とうとう5年ぶりのホイケ当日が来ました。
今回は贅沢なことに2日前から舞台を借りて、
都合3回リハーサルをやりました。
さっきできたことが今度はできなかったり、
今まで一度も間違えたことがないところをスポッとミスったり、
本当に舞台には魔物がいるなぁと感じます。
一部は生徒の発表会。
練習の成果を見せる場です。
音源はCD。
二部はイポちゃんSHOW。
こちらは100%クム主導のステージです。
リハでは、あらかじめいただいていた音がどんどんアレンジされて、
なかなか練習どおりに踊ることができなくなります。
それに喰らいついていかなくてはなりません。
でも実は内心すごく怖い。
練習では入っていたverseがなくなったりするので、
ものすごく集中していないと、間違えちゃいそう・・・





そして、二部では飾りもフレッシュのお花になります。
これは、クムのご好意によるもの。
たくさんの花をハワイから空輸してくれて、合間合間で作ります。
クムに呼ばれたら取りに行くので(もちろんレイ作りを手伝うことも)、本番直前まで、お花が決まらないなんてことはザラ!
あらかじめフェイクは用意してあるのですが、それを使うのかフレッシュレイになるのか、まずわからない。
いざフレッシュと決まっても、フェイクと併用だったりした場合、
フェイクの外側にフレッシュ!などと決まったら、どんなにギリギリでもフェイクの丈を短く調整しなきゃなりません。
リボンで丈をつめる、そんな工作がとっても怖い。
一分一秒でも早くお知らせしてほしいというのが心境です。
とても胃が痛くなります。

オットがお花にお水を与えています。
生徒が呼ばれて、見本で長さを決めています。
こうやって、クムのイメージする舞台が出来上がっていきます。
私は今回、レイの他に白アンスリウムを頭に飾ることになりました。
でも、どうやってつけるのか、その指示は間際になっても来ませんでした。
仲間の3人もグリーンのアンス4枚を手に、同じように途方に暮れている。
クムのお部屋に聞きに言っても「Later.」と言われてしまい・・・
4人で会議。
どうしよう?もう、時間がない!
えーい!
アンスリウムにアレンジも何もないわ!
要は盛ればいいのね!と自己判断して、髪に飾ります。
お願い!もうなにも言わないで~
これも自由度が高いハラウというのかな(笑)?





みんなが半泣きだったのが、活動報告。
一部が終わって、間髪いれずに活動報告がありました。
これまでの活動をスライドショーでお見せした後、Tシャツ+スカートで踊るのですが、
スライドショーの時間は3分。
3分あれば普段の条件なら私たちは着替えられます。
けれど、着るものはメリーモナークTシャツ
頭をキレイに作っているのに、Tシャツて!
おまけに、直前に着ていたブラウスがこれまたかぶり。
装飾品を全部はずして、
髪形を乱さぬように、すごく気をつけてブラウスを脱ぎ、スカートを脱ぎ、
次に気をつけてTシャツをかぶります。
このTシャツは襟ぐりが特別広いわけでもなく、
すべりのよいスカーフを持参してそれを頭にかぶせても大変な作業。
リハの時はそのまま、レイも何もつけずにパウスカートをはいて踊りました。
(メリーモナークTシャツにレイが描いてある)
これで全員時間ギリギリ
それが本番直前に「頭にフレッシュフラワーを飾りまーす!」ってことになりました。
伝令役だった隣の楽屋の子に「無理だよー!できないよー!」
みんなで食って掛かります。
(それが無意味なこともみんな知っているけど)
「普通に着替えるだけで2分30かかったんだよ?どんなお花をつけるって?」
「できないって言ってきてよ~!」
お花がこちら。

