業務日誌

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だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

お家騒動 その2

2007年08月22日 | 事例検討
ひがし会と同区に、かえで園(仮称)という老健があります。
出来てまだ2年たらずのキレイな老健なんですが、どゆワケか超不人気
ウワサでは「ナースがいない」とか「夜勤職員が足りない」そうで、ショート利用した方のみならず、入所した方までもが2度と行かん!と激怒されるほどのトコらしい。
ミキサーの知り合いという、私やふっくんに怒鳴った例の区役所の福祉課の熱い職員さんが、かえで園に電話して聞いたところ
「身内が遠方にしかいない方だからという理由で入所をお断りすることはありません」と言われたというんです。
(しかし、必死で入所施設を探しているミキサーには、このセリフが
「入所してもいいですよ」と聞こえるワケです)
私とふっくんは、ミキサーや福祉課職員さんに
「そういう、こちらの事情を汲んでくださる老健も探せばあるんですよねええ」
と、イヤというほどあてこすられました。

結局そのかえで園に入所申し込みをすることになり、ふっくんにはマイケルの入所診断書を準備してもらうことになりました。
これでマイケルを引き取ってもらうことができれば結果オーライです。
私はいったん胸を撫で下ろしました。

ミキサーは、これではまだ安心できないと思ったのか、あるいはひがし会の老健がいかに不親切かということをチクるつもりだったのかもしれませんが、
医療法人ひがし会の理事長婦人・洋子様(仮名)直談判
結果、洋子様は
1週間でひがし老健のひとつに入所させてやると約束してしまったのでした。

ちなみにマイケルを本院に入院させてくれたのも洋子様。
洋子様はもと民生委員で地元の名士で、現在も地域活動に足を突っ込んでいそしんでおられるお方。

洋子様に太鼓判を押してもらったミキサーは大喜び。
「ひがし会で面倒を見てくださるそうなので」と、かえで園の入所準備をしていた私たちにストップをかけました。
突然の急展開に私たちはボーゼン。
慌てふためいたのはふっくん、そして老健の相談員たちです。
施設側にしてみりゃとんでもない話ですから当然ですよね。

ところが
洋子様の暴挙に、待ったをかけた人物がいました。
それは、ひがし会本院の院長で洋子様の愛娘、Drかれんでした。

Drかれんと洋子様は、この件についてひがしクリニックの待合で親子喧嘩。
洋子様とDrかれんの間に挟まってオロオロしていたのは、何を隠そうこのハリケンでした。





どうなったかというと





ひがし老健、マイケルの入所を土壇場で拒否。


ミキサー切れる(当たり前です)。



で、慌ててかえで園に入所申し込みに行ったのはこの私です。

よっぽどヒマな老健らしく、翌日にはもう入所判定会。

結果は




マイケルに出てる薬の

             薬価が高いので不可。







                        チーン♪(終了)





今日もひがし会に、この地区の住民の方から相談の電話がかかってまいります。
「私は○○というものですが、そちらの洋子様が、うちのおじいちゃんを『ひがし本院に入院させてあげる』と言って下さったのでお願いしたいのですが」
と。
そこで医事課の職員がひがし家本宅に電話を回し
「○○様からこれこれの件でお電話が入っております」
とお取次ぎをいたしますと、洋子様はこうお返事なさるのです。

「そういうことは病院の相談員に直接言えといって切っておしまい!」





ひがし洋子様外伝
「ヘルパーがダメならケアマネが掃除をすればいいじゃないの」
「公用車がダメなら自家用車に乗せればいいじゃないの」
は、またいつの日かお目にかけます。