いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

好きな映画②「For The Boys」

2018-09-11 | 映画
8時間寝て朝5時に起きたワタシの体力は、映画を1本観てもまだまだバッテリーは満タンで、返却日も迫っているし、外は風台風だし…ってんで映画再生2本目に入りました。

2本目の映画は『For The Boys』
公開は1991年、ワタシは当時銀座で働く29才独身。

この映画を観た時のシチュエーションは今でもくっきり覚えています。
銀座の映画館に普段だったら絶対にご一緒しないであろう職場の先輩(女性)と2人で観に行きました。


タイトルの『For The Boys』は直訳の「男の子たちへ」というよりは『兵士たちへ』という方が正しいでしょう。
部隊慰問を生業とした女性ディクシーと、その相棒エディの友情とも憎しみとも腐れ縁とも…そんなお話です。

この手のお話、ワタシは絶対に好き、それは幼い頃に観た『New York,New York』と背景がダブルから。
なので映画公開を待って銀座の映画館へ行ったんでした。


   



エディは人気のあるスタンダップコメディアン。
戦時下にある(っていうかアメリカは四六時中戦争中だが)この時代は、主に部隊へ慰問に行き、兵士たちを癒しています。

ある日、エディ一座の歌い手が欠員になり、エディの台本を書いているアートおじさんの紹介で姪っ子のディクシーが急きょ駆り出されることになりました。

歌には自信のあるディクシー。
でも歌の前にはエディと軽く漫談(のような掛け合い)をしなければならず、「そんなの無理!」と尻込みしてしまう。
「無理よ、無理!」
「台本があるから大丈夫だって!」
「無理よ、覚えられないわ!」



ステージ上では、ミニスカートのかわい子ちゃん
お色気アクロバットダンスで兵士たちを喜ばせます。


いよいよディクシーの出番です。



台本が覚えられないと舞台袖ではビビっていたディクシー。
実際はアドリブでエディと軽妙な掛け合いをしちゃうの。



男たちが喜ぶような下ネタをぶっこむ機転もあり、ヤンヤの拍手をもらいます。



少しあきれ顔のエディ。
というか、ペースが彼女主導なことにムカついてる?



それでもこの日、この部隊を制圧したのは他ならぬディクシーね。



ここで歌う「P.S.I Love You(ビリー・ホリデイ)」の素敵なこと!
戦で疲れた男たちの心のスポンジに水がしみていきます。(もちろんワタシの心にも)

電力の供給が不安定な戦地で突如停電が起こっても、ディクシーはアカペラで兵士たちに歌を語ります。



そうか、部隊には負傷兵もいるんだもんね。
手を差し伸べ、優しく微笑み、P.S.I Love You~



兵士たちは称賛の証としてディクシーを自分の懐中電灯で照らすのです。



歌い終わるとまたこの感じ。

カッコいい。

あぁーもうワタシ、ディクシーが大好き
決して美人ではないのだけど、垢抜けない美しさというかな…こういう野暮ったい女性がさなぎから蝶になる映画が大好きです。
(プリティウーマンの前半の、拍手に品のないジュリア・ロバーツとか)
おしゃべりは皮肉っぽくお下劣でも、歌になると圧巻。
なんてカッコいいのかしら。

ところがステージが終わり、エディはカンカン
「品がなさすぎる!俺はそういう会話は好かん!」

しかし、結局はアドリブセンスと歌唱力のあるディクシーを切ることはできず、2人は名コンビとして人気を博していくのです。


   


この物語は、恋人や不倫を描いた映画ではありません。
生涯を慰問に捧げた男女のショービスの世界と、そこにからむ戦争の悲惨さ、そして晩年。
そんな映画です。


しかし歴史を振り返ると、アメリカは本当に四六時中戦争をしている国です。
第二次世界大戦が終わり、次は朝鮮戦争。



エディとディクシーは、ある時は砂漠の国にも慰問に行きました。


   


詳しくは書きません。
色々あって、もう慰問の旅はしないと決めたディクシーなのだけど、愛する息子に会えるならとベトナムの地へ、これが最後と決めて赴きます。


ベトナムの兵士たちは、これまでの兵士の秩序と違ってすごく荒んでいました。
ダンサーの可愛い子ちゃんに近づき、腕をつかみ、自らの腰を振り、ダンサーが恐怖を感じるほど大勢で取り囲んだり、
もう十分おばちゃんの(だって部隊キャプテンでもある息子の母だからね)お話にも耳を貸さず、
「いいからおっぱい見せろよ~」みたいな

ベトナム戦争を題材にした映画はアメリカでたくさん作られているけれど、確かにこれまでの戦争と違って、兵士たちの精神的苦痛がすごかったり、戦争後遺症が大きかったということを聞きますよね。

それはベトコンとの戦いの恐怖。
そして、ベトナムの地を借りた代理戦争のようなことだからでしょうか。

戦争を正当化するわけじゃないけれど、これまで(の戦争)がアメリカの正義に基づくものだとしたら、ベトナム戦争だけは兵士たちも納得がいかぬまま駆り出され、罪のないベトナム人を殺戮し、戦わなければならなかった矛盾が、そこにいる荒んだ兵士たちに見て取れました。
それは怖くて、悲しいシーンでした。



「おっぱいとか言ってないで、黙れ。ここまでプライドのない兵士は初めて見たよ」
言葉選びは荒いけど、ディクシーはそんな彼らの心にも水を与えようと頑張るのです。



ここで歌う「In My Life(ビートルズ)」。
すーーーーっごく、沁みますよ~

1991年以降、ワタシはThe Beatlesの曲では「In My Life」が一番好きになりました。
決定されました(笑)
この映画でワタシの毛細血管の隅までこの曲が沁み、このイントロが流れるだけで、ここベトナムのこのシーンが浮かび、涙腺が壊れるのがわかるようになりました。

ワタシはここから最後までずっと泣きどおしでした。

“In my life I love you more…(この人生の中で僕はあなたのことをもっと愛していこう)



ディクシーの歌声に秩序や誇り、国で待つ家族を思い出し、ピースをする兵士たち。



「戦争を終えて、俺たちは必ず帰るんだ」
そんなシーン。
(と考えるとほんのり反戦映画のような気もします)