デンファレがハワイの爪楊枝(両サイドが細い)で3輪つながっています。(串刺しってこと)
ひっくり返すとこんな感じ。

プルメリアやデンファレで作るこのお花飾りは私のハラウでは定番のスタイルですが、これを1人5セット・・・3×5=15輪・・・頭に飾ることに。
本番直前、1曲目の衣装を着ていた私が試しにアメピンで留めてみる・・・
爪楊枝はしならないから、頭のカーブにあわない上、お花が3輪ついていると爪楊枝の余白がありません。
本当は爪楊枝の両サイドをピンで留めたいけど、両サイドがないに等しい。
ならばと真ん中をブスッと一本、ピンで留めると、端っこのお花がモロッと落ちてしまいます(両端が細いから)。
無理だ、無理だ、こんなのを15秒でやるなんて無理だ
他の子も着けてみては「できなーい!」
どうしよう?
考えるんだ!
みんなで考えるんだ!
メリーモナークTシャツには紫色のレイが描かれているから、このお花をつけたらきれいなのはわかる。
それがクムの愛情だ。
どうしよう、どうしよう・・・
私が叫びました。
「まず、必死で着替えよう!1分縮める勢いで。そして、お花は爪楊枝1本に対して2輪!1輪はずして、爪楊枝の両端をピンで留める!そして残った1輪はピンで留める!これで理屈は同じだよ!」
「そっか!じゃ、今のうちに爪楊枝からお花を抜いて用意しておけばいいのね?」
「そうしよう!そうしよう!」
「もし15輪つかなくても、誰も数えるわけじゃない。なるべく多く、可能な限りで頑張ろう」
だって、複数輪集まったお花はこんなに可愛いのよ。

そんな感じでホイケがスタートし、曲がどんどん進みます。
3回目のリハの時には、曲を踊りながらも
Tシャツ着替えられるかな・・・などと考えて間違ったりしたけれど、
そんなこと考えてちゃダメなんだ。
ひたすら集中して踊って、そしていよいよ活動報告!
みんなすごい早さで着替えました。
そして私も一番で頭飾りに取り掛かります。
2輪の串ならピンが留まる!
「私、1本ついたよー!みんなも頑張れ!!」
「できないー!爪楊枝が硬くてできないよー!」
久美ちゃんが叫びます。
舞台運営のスタッフさんが「あと1分です!」
「急いでください!」
私はたぶん、自分のを6輪ぐらいでやめました。
そして、洋子ちゃんと久美ちゃんともうひとり誰だっけな・・・の頭に
お花をどんどんつけました。
15輪は皆目ムリ!
誰かはたった5輪だったかもしれない。
でもみんなで均等に、同じぐらいで助け合ってつけたつもり。
他のクラスがどうやったかは、私たちにはわからない。
手のあいてる人がヘルプしたかもしれない。
でも私たちのクラスは全員が次に出るメンバーだったから
自分たちでどうにか助け合ったの。
そして、首にはフレッシュレイをつけて
できあがったイメージがこちら。

首にはグリーンのレイ、頭にはこんなデンファレをつけました。
そりゃ、あった方が文句なく可愛いさ
涼しい顔をして舞台には出るけど、鼻の下には汗びっしょり。
頭も大きく揺らさないようにと(笑)、すごく気をつけながら踊りました。





今回、夫が踊る「Koa'e」。
去年ハワイに2人で行ったときにオットが習った曲です。
ハワイアンCDの多い我が家でも、私たちは知らない曲でした。
「やっと踊りたい曲に出会えた」とオットが言った曲。
ホイケで踊りたいとオットが切望した曲。
私はその様子をこれまで見てきました。
クムからメールで言われた衣装は上下黒。以上。
黒シャツと黒パンを用意しました。
レイが何だかも、カマーを巻くのかもわかりません。
私は一か八かでホワイトのラフィアスカートを2枚、1万円かけて空輸しました。
いざとなったら、これをクムに提案してみよう!
コアエは白い渡り鳥。
ハワイでKoa'eを習ったのちにメリーモナークDVDで観た
ケカイオカヒキのハーラウは上下白に紫のカマーで踊ってました。
なんで黒×黒なんだろう?
2人で不思議に思いながら(のちに、もう一曲との兼ね合いと判断。聞いたわけじゃない)、ホワイトのラフィアをチョイスしました。(ナチュラルカラーじゃなくて、白を)
オットのフラはターンが多い曲。
スカートが広がったら華やかになる。
でも、却下されてもそれは仕方ない。
「コアエは渡り鳥の曲だけど、腰ミノをつけたら漁師みたくなっちゃうかな?
いや、浦島太郎は日本人しか知らないはずだし、腰ミノ=漁師とはならないかもしれない」
今回は私たちもTリーフスカートをはかないし、1人ぐらいスカートがいたら、フラを初めて観るお客様も面白いかもしれないじゃん!
やっぱり、やれることを用意しよう。
ダメ元に気乗りのしない夫を無視して、ハワイのいつも行くお店にEメールでスカートを注文しました。
前日夜。
夫はクムから「サッシュ(カマー)は何色を持っている?」と聞かれたそうです。
Koa'eで黒×黒に何かを巻こうとしているらしい。
チャンスをうかがっていた私は「今しかない!」と空輸した箱を手にクムの元へ急ぎました。
「He has 2 white raffia skirts. He would like to wear these skirts. How about it?」
ラフィアスカートをクムに見せて、回答を待ちます。
「Un~・・・tomorrow.」
ダメかもしれない・・・
でも「No」とは言わなかったわ。
明日、ありったけのサッシュも正直に持参し、審判を仰ごう。
翌日朝、クムに呼ばれました。
一応スカートの箱も持参します。
「そのスカート、使いましょう」
クムが言いました。
やった!

