った。
うぅ~~~ん、難しいなあ。
娘の葉書を拾って投函してくれた、どこのどなたかもしれぬお方、
本当にありがとうございました。