息子とのつかの間の貴重な時間。

「つらければ帰れるようにしてあげる。エディは国にも口がきけるわ」
母としては当然の思いです。

でも「何言ってるんだ、ママ。僕はキャプテンなんだぜ」と息子。
精神を病む兵士が多く、この戦争がいかに悲惨かを語る貴重なシーンです。


   


ここから最後まで、もうね、ワタシ29歳当時、声をあげて泣いてしまって(笑)、ヒックヒックうぇうぇっと声が漏れてしまって、先輩に背中をさすってもらいながら観たんですよ。
(だからよく覚えているんです)

20数年ぶりに見直した今回は、1991年の時ほど泣きはしなかったけど、後半はずっと悲しく、そして老女になったディクシーの姿が自分もそこに近づいているのを思うと、ディクシーの生涯は、エディの生涯は幸せだったんだろうか?と自問自答の心境になりました。

きっと幸せだったんだよな。
そうでなければ悲しすぎる。

たくさんの兵士に癒しという水を与え、それは選ばれし2人だからできたことで、その生涯は崇高であったと思います。


   


このブログをビリー・ホリデイの「P.S.I Love You」をリピート聞きしながら書きました。
秋の夜長のメロウなジャズの心地よさ。

ベット・ミドラーはライザ・ミネリの力強さ・華やかさとはまた違い、本当にこちらの心が震えるような語りのできる歌い手です。
どちらも甲乙はつけがたいけれど、どちらかと言えばワタシはベット・ミドラーのようなフラダンサーになりたい。
そうそう、もうひとり、バーブラ・ストライサンドも好きだったな。

この3人からしたらマンマ・ミーアのメリル・ストリープなんて到底ミュージカル女優ではないですわよ。
(もうすぐ観に行きますけれど)


『For The Boys』・・・やっぱりワタシの一番好きな映画は今のところこれです。
アカデミー賞にはご縁がなかったらしいけれど、ワタシにとっては何度でも観たくなり、何度でも泣ける大切な映画だってことがわかりました。
アンケートに書くことがあったら(ないんだけれど)この映画をワタシは書きますっ!


あぁ!次はベット・ミドラーの『ステラ』を観よう。
観たか観てないか、お話の内容ももう覚えてないんだもん!
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好きな映画①「ニューヨーク・ニューヨーク」

2018-09-08 | 映画
先日、台風で外のお天気が悪かった日に昔好きだった映画を見直してみました。
近所の蔦屋さんにはDVDの在庫がなく、お取り寄せで手に入れた2本。

昔に観て「これ好き!」と思った映画は今でも好きなもんかしら?
それを知りたくて見直すことに。

前の晩、早くに寝て、朝5時から映画鑑賞です(笑)
(完全にタイムテーブルが年寄りですな)



ソファサイドにはアイスティーとカットマンゴー。


1本目は『ニューヨーク・ニューヨーク』という映画です。

1977年の公開。
もしワタシがリアルタイムで観ていたなら、14歳の時・・・ということになります。

「もし」と書いたのは、どういう状況で観たのかもう覚えてないのね

かなり子供だったことは間違いないとしても、14才のワタシが映画館へ行ったのか、もう少し大きくなってからレンタルビデオで観たのか、それが思い出せない。
のちにロバート・デ・ニーロを好きになって(いっちょ前にそんな時期があった)、後追いで観たのかな?
いずれにしてもLittle Marchはこの映画にしびれたんですね。

マーティン・スコセッシ×ロバート・デ・ニーロの、大してヒットしなかった無名の作品。
時代流れて、レンタルBlu-rayで観てみますよ~。




テーマ曲が流れるオープニング。
「New York,New York」は、ヤンキースタジアムでも流れるらしい。
このイントロだけで、もう・・・大好き。



キャストは
ライザ・ミネリとロバート・デ・ニーロ。


  


日本が降伏したことにより第二次世界大戦が終わりました。
ニューヨークの街は大騒ぎ。

「平和が戻ってきた!」と喜びあう市民。(アメリカ側はそんな感じだったんだね)

復員兵たちはダンスホールに集まり、ガールハンティングに励みます。
(バックに流れるスウィング・ジャズの70年代の世界観がいいんだよなぁ)



最初から鼻持ちならないオトコ、ジミー。
口がうまくて押しが強くて、相手の迷惑を考えない。

ライザ・ミネリ演じるフランシーヌを口説きまくります。
何度「No!」と言っても聞き入れません。

ひょんな縁でジミーのサックスプレイを目にするフランシーヌ。



それはジミーが仕事を得るためのオーディションの場。



なんだか目にハートが浮かんでる?
思いがけずジミーのサックスを聞き、彼が仕事を得たらいいわねと素直に思います。

でもクラブのオーナーは「お前の演奏はジコチューで気に入らん!」と不採用を決めます。



そこにフランシーヌが近づき、しっとりした歌を歌い始めるのです。
「ワタシの歌に合わせて」というアイコンタクトで。
この時はまだただの親切心なんだけど、このセッションがきっかけでオーナーも



2人セットなら「採用」と。



帰り際、別れたくないジミーとまだそんなつもりじゃないフランシーヌ。
このシーンが楽しく、そして素敵なシーンです。


  


実はフランシーヌはビッグバンド・ジャズの楽団の歌姫で、あれこれあって、結局ジミーもフランシーヌが所属する楽団に加入するのです。



しかし、相変わらずスタンドプレイが目立つ彼。
勝手にソロパートを演奏したりします。(デ・ニーロはこの為にサックスを一から練習したらしい。本物っぷりがすごいよ)
バンマス兼指揮者のトニーにしたら「トホホ…」な存在よね。
でも、ジミーに実力があるのは確かで、フランシーヌもそこは一目置いている。



彼らはアメリカ中を楽団のバスで巡業をするのです。



やがて愛しあうようになる2人。

あぁでも、ジミーは一生フランシーヌを愛し続けられるような男?
プライドの高い彼がきちんとフランシーヌと同じ目線で暮らしているのか、この愛ははかないのでは・・・とすでに不安がいっぱい。



色々あってジミーは楽団の後継者(指揮者兼サックス奏者)になります。

フランシーヌの歌は圧倒的!(本当にうまいです)
ジミー・ドイル・オーケストラは引きも切らない売れっ子バンドになりました。



あぁ・・・
思い出しても悲しい。

いや、もう最初からずっと根底にあるはかなさ。

こんな2人にお花畑の暮らしは来ないですよ、亭主がジミーじゃ。


フランシーヌがジミーの子供を妊娠して、楽団を抜け、ニューヨークに帰ると言う。
次に採用された歌姫はセンスもイマイチで大したことがない(ように演じなきゃいけないのもかわいそうな話よね)