「スカートの上にサッシュも巻きますか?」
私は聞きました。(実はそのスタイルが一番やってみたかったスタイル)
「オレンジ、水色、赤・・・ありますけど?」
「Un~・・・No.」
あはは
残念!
スカート+カマースタイルは叶わなかったかー
そして、白いお花のレイが手渡され・・・
本番直前にオットが上気した顔で私の元にやってきました
「やった!こんなレイをつけていいって!」
それは葉っぱで工作したカヒコ調(古典風)のレイです。
オットのコスチュームに葉っぱで作ったレイが加わりました。
突然呼ばれて、突然増えます(笑)

かっこいい!
今朝までの黒×黒のシンプルな衣装が急に重みを増しました。
夫が喜んでいます。

私、このレイを手にできたのは、絶対ラフィアスカートのおかげだと思う。
私が勇気を出してスーにメールをして、勇気を出して出費して、勇気を出して提案したからだわ!
誰がなんて言ったってこのスカートがこのレイを引っ張ってきたと思うんだ~。
私が出費するのは自分のバッグだけじゃないんだぞ!
よく覚えとけ!

「Koa'e」は2人だけで練習して2人で積み重ねてきた曲です。
オットが思い切り踊れたことが、私の何よりの喜びでした。
明日は、「早替え」について書こうと思います(笑)
今回は贅沢なことに2日前から舞台を借りて、
都合3回リハーサルをやりました。
さっきできたことが今度はできなかったり、
今まで一度も間違えたことがないところをスポッとミスったり、
本当に舞台には魔物がいるなぁと感じます。
一部は生徒の発表会。
練習の成果を見せる場です。
音源はCD。
二部はイポちゃんSHOW。
こちらは100%クム主導のステージです。
リハでは、あらかじめいただいていた音がどんどんアレンジされて、
なかなか練習どおりに踊ることができなくなります。
それに喰らいついていかなくてはなりません。
でも実は内心すごく怖い。
練習では入っていたverseがなくなったりするので、
ものすごく集中していないと、間違えちゃいそう・・・






そして、二部では飾りもフレッシュのお花になります。
これは、クムのご好意によるもの。
たくさんの花をハワイから空輸してくれて、合間合間で作ります。
クムに呼ばれたら取りに行くので(もちろんレイ作りを手伝うことも)、本番直前まで、お花が決まらないなんてことはザラ!
あらかじめフェイクは用意してあるのですが、それを使うのかフレッシュレイになるのか、まずわからない。
いざフレッシュと決まっても、フェイクと併用だったりした場合、
フェイクの外側にフレッシュ!などと決まったら、どんなにギリギリでもフェイクの丈を短く調整しなきゃなりません。
リボンで丈をつめる、そんな工作がとっても怖い。
一分一秒でも早くお知らせしてほしいというのが心境です。
とても胃が痛くなります。

オットがお花にお水を与えています。
生徒が呼ばれて、見本で長さを決めています。
こうやって、クムのイメージする舞台が出来上がっていきます。
私は今回、レイの他に白アンスリウムを頭に飾ることになりました。
でも、どうやってつけるのか、その指示は間際になっても来ませんでした。
仲間の3人もグリーンのアンス4枚を手に、同じように途方に暮れている。
クムのお部屋に聞きに言っても「Later.」と言われてしまい・・・

4人で会議。
どうしよう?もう、時間がない!
えーい!
アンスリウムにアレンジも何もないわ!
要は盛ればいいのね!と自己判断して、髪に飾ります。
お願い!もうなにも言わないで~

これも自由度が高いハラウというのかな(笑)?





