横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

ハコベの仲間

2022-04-22 06:45:29 | 日記



五反田谷戸の畦に小さな白い花が咲いていた。







ノミノフスマのようだ。
ハコベと同様に10枚に見える花弁は5枚の一つ一つが深く切れ込んでいるからだ。







ハコベと違って萼が花弁より短いところが区別点になる。
ノミノフスマは1年前に瀬谷市民の森で観察しているが、その前は10年も前のことだ。
だんだん、こういう小さな草花の観察がおろそかになっているようで、少し反省しなければ・・・







ノミノフスマの近くにオランダミミナグサも見られた。やはりハコベに近い仲間だ。







オランダミミナグサは帰化植物で家の近所でも見られるが、
在来種のミミナグサは見る機会が少なくなってきた。
どこかに咲いていないか探してみたい。




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田んぼを枯らす

2022-04-20 18:29:14 | 日記



町田市小野路の五反田谷戸。名物の山桜は終わっていた。
間もなく田植えも始まり6月にはカキランも咲いたりすることだろう。






カキドオシが広がる一角に黄色い花たちも見られる。







キツネノボタンだ。水田や水辺などで多く見られる。
近所の市民の森の水辺でもお馴染みだ。







まん丸い集合果。トゲのある一つ一つが果実だ。







近くにキツネノボタンに似ているが背はずっと高い草花・・・タガラシがたくさん見られた。
キツネノボタンやケキツネノボタンはよく見るが、タガラシは10年ぶりぐらいだ。







タガラシ(田枯し)との名前からして繁殖力が強く田んぼの厄介者だったのだろう。






花はキツネノボタンより小さめで球形ではなく楕円形の果実(集合果)が出来る。
果実にはキツネノボタンのような鉤状の突起はない。


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蒲公英に蓮華草

2022-04-18 18:51:16 | 日記



町田市小野路、五反田谷戸の入口。斜面に黄色い花がいっぱい咲いていた。







タンポポ・・・カントウタンポポだ。
豊かな自然が残る谷戸なのだろうと期待させる風景だ。







田んぼの周りにはムラサキサギゴケに混じってレンゲソウの花も咲いていた。







昔は秋にレンゲソウの種を蒔き春に咲いたのを田植え前に漉き込んで緑肥にしたそうだ。







あちこちのレンゲにミツバチがやってきて熱心に蜜を吸っていた。







蜂蜜といえば日本ではアカシアと並んでレンゲ蜂蜜も人気がある。







神明谷戸にもレンゲが咲いていて・・・







そこでもミツバチが蜜を吸っていた。
巣箱はどこにあるのだろうか。ちょっと舐めてみたい気もする。







奈良ばい谷戸でもレンゲは咲いていた。
昔このあたりのどの谷戸でも春の田んぼはレンゲの花盛りだったのだろう。





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谷戸の畦に広がる花

2022-04-17 19:02:29 | 日記



先日の小山田緑地は、その前に町田市図師小野路歴史環境保全地域の谷戸を歩いていた。
まず最初は五反田谷戸そして神明谷戸から奈良ばい谷戸と回った。







どの谷戸も、そろそろ田植えの準備を始めるのかなというような状況だった。
畦には、さまざまな草花が咲いていた。おいおい記事にしたい。







一番たくさん広がっていたのは、この紫色の花。ムラサキサギゴケだ。







上唇は二裂し大きな下唇は三裂している。中央部が隆起して黄色い斑紋があるのも特徴だ。
トキワハゼに似ているが、花は少し大きく地面を這うように茎を延ばして広がる。







白い花が混じっている場所もあった。







シロバナサギゴケだ。
ムラサキサギゴケと2種類がたまたま同じ場所に咲いているだけなのか、
ムラサキサギゴケから時によってシロバナに変異するのか、よく知らない。
前に横浜市青葉区寺家でもシロバナサギゴケを見た。
その時はシロバナサギゴケとムラサキサギゴケが別の畦で広がっていた。








ムラサキサギゴケの蜜を吸っているチョウがいた。ミヤマセセリだ。






ミヤマセセリは3年前に宮ヶ瀬と石砂山で見て以来だ。


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一輪、二輪

2022-04-15 18:46:21 | 日記



奈良ばい谷戸の方から車道を渡って小山田緑地に入り木道を歩いていると白い花が咲いていた。







イチリンソウだ。今年に入って、はじめて出会った。






花被片の裏側にピンク色が差すのも魅力的だ。







木道を更に歩いて行くと、また白い花が咲いていた。







ニリンソウだ。イチリンソウの花に比べて、ずっと小さい。
イチリンソウよりずっと前に咲くと思っていたが、まだ咲いていた。
一輪の花茎の腋から、もう一輪が伸びてきて開花を待っている。







花の大きさと一輪咲きか二輪咲きかと言うほかに葉の形が違う。
こちらイチリンソウの葉は鋭角的で切れ込みが深い。







こちらニリンソウの葉も切れ込みは入っているが、全体的に柔らかな感じがする。


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