やがて経営が傾く楽団。

一方、レコードデビューの話が舞い込み、お腹の大きい状況でもスタジオに詰めるフランシーヌ。


光の横には必ず陰ができるのです。
光が強ければ強いほど、そこにできる陰は濃くて・・・

荒れるジミーの運転が「怖いわ!」と言うフランシーヌ。
「俺は仕事がなくなることが怖い!お前にこの気持ちがわかるか?」とジミー。

あぁ・・・
もうこの夫婦はダメね・・・(以下、略)


  


仮にワタシが40年ぶりにこの映画を観たんだとして・・・

当時のLittle Marchは、デ・ニーロの(軽薄なほどの)セクシーな感じにこの映画で魅了されました。
(実は変人憑依型デ・ニーロになってからの映画は苦手であまり見られません)
ジミーはクソな男だけど、それでもそんな男に魅かれる女性がいることも子供ながらに理解していました。

逆に今の年齢のワタシの方が「ワタシはこんな人には行かない」とブレーキを掛けられるかも。

そして、たぶん当時は「えーそんなエンディングぅ?」と残念に思ったラストは、今のワタシには100%理解できるものになっていました。
エレベーターに乗り込み一点を見つめるフランシーヌ。
「ふっ・・・」と力を抜いたジミー。
たぶん、子供のワタシには気づかなかった2人の表情がすごいです。



そして、ライザ・ミネリは本当に見事な歌手でした。
彼女の劇中ミュージカルを観るだけでもこの映画を観た価値はあります。

特にライザが歌う「New York,New York」はもう本当に素敵
まだかまだかと2時間以上待ち続け、よし来た~っ!とやってくる主題歌。
あぁ、やっぱりこれはイントロだけでもう素敵な主題歌です。
力強くて、夢があって、ブロードウェイをワタシもスキップして歩きたい気持ち。(行ったことはないが)
オットを日本に残し、ショービジネスの世界に一歩踏み出したくなるっつーもんですよ(笑)

どうやらワタシはミュージカル映画じゃなくても、劇中歌が入るような映画に魅かれるのかな?
この曲が本当に素敵なのもこの映画を好きな理由のひとつだわ。
(ぜひともYouTubeで“Frank Sinatra-New York,New York”を聴いてみてね。もちLizaのも♪)


結論:何年たっても、やっぱりワタシはこの映画が大好きでした。
   2時間40分、全く退屈しませんでした。
   この世界観ならもっと長くでも観ていられる。

切なくても残念でも、自分の根底にある「好き」っていくつになっても変わらないでしょうか?

少なくとも、この映画に関しては今でも5本の指に入れる「好き」
それは確信。



こうして昔を振り返るの、面白い

It's up to you,New York-New York!
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『マンマ・ミーア!2』を観る準備

2018-08-21 | 映画
何年ぶりかでTUTAYAさんにDVDを借りに行きました。
レンタルがあまりに久しぶりすぎて「ワタシのカードって会員機能付いてますか?」と尋ねちゃったわ。

ワタシのカードはクレジット機能のついたTポイントカードだったので、ちゃんと会員になっていたらしい。
ほっ



さて借りた映画は。

TVで「マンマ・ミーア!2」の予告が流れるようになったここ最近。
観たい!観にいくぞーと思ったまではよし。

実は「1」をまだ観ていなかったんですねぇ

「1」が公開されたのは2008年。
あんなにABBAが好きなのに、ワタシはなぜ観に行かなかったのでしょう?

人生にゆとりがなかった?
あ、海外留学してた(笑)?


そんなわけでまずは「1」。
「2」が続編かどうかもわからないけど、やはり「1」は観ておかなきゃ。


家事をさっさと済ませ、ソファのオットマンを出して、横には冷たいお茶。
素敵な午後の始まり~




のっけからABBA。(当たり前)
うん、知ってる知ってる。



えー、この歌ってこういう意味だったの?



意味までは考えずにいつもアホみたいに口ずさんでいたABBA好きな高校生marchでした。
(あ、2008年時が高校生ってことではないわよ)

もうね、どの歌も歌える。
細かい英語やテニオハはともかく、大雑把な母音は全部歌える。
けど、歌の意味はあんまりわからず歌っていたのねぇ。
(確かにそういう意味だと訳詞を見ながら一緒に歌えば思えるわ)



この女の子、観たことあるなぁと思ったら、レ・ミゼラブルのコゼットだったのね。
コゼットとマリウスのあのコゼット役の彼女だわ。

やっぱり歌が上手ねぇ。
そしてキュート
ミュージカル映画の大げさな表情や表現がとても上手。


ピアース・ブロスナンのヘタウマな歌も良かったし、メリル・ストリープや脇役の女優さんたちもそれぞれの役を思いきり演じていてカッコいい。
ストーリーは特筆するほど内容が濃いわけじゃないんだけど、ABBAの歌に合わせて展開していくカラフルな世界は夢物語のようでした


楽しかったなぁ。
借りてきたDVDは、翌日監督さんの副音声解説を聞きながらもう一度観、さらに理解を深めたところで再々度全部、都合3回観てすっかり元は取ったよう(笑)。

これで「2」を観る準備は整いましたよ~

検索したところ「2」は「1」のキャストがそのまま出てきて”何年後”を描いているとのこと。
やっぱり「1」を見ておいて正解だったかも。

さぁ、封切間近!
楽しみに出かけましょ~

そしてスクリーンと一緒にABBAを堪能しますよ~。
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魔法瓶と映画鑑賞

2017-09-16 | 映画
昨日の朝から突然の胃痛です
たしか先月にも1回なったから、ここ最近で2回目の症状なの。

その痛さは絶えずずっとではなく、時々キュルーっと胃をつかまれるような痛さ。
「ここが胃ですよ~、痛いでしょー」的に時々存在を知らせてくる。

アイテテテ・・・
胃をおさえて前かがみになり、しばらくすると痛くなくなる。
なんでしょ、これ。

合わせてお腹もゆるくって。

ネットで調べると、やはり急性胃炎が一番近いようで
冷たいものや刺激物摂り過ぎとか、ストレスとか書かれてる。

自覚する原因はないけれど、それでも冷たいものを摂ってるってことかなー。



先日、新しい魔法瓶(ステンレスポット)を買いました。

冬になると自然と温かい飲み物を飲みたくなるけれど、私は常温で作っておいたお茶をその都度レンチンして飲んでいたの。
夏の間は冷蔵庫に入れているお茶ポットを冬は外に出しておいてね。