みんなが半泣きだったのが、活動報告。
一部が終わって、間髪いれずに活動報告がありました。
これまでの活動をスライドショーでお見せした後、Tシャツ+スカートで踊るのですが、
スライドショーの時間は3分。
3分あれば普段の条件なら私たちは着替えられます。
けれど、着るものはメリーモナークTシャツ

頭をキレイに作っているのに、Tシャツて!
おまけに、直前に着ていたブラウスがこれまたかぶり。
装飾品を全部はずして、
髪形を乱さぬように、すごく気をつけてブラウスを脱ぎ、スカートを脱ぎ、
次に気をつけてTシャツをかぶります。
このTシャツは襟ぐりが特別広いわけでもなく、
すべりのよいスカーフを持参してそれを頭にかぶせても大変な作業。
リハの時はそのまま、レイも何もつけずにパウスカートをはいて踊りました。
(メリーモナークTシャツにレイが描いてある)
これで全員時間ギリギリ

それが本番直前に「頭にフレッシュフラワーを飾りまーす!」ってことになりました。
伝令役だった隣の楽屋の子に「無理だよー!できないよー!」
みんなで食って掛かります。
(それが無意味なこともみんな知っているけど)
「普通に着替えるだけで2分30かかったんだよ?どんなお花をつけるって?」
「できないって言ってきてよ~!」
お花がこちら。

デンファレがハワイの爪楊枝(両サイドが細い)で3輪つながっています。(串刺しってこと)
ひっくり返すとこんな感じ。

プルメリアやデンファレで作るこのお花飾りは私のハラウでは定番のスタイルですが、これを1人5セット・・・3×5=15輪・・・頭に飾ることに。
本番直前、1曲目の衣装を着ていた私が試しにアメピンで留めてみる・・・
爪楊枝はしならないから、頭のカーブにあわない上、お花が3輪ついていると爪楊枝の余白がありません。
本当は爪楊枝の両サイドをピンで留めたいけど、両サイドがないに等しい。
ならばと真ん中をブスッと一本、ピンで留めると、端っこのお花がモロッと落ちてしまいます(両端が細いから)。
無理だ、無理だ、こんなのを15秒でやるなんて無理だ

他の子も着けてみては「できなーい!」
どうしよう?
考えるんだ!
みんなで考えるんだ!
メリーモナークTシャツには紫色のレイが描かれているから、このお花をつけたらきれいなのはわかる。
それがクムの愛情だ。
どうしよう、どうしよう・・・
私が叫びました。
「まず、必死で着替えよう!1分縮める勢いで。そして、お花は爪楊枝1本に対して2輪!1輪はずして、爪楊枝の両端をピンで留める!そして残った1輪はピンで留める!これで理屈は同じだよ!」
「そっか!じゃ、今のうちに爪楊枝からお花を抜いて用意しておけばいいのね?」
「そうしよう!そうしよう!」
「もし15輪つかなくても、誰も数えるわけじゃない。なるべく多く、可能な限りで頑張ろう」
だって、複数輪集まったお花はこんなに可愛いのよ。

そんな感じでホイケがスタートし、曲がどんどん進みます。
3回目のリハの時には、曲を踊りながらも
Tシャツ着替えられるかな・・・などと考えて間違ったりしたけれど、
そんなこと考えてちゃダメなんだ。
ひたすら集中して踊って、そしていよいよ活動報告!
みんなすごい早さで着替えました。
そして私も一番で頭飾りに取り掛かります。
2輪の串ならピンが留まる!
「私、1本ついたよー!みんなも頑張れ!!」
「できないー!爪楊枝が硬くてできないよー!」
久美ちゃんが叫びます。
舞台運営のスタッフさんが「あと1分です!」
「急いでください!」
私はたぶん、自分のを6輪ぐらいでやめました。
そして、洋子ちゃんと久美ちゃんともうひとり誰だっけな・・・の頭に
お花をどんどんつけました。
15輪は皆目ムリ!
誰かはたった5輪だったかもしれない。
でもみんなで均等に、同じぐらいで助け合ってつけたつもり。
他のクラスがどうやったかは、私たちにはわからない。
手のあいてる人がヘルプしたかもしれない。
でも私たちのクラスは全員が次に出るメンバーだったから
自分たちでどうにか助け合ったの。
そして、首にはフレッシュレイをつけて
できあがったイメージがこちら。