けれどマグカップ1杯チンしたお茶は、すぐに冷めてしまう。
温かいのは最初の一口だけ・・・
あとはその1杯分、熱くもないお茶を飲んでいたわけ。

電子ケトルがスピーディだからといって毎回沸かすのも不経済だし(面倒だし)・・・


だから、ずっと魔法瓶が欲しかった。
昔はどこの家にもあったよね。

今年の冬こそ魔法瓶と過ごそう。
そう思って初夏のころから楽天とホームセンターとの価格を見比べていたのがサーモスのポット。

なのに、ビックカメラのアウトレットでこの子と出会い、そのアウトレット価格に急きょお買い上げを決めました。



象印ステンレスポット1.5L
レトロブルーがモアイ君も気に入ったようです。

今朝初めて使うにあたり、レモングラス入りの緑茶を落としました。

当たり前だけど、ずっと熱い
チビチビ注げば、ふ~ふ~して飲む熱さがずっと続くんだよ。
お腹に優しい~

温かい飲み物で胃痛を直したいわぁ。



家事を2時間中断して、ソファで映画を観よう。
夜中(明け方)にTVでやってる映画にはたまにいいのがあるから、それを録画しておきます。

今日観るのは『理想の彼氏』。

全然予備知識もないけど、どう考えてもラブストーリーなの。
だから胃に優しいはず(笑)



お腹には毛布を掛けて、横にはレモングラス緑茶。

外は台風前の薄暗さで、カーテンを閉めなくても映画館のようだわ。

明日はどんなに荒れようが仕事に出るワタシだもの。
今日はちょっと自分を甘えさせることにします。



ないすとぅーみーちゅー
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ。

お顔はもちろん知っているけど、動く(演技する)あなたは初めまして
きれいな人ねー。

さぁどんな映画かな。

アイテテテ・・・
お茶を飲みながらほんの2時間、治療も兼ねたエスケイプです。
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モアナと伝説の海(ネタバレなし)

2017-04-08 | 映画
オットと観てきました~。


《モアナと伝説の海》


もともとアニメには足が向かず、ディズニー映画(ベイマックス)を飛行機の中で観たくらいで、わざわざ出向いた映画は過去にあったかな?
「Lilo and Stich」はディズニー?
だとしたら、何しろそんな遥か昔のこと。

あ「君の名は。」がありましたか、最近観た映画では。
(寝ちゃったんだけどね)

ワタシ以上にモアイ君、アニメにはアレルギーがあるの(笑)
それこそ「リロ」以降、何も観てないんじゃないかしら?

けれど、題材がポリネシアンとなればね
さらに「アニメって言ってもアニメのようじゃないよ」というワタシの誘いもアリで、
一緒にお出かけとなりました。



いやぁ~、大感動しちゃったな。
観てよかったー、もう一回観てもいいなぁ、と思える映画でした。

なにしろモアナが生き生きと美しい

たくさんのベビーたちがおばあちゃんから神話を聞くんだけど、
他の子がみんな「怖いよぅ」と耳をふさぐ中、1人だけ目をキラキラさせるベビーモアナの二頭身の可愛らしさ。

サンゴ礁の向こうには何があるの?

この時から彼女はもう、海に選ばれていたんだね。


今回は吹替で観たのだけど、尾上松也演じる「マウイ」の吹き替えは、松也本人の早口な軽い感じがよくマウイに合っていた。
さらに歌がうまいんだもんね。
いいキャスティングをするもんだわねぇ。

数年前、日本中の子供たちが「アナ雪」に夢中になり、ハロウィンではあの大盛り上がりだったよね。
その時のワタシにはその騒ぎっぷりが異様で、よくわからなかったのだけど、
この美しいスクリーンで、もはや実写かアニメかもわからない素晴らしい映像を見たら・・・
そしてその主人公がとても魅力的だったら・・・
子供たちがアナ雪に夢中になったのもうなづけるなぁ。

人間って、自分の経験したこと以外、理解できないのねぇ。

今回、マウイと共に海を大冒険するモアナを見、頭の中ではテーマ曲が無限ループ状態
ワタシも冬には三段腹を出して、モアナのコスチュームで渋谷に繰り出しているかも

  

フラを学んでいると、ハワイの神話に基づく歌もたくさんあって、
それは「惚れた腫れた」の歌よりも読解が難しく、なかなか理解と呼べるレベルにはいけないの。

日本にも『因幡の白うさぎ』や『いざなぎといざなみ』のような神話があるでしょ。

うさぎがガマの穂綿にくるまるって?
そんなことあるかいっ!
と思ったらもうそこで終わり

それを古代の人は深く信じ、口伝してきたわけです。

山にはどろどろとしたマグマが存在し、それが時に怒り爆発する。
どうやって人はそれ(怒り)を鎮めるのか。
そんなことが映像になり、最後に山が鎮まった時、ワタシの頬には涙がツーッでした。

ハワイなら火の女神ペレ。
ペレも本当はこんな穏やかな女性だったのかなぁ。

  

ワタシ、ほら、何度も言ってるけれど、タトゥー非容認派なの。
なんでそんなにベタベタと彫るかね、ベッカム。
その胸にあるインディアンはなんの意味があるんだ、アツシ。
あーぁ、タカヒロまで彫っちゃったよ、とね。
(別にEXILEには何の思い入れもないのですが)


今回、全身タトゥーだらけのマウイですが、そのタトゥーが動き出し、
マウイと会話をする形でマウイの歩んできた歴史を語るという手法は本当に「うまいっ」と唸ってしまった。

映像としてはマウイの肌質まで本当によくできていて感激したし、その彫り物の一つ一つに意味があるのだなぁとわかって、
じゃーオットも彫っていいかと言ったらそれは違うんだけど、
でもあちらの人が身体に彫るタトゥーにはちゃんと(彼なりの)意味があるんだね。

例えば、TAPAと呼ばれる織物に絵を描く時。
ワタシが

陶芸の器にこんな絵を描くのは、ハワイのTAPAの模倣でしかないの。

けれどポリネシアンの人はそこにちゃんと意味があり、
「これはおじいちゃんを埋葬した地面から生えてきたお花だ」とかさ(空想よ)、
「幼いころボクが溺れた時に護ってくれたサメ」とかさ。(空想よ)

そんな理由があって、守り神として刻むんだね。
おばあちゃんの背中に彫られたある動物のエピソードにもジーンとしてしまった・・・

それでもワタシのタトゥー嫌いは変わらないけれど、「人は人」ということが理解できただけでも観た甲斐があったというもんです

  

オットが驚いていたのは、何しろその映像の美しさ。
もはや二次元のアニメではなく、奥行き感・立体感、どうやって作って(描いて)いるんだろうねぇ?

髪の毛の生き生きとした動きも本当に驚きで、海の透明感ったらなかった。
1本1本が動く髪の毛、海に濡れた髪の毛、砂にまみれた髪の毛。
もうね、髪の毛から目が離せなかったわ、ワタシ

スタッフには《髪の毛専門》部門や《海専門》部門もいるみたいだよ、たぶん。
(エンドロールでそう見た気がする)



平日お昼の映画館は後ろを向いて点呼が取れるほど空いていて、たぶん20人。
視界を遮る観客はなく、実に快適でした!



今回利用した映画館が神奈川の海老名にあるイオンシネマなんだけど、この7番スクリーンは「THX認定映画館」と言うんだって。

「THX認定映画館」とはジョージ・ルーカスが製作者の意図を正確に表現出来る環境を造る為に様々な基準を設けたもので、
この基準を満たした映画館をそう呼ぶんだって。
簡単に言えばスクリーン位置を見やすいサイズ、位置に指定、THXが認定した機材を使用、室内の空調の音や劇場外部の音が
基準値以下、音の響きや特性、レベルと言った細かい指定を全て満たした劇場であることなんだって。

ふ~ん。
そんな映画館があるとも知らずに、ちょうど時間が合ったからとポチったわけですが、
確かに音が四方から迫る感じ、身体にドドドドと響く感じ。
この音響こそがその効果なんだねー。
(ターミネーターとか観たい感じ)

イオンシネマ海老名は日本初認定された「THX認定映画館」だそうで、
スターウォーズの時には、THXで観るためにとわざわざ地方から来る人もいたんだって。

まぁ、最近はIMAXというのもできているし、その差はワタシにもよくわかんない
でもそんな映画館が行ける距離にあるならまた今度も利用しましょ。って感じかな

  

最後に・・・
モアナがあまりに可愛くて、なんかグッズはないのかしら?と映画館で見てみたのだけどね。

立体感があり動いている表情だからこそ魅力的なんであって、平面にプリントされたモアナじゃちっとも可愛くない



こんな絵柄でこれがモアナだと思わないで
これじゃ彼女の可愛らしさは全然表現できてない

スクリーンの中の彼女は、ワタシ史上プリティウーマンと並ぶ(古っ)最高のヒロインでした
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ミス・ワイフ

2016-10-29 | 映画
台風が過ぎ去ったお盆の頃。
前売りチケットを買ってあったスンホンの映画を観に行きました。

スンホンのブログを書いている方の情報で、
前売りチケットをネットで買うとクリアファイルが届く、って知ったのでね。

クリアファイルぅ
ワタシ、かなりのクリアファイル収集癖なもので(笑)。
看過できませんな。
(送料入れたらレディースデイの方が安いってことになるけど・・・)



あの世から舞い戻った不思議な奥さんに翻弄されちゃうお役所勤務の亭主という役どころ。
コメディー感たっぷりの「困ったなぁ」と言わんばかりのこの表情だけど、
誰でも彼でもこのホニの表情に萌えると思ったら大間違いですわっ
もっといい顔があったでしょぉ?
いくらスンホン好きのワタシでも、このクリアファイルは期待値以下だったなぁ。
でも大事にしますよ~



新宿のシネマートはお姉さん方でいっぱい。
10人姉妹だとしたらワタシが9女って感じなんだから、ホントにお姉さん方がいっぱい。

スンホンの、そして韓流の未来は大丈夫なんでしょうか?



肝心の映画は、奥さん役のオム・ジョンファが平気だった(笑)。
いや、オム・ジョンファ、好きなんですよ。
出ているドラマはほとんど見てるし、あーいうびっくりした顔好きなんですの。
でも時々、お手入れの経過段階で、そこにばかり目が行っちゃうことがあるじゃない。
全16話のドラマならそのうち慣れるけど、わずか2時間の映画で気になってたら、その間に映画が終わっちゃうよね。
そういう意味で「今の顔は平気ですように」と願っていたのだけど
全然平気だったので良かった


スンホンのパパ役は珍しく(初かな)、生意気な娘に父親の威厳を見せようと躍起になるところなんて可愛かった。
奥さんに「あなたなんて無駄にハンサムなだけ」と言われてベッドにヨヨヨと泣き倒れるところも新鮮で、コメディーもできるんじゃ~んと母の気持ちで見守るワタシ。
でも、やっぱりコメディーには無駄にハンサムなんだよね(笑)

最後にはちょっとウルっと来るストーリーでしたが、正直2年後くらいには忘れてそう。
そういう意味でまぁ、so,soってとこかな。

もちろん、観て後悔は全然ないわ。
台風一過の新宿はとても気持ちよかったのよね
コメント

ショーシャンクの空に(ネタバレなし)

2016-05-27 | 映画
明日はお休み! という夜

ワタシだったらこれまでの人生、ワクワクが止まらなくて、寝るのがもったいなくて夜更かししちゃうに決まっているんだけど、うちのオットはほとんどいつもと変わらぬルーティンで寝てしまうの。
夜更かししてお寝坊になって休日があっという間に終わってしまうのがもったいないんだって。
だから休日の朝も早起きです。

その徹底ぶりはほんとに素晴らしいものだけど、お友達のアレンからDVDを借りたのを機に、
「映画でも観ようか」ということになりました。
明日がお休みの前の晩のことね。

「your wifeはきっと涙ボロボロだよ~」と言われて借りてきた(というかアレンに勧められてきた)のは
≪ショーシャンクの空に≫
という映画。
ずっと観ようと思いながらまだ観ていなかった映画です。

ほんとにいつか観ようと思いながら、たまたままだ観られていなかった映画なので、今回借りたことが観るきっかけになったのはとてもラッキーね。

それもオットが貴重な夜更かしをして一緒に観られるだなんて

明日は雪が降るかな(笑)?