首にはグリーンのレイ、頭にはこんなデンファレをつけました。
そりゃ、あった方が文句なく可愛いさ

涼しい顔をして舞台には出るけど、鼻の下には汗びっしょり。
頭も大きく揺らさないようにと(笑)、すごく気をつけながら踊りました。





今回、夫が踊る「Koa'e」。
去年ハワイに2人で行ったときにオットが習った曲です。
ハワイアンCDの多い我が家でも、私たちは知らない曲でした。
「やっと踊りたい曲に出会えた」とオットが言った曲。
ホイケで踊りたいとオットが切望した曲。
私はその様子をこれまで見てきました。
クムからメールで言われた衣装は上下黒。以上。
黒シャツと黒パンを用意しました。
レイが何だかも、カマーを巻くのかもわかりません。
私は一か八かでホワイトのラフィアスカートを2枚、1万円かけて空輸しました。
いざとなったら、これをクムに提案してみよう!
コアエは白い渡り鳥。
ハワイでKoa'eを習ったのちにメリーモナークDVDで観た
ケカイオカヒキのハーラウは上下白に紫のカマーで踊ってました。
なんで黒×黒なんだろう?
2人で不思議に思いながら(のちに、もう一曲との兼ね合いと判断。聞いたわけじゃない)、ホワイトのラフィアをチョイスしました。(ナチュラルカラーじゃなくて、白を)
オットのフラはターンが多い曲。
スカートが広がったら華やかになる。
でも、却下されてもそれは仕方ない。
「コアエは渡り鳥の曲だけど、腰ミノをつけたら漁師みたくなっちゃうかな?
いや、浦島太郎は日本人しか知らないはずだし、腰ミノ=漁師とはならないかもしれない」
今回は私たちもTリーフスカートをはかないし、1人ぐらいスカートがいたら、フラを初めて観るお客様も面白いかもしれないじゃん!
やっぱり、やれることを用意しよう。
ダメ元に気乗りのしない夫を無視して、ハワイのいつも行くお店にEメールでスカートを注文しました。
前日夜。
夫はクムから「サッシュ(カマー)は何色を持っている?」と聞かれたそうです。
Koa'eで黒×黒に何かを巻こうとしているらしい。
チャンスをうかがっていた私は「今しかない!」と空輸した箱を手にクムの元へ急ぎました。
「He has 2 white raffia skirts. He would like to wear these skirts. How about it?」
ラフィアスカートをクムに見せて、回答を待ちます。
「Un~・・・tomorrow.」
ダメかもしれない・・・
でも「No」とは言わなかったわ。
明日、ありったけのサッシュも正直に持参し、審判を仰ごう。
翌日朝、クムに呼ばれました。
一応スカートの箱も持参します。
「そのスカート、使いましょう」
クムが言いました。
やった!


「スカートの上にサッシュも巻きますか?」
私は聞きました。(実はそのスタイルが一番やってみたかったスタイル)
「オレンジ、水色、赤・・・ありますけど?」
「Un~・・・No.」
あはは

スカート+カマースタイルは叶わなかったかー

そして、白いお花のレイが手渡され・・・
本番直前にオットが上気した顔で私の元にやってきました

「やった!こんなレイをつけていいって!」
それは葉っぱで工作したカヒコ調(古典風)のレイです。
オットのコスチュームに葉っぱで作ったレイが加わりました。
突然呼ばれて、突然増えます(笑)

かっこいい!
今朝までの黒×黒のシンプルな衣装が急に重みを増しました。
夫が喜んでいます。

私、このレイを手にできたのは、絶対ラフィアスカートのおかげだと思う。
私が勇気を出してスーにメールをして、勇気を出して出費して、勇気を出して提案したからだわ!
誰がなんて言ったってこのスカートがこのレイを引っ張ってきたと思うんだ~。
私が出費するのは自分のバッグだけじゃないんだぞ!
よく覚えとけ!

「Koa'e」は2人だけで練習して2人で積み重ねてきた曲です。
オットが思い切り踊れたことが、私の何よりの喜びでした。
明日は、「早替え」について書こうと思います(笑)