夕飯を早めに済ませ手元にマグカップを置いて、室内の電気を全部消したら、真っ暗すぎて本当に映画館みたいじゃないの。


名作だとは聞いていたけど、刑務所の話…という以外予備知識がなく(たぶん意識的にシャットアウトしていた)、≪グリーンマイル≫(視聴済)とどう違うのかも知らなかった。


いやー。
ほんとに素晴らしい映画でした。

終身刑(しかもえん罪)という絶望の中にも希望を持ち続ける主人公の意志の強さ、聡明さ。
その行動力は周りの囚人をも巻き込んで、彼らも人生にやりがいを見出すのです。

観終わってネット上のレビューを見たら、「人生の宝物に会えた」「永遠の名作」など★が5つの感想がたくさん!

ワタシにもそう。




あまりに有名なこの雨に打たれるシーンがクライマックスかと思いきや、ここはさほど重要ではなく(ワタシには)、このシーンに至るまでの理不尽に屈しない努力に、涙が出るというよりも、爽快で拍手がしたくなる感じ。

本当にいい作品は何年たっても心を揺さぶるんだなー。とうなってしまうような名作でした。

一番好きなシーンはビールのシーンかな。
その時の主人公(ティム・ロビンス)の顔はきっと忘れられないと思う。

仮出所したおじいさんのエピソードでは切なくて涙が出たし、次に仮出所したモーガン・フリーマンの勇気には本当に感動しました。


この映画は若い人にもちゃんとわかる映画です。
希望を捨てないこと、自分に誇りを持つこと、柔軟な心を持つこと、人間らしく生きたいと願うこと。

ついさっきまでのワタシのように、まだ観ていない人はいつか観てみてください。
オスカー無冠なのが信じられないほど素晴らしい作品でした。

ワタシ、あまりに感動してオットが寝た後、DVDに特典としてついていた監督ナレーションによる裏話・エピソードや撮影の工夫など、映画のシーン順に展開される解説でもう一回2時間20分映画を観ちゃいました(笑)

そうして結局ワタシだけがまた夜更かしになるのねー。
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アントマン

2015-09-25 | 映画
シルバーウィーク最後の日
相変わらずワタシは1人…

こんなのやだっ!と無性にクサクサし、オットにも「映画に行くかも~」と宣言していたのね。


でも、時間経過とともに家を出るのが億劫になってみたり、やっぱり行こうと思ったり…
みんなにもこんなってあるでしょう?

そんなのを何度か繰り返し、そもそも駅でどんな映画が上映されているかもわからないわ。
検索してみたら、いくつか観てもいいなぁと思うのがあった。

1人なら席もいつでも大丈夫よね…
とのんびりしていたら、人気作品はほとんどの席が埋まっており、ポツンポツンと1人席が空いているだけ。

「やっぱりやめるか」
とネットを閉じようと思ったワタシを踏みとどめたのが
『水曜日はレディースデイ』の一文。

\1,700→\1,100 は安いわっ!
行かなきゃ!

何か行動をすれば自分のこんなクサクサした気持ちもかたがつくはずだわ。



自分の席を予約しチケット代を支払い、行くと決めた時には映画開始まであと1時間
チークとグロスを塗って、パッと目についた洋服に着替え、家を出るまでに5分。

バスに乗り駅に着いた時には、予約完了からわずか20分という離れ技でした

おかげでデパ地下でお弁当を食べる時間もあり、落ち着いて映画館へ。

しかし、こんなお洋服にメガネのすっぴんじゃ、ユーミンの『Destiny』じゃないけど昔の彼にもばったり会えないわ。
なーんて、そんなことを思いながら、今のところすべてが順調でいい気分




お席は満席。
ワタシの両隣は小学生の男の子。(その向こうに親)

『Ted』は"1"を観ていないのに"2"ではないかなぁーと却下。
『天空の蜂』は日本の俳優さんだし、もう少し現実離れしたいのよねーと却下。

そしてポチッたのがアントマーン




TVで「アントマーン!」と予告しているのをぼんやり見ているだけで、何の予備知識もなかったの。
俳優さんも1人も知らないかなーと思ったら、唯一マイケル・ダグラスだけ知ってたわ(笑)

内容はお話ししないね。

けれど、トイストーリーに出てくる小さな兵隊いるでしょ?
ああいうのが好きな人ならきっと楽しい

赤いアリや羽アリ…昆虫がマジで無理な人ならその人には無理(笑)

ワタシはこれから赤い小さなアリを見たらその大群の上を橋のように渡り歩きたくなっちゃうかも

アメコミが題材だということも知らなかったアントマンだけど、小さくなったり大きくなったり、現実離れ、痛快な気分になるには十分
これでシルバーウィークが終わり…でももう大丈夫

スッキリしたなぁ。

夕飯の支度も午前中に済んでるし、オットより少し早く家に帰ったら、長めのお風呂にでも入ろう
思い切って良かったわー


追記:
左隣の子。推定小2。
坊主頭の和顔なんだけど、よく笑うの。
ワタシでも字幕を追うのが必死なのにポップコーンを食べながらよく笑うの。

映画が終わった時にママが英語で話しかけてたわ。(ママも日本人に見える)
さすがやな、お前。
どうりでリアクションがワタシより1拍早かったぜ。

そしてワタシの前を横切る時に「失礼します」ときれいな日本語で出ていったわ。
恐るべし、坊主頭
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行きの機内で見たのは主演男優賞

2015-03-14 | 映画
エディ・レッドメインがアカデミー賞主演男優賞を獲って間もないこの時期に、映画館まで行かなくても観られるなら、多少眠くても頑張って観ちゃおう!

選んだのは≪博士と彼女のセオリー≫です。

ホントは最初、マイケル・キートン主演の≪バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)≫をセットしたんだけど、5分もしないで寝落ちちゃって…
シニカルで難しい会話の応酬のこの映画は、たぶんワタシの頭では処理しきれないってことだなとキャンセル。
(私が観た5分間でのワタシの評価です)



物理学を学ぶホーキング博士の病気との闘い。そしてその家族の物語。
この映画の予告はなんとなく見ていたんだけど、主演:エディ・レッドメイン と言われても、オリラジの藤森くんみたいな人だなーとしか思わず、ピンとも来なかったんだよね。

彼が「レ・ミゼラブル」でワタシを虜にしたマリウス役の彼であったとは!



エディ・レッドメイン…
そうだそうだ、そんな名前だった
マリウスのあと、彼が気になってその名前をネットで検索してもモデル時代の画像くらいしか出てこなかったのに、この映画のあとはすごいことに、出てくる出てくる。
(今回知ったのだけど、彼はイートン校でのウィリアム王子のご学友で、立ち振る舞いの気品は育ちから来るものなんだって~

あの彼が主演だったのかーと知ってアカデミー賞を見ていたら、なんと主演男優賞を獲っちゃった
どんな演技が評価されたのかなぁと観てみたら、やっぱりそのなり切りっぷりに圧倒されましたよ。

21歳で難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症しながらも天才物理学者として多くの人々から愛されているスティーヴン・ホーキング博士の半生を、その進みゆく病気をエディ・レッドメインが全身筋肉痛になりながら演じるの。
ジャンルで言うと、ラブ・ストーリーになるみたい。
彼が、愛する女性の献身的な支えを得て、数々の困難に立ち向かっていくんだね。

大学時代の出会いから発病、結婚まではかなりさらっと描かれていて、展開の早い物語でした。



周囲の反対を押し切って「彼と一緒にいたい」と結婚を選んだ女性ジェーン。
聡明な、意志の強い彼女はどんなときも献身的に彼を支えます。



四肢がだんだん不自由になり車椅子生活を強いられるようになると、生まれた子供たちが自由に遊ぶことができず、抑圧を感じるようになり、夫婦は介護を頼むことにします。
家庭の中に家族以外の人がいる生活…
介護士とスティーヴンとジェーンの、友情とも危険ともいえる関係。

ワタシはここら辺、かなりハラハラ見てしまいました



このスティーヴンの表情が、目の奥が、何を考えているのか。
満足なの?不満足なの?
あぁ、不安不安。

そしてその後の夫婦の形にも、とても納得がいくし、納得がいかない。
介護の生活に疲れた妻だとしても、新しい女性介護士の献身的な態度には、ジェラシーにも似た気持ちを抱くのもよくわかる。
スティーヴンと女性介護士が楽しく会話をすれば「良かった」と思いつつ心の中では複雑になるのも、わかるよなぁ。
(この女性介護士のまなざしの温かさ

結局、夫婦の問題は当事者じゃないワタシには語れないし、簡単に「良い」「悪い」で言えるものではないよね。

もうねー、なにしろ根底がずっと切ない…そんな映画でした。

スティーヴンの頭の中は天地創造、宇宙の始まり…女王様から勲章をいただくほどに素晴らしい理論を解き明かしたホーキング博士の周りには、温かい人がいっぱい。
愛があり、希望があり、情熱があり。
でも…未来だけがいつ終わるのか見えない。

切なくも温かい挑戦の物語。

願わくは吹き替えじゃなく観たかったなぁ。
エディの弱りゆく声はどのように表現したのかしら?
身体の表現は完璧。
全身硬直しながら、痛みと闘ったのがよくわかる。
指先の1本、口のゆがみ、どれをとってもこの病気の特徴を表していたように思います。

今度、本人の声でもう一度観てみよう。
涙腺ジュクジュクで機内で観た映画でした。
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映画:The HAUMANA (たぶんネタバレ)

2014-08-30 | 映画
もう2週間前になるけれど、フラの映画を観てきたのでここに記しておきます。
これからご覧になる方は、若干のネタバレを避けられませんので自己責任でお読みください。

ずっと観たいと思っていたこの映画。
ネット上に「観た~」という人はちらほらいたものの、どう検索しても上映館に当たらず、手段がみつからぬまま1年…
この夏にやっと観ることができました。
映画の公式ホームページがフェイスブックだそうで、FBをしていない私は見つけられなかったようです。
これからは、こういうことも気をつけないといけないのねー。

早くから配信されていたポスターのイメージからいうと、荘厳なフラのイメージ…
古代からの大地のリズム…
カネ(男性)ダンサーの葛藤と成長…

監督さんが私のハラウのツリー(同系譜)出身のダンサーであり、総合監修が尊敬するロバート・カジメロさんときたら、期待値はいやおうなく高まっておりました。
ロバートの(作る)フラを堪能できるだけでも幸せであり、そこにハラウを継ぐということの葛藤や学びをのぞき見できるのだからすごい映画だよね!と。

予備情報はそこまでしかなく、私はてっきりハラウを継いでクムになっていくための『クム(師匠)vsアラカイ(弟子)』の修行(ウニキ)の映画だと思っていたの。
そしたら…ちょっと当てが外れちゃったんだよねぇ(笑)


『HAUAMA(⁻)NA』とは「生徒」のことで、MAのAの上に(⁻)カハコーがつくことで複数形に変わるから「生徒たち」という意味になります。
師匠と弟子の1対1のドラマと勝手に思っていた私だったので、この複数形が当てが外れたってこと。
つまり映画は、たくさんの生徒たちの日常を描いていたんです。

わずか1時間半の尺の中でフラを踊るダンサー(生徒たち)の葛藤を描くには、どれも内容がすべて薄くなってしまうのね。
さらに、ハラウを継ぐことになった主人公の葛藤も描くわけだもん。

映画が始まってすぐに肝心のクム(私の大クムをイメージしたような女性)が亡くなってしまった時に心の中で「えぇ~死んじゃうのぉ?」と叫びました。
まさかクムのサポートなき後の主人公の葛藤を観ることになるとは…

勝手にではあるけれど、クムとともにフラを学んでいく主人公の姿を観たかったので、クム亡き後にひとり文献を調べたり(しかもその資料の中身は画面には出てこない)、イプをたたく練習を(独学で)する様子を観ることになるとはちょっと期待外れでした。
まぁ確かに、すべての弟子がクムの生存中にハラウの後継を任されるのではないことは理解できるし、実際にクム亡き後に独学でハラウを興した人もいるのでそこを否定するものではないのだけれど、それにしてももっと『学び』のシーンを観たかったんだなぁ。

ハワイでは当たり前だと思っていたフラ文化も実際にはまだ偏見があるらしく、カネダンサーであることで「ゲイ」認定されたり(実際に多いけど(笑))、クリスチャンの親からしたら息子が「フラ教」に見えることは脅威だったりと、家族間の対立も描かれます。
私のオットもカネダンサーだけど、最初にスポーツクラブで『女の中に男が一人』でフラレッスンを受講していた時には、お風呂場で回りのおじさんから変な目で見られたと言っておりました(笑)。

ハワイがこの不景気JAPANにおいてなお不動の人気なのは、フラ人気がその根底を支えているのは否めない事実だし、たくさんのハワイの人がその『観光大国ハワイ』の恩恵を受けているはずなのに、ハワイの中にフラに対する偏見はまだあるんだねー。
監督さんがこの映画を描きたかった理由の一つに、彼が仕事をするNY(ブロードウェイ)の仲間たちに小さな島国(ハワイ)の文化を伝えたかった というのがあったそうです。
まぁ、アメリカからしたらハワイなんて石垣島くらいのものだもんねぇ。

そんなわけで、主人公以外の生徒たちの問題も描きつつ、主人公のハラウ継承を描いていくとなると、いくら『成長物語』とはいえ、フォーカスが散漫になってしまった感がありました

  



上映後に監督のケオさんが壇上で質疑応答に応じてくれました。
この規模の映画だとメディアプレスもなかなかないし、監督さんとしてはお話ししたいことがたくさんあるじゃない?
だから、私たちの質問に「Good Question!」と嬉しそうにたくさん回答してくれましたよ。

まず、この映画を見せたかったのは、日本に向けてですか?アメリカに向けてですか?の問いには、さっきのように答えました。
フラの真実を描きたかったと。偏見をなくしたかったと。

長いことハラウを離れていた男性に、クムが後継者を指名することは実際にあるのですか?の問いには、少し考えてからこう答えました。
私たちの世界ではクムの言うことは絶対であり、そこに何かの疑問をはさんだり質問することはない。
だから…この映画でクムが彼を指名したことは、それがクムの思うハラウの進むべき未来なんだろうと。

少し困ったような回答でしたが、そうとしか言えないってことみたい。

でも、私も質問者の質問の意図がわかったよ。
入室のオリも唱えられないほど小さい頃にフラをしていただけの人に実際に後継者をさせることがあるのですか?とね。
まぁ、そうとしか言えないってことなんだね。
正直そう質問したくなるほど、主人公が薄く、映画を観終わってもそこまでの成長が見えないというか…成長はこれからの彼を見てね。ってところで映画が終わっているので、モヤモヤが残るんだよね。
彼がNextクムになるのを認めていないわけじゃないのよ。
でも、もう少し突き詰めて描いてほしかったのはそこなんだよねー。

私も手を上げて質問してみたの。
映画のロケーションはどちらですか?オアフ以外の島にも行かれたのですか?特にレイにするシダ(パラパライ)の採集にはどちらの森を使われたのか教えてください。と。
お答えはこうでした。
撮影は全編オアフのみで行いました。オアフにはなかなパラパライのブッシュがなく、しかも撮影許可がおりる森となると限定されていて、パラパライは友人の庭から調達し、限りある植物を大切に使いました、と。
パラパライの撮影シーンにはヌウアヌの森を使ったそうで、霧のかかったその森は私が普段観光で行く森よりは深く感じたけれど、それでも肝心のパラパライブッシュが一瞬も映らず、次のシーンではもう手にパラパライを持っているのが気になりました。(しかもだいぶ若いパラパライでね

私はハワイ島の森で実際にパライ採集をしたことがあって、せっかくならパラパライブッシュがどういった形状で群生しているかとか、どうやってレイに編むのか等の手元を会場にいた観客は見たかったんじゃないかなーと考えたの。
うーん…つまりは
How to make a lei.
How to pick a flower.
How to beat the drum.
How to do tha Hula.
を描いているのとは違うんですかねー、今回は

カヒコ(古典フラ)の選曲はどのようになさりましたか?なぜあそこであの曲を選ばれたのですか?と突っ込んだ質問をされた方もいました。
監督さんの答えは、選曲と振り付け、それはすべて自分のクムであるロバートがしたので、それがクムの思いだったんだと思います。
また女性ハラウのシーンはメリアのハラウが担当してくれました。とも。

最後に監督さんは「これからもフラの映画を作っていきたい」と言われました。
ぜひ!ぜひ!そうしてください。
正直今回の映画だけでは私の感想はあまり満足と行かず、もっとフラの奥にある神髄のようなものを見せてください、教えてください、といった感じです。

結局のところ、フラの神髄は自分のクムから教われ…と言われればハイそれまでーズコーッなのはわかりますが、あれだけ会場にいらしていたフラ関係者(ほとんどの観客が全員ロングヘアーってなかなかないよ(笑))が期するかゆいところに手が届いていなかったのが今回の作品じゃないかと思います。

フラのコンペティション内部を描くのであればもっとスポ根に描いていいと思うし(マライヤの旦那さんニック・キャノンが主演した『ドラムライン』なんて、大学マーチングバンドを素晴らしい映画に描いているわぁ)、クムの手から作り出される魔法の植物たちを見せてもほしいし(私のクムも魔法のようにレイを作っちゃう)、フラという題材自体がどうせニッチなんだから、そういう突きつめた次作を期待したいと思いました。
逆にもっと深くフラを取り下げれば、何かのきっかけでマイナーからメジャーへと認められることもあるかもしれないもんね。

なーどと、生意気を書きました。
私の敬愛してやまないロバートに楯突いたのは(笑)初めてかもしれません。
でも、がっかりしちゃったんだもーん

今でもオットの携帯には≪次回は仙台で上映≫といったお知らせが来るそうです。

オアフの景色は見ていて楽しかったけど、この表面的な内容ではもう一度観たいとは思えないなぁ。
けど、1回も観なかったらきっとそれはそれで絶対後悔したと思うの。
だから観たことは全然後悔していません。
料金が高かったのは後悔だーけーどー


最後に…
自分の腰を波だと思え」とはいい教えでしたね。
ロバートさんの言葉なのかな?
波のように…止まることなく寄せては返す…それが私の目指すべきフラです。
やっぱり波に例えていいんだーと、悩んでいたモヤが晴れたような気がしました。
ともするとkaweluの時に、helaの時に腰が止まっちゃうみんなに伝えよう!

HULA is Life.
これは私の大クムが遺した言葉
フラは人生そのもの。
ロバートの中にも、監督ケオさんの中にも同じように刻まれている言葉なんだと実感できました
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