いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

朝TULLY'S

2021-06-20 | お出かけ


おはようございます。

今朝はオットと2人で
朝タリーズしました。

とても珍しいことにワタシの出勤に合わせて、オットも同じ駅の会議室でミーティングになったの。
リモートに頼らない骨太な会社(笑)

ほんの20分だけここで、
朝のティータイムを過ごし、
オットが今いなくなりました。

彼が出勤してからもワタシは30分、
ここで時間をつぶすことになりますよ。

まだ現役で2人が働けている今しかこんな時間も過ごさないだろうから、
なんだか貴重だなぁ~と感慨にふけりました。

それにしても、緊急事態宣言が今日で解除されて、明日からはどうなるんだろう?
今朝の駅は思ったより人の出が多いです。
ウィルスにも人混みにも負けずに頑張らなきゃね。


さて。
(なにがさてだか)



今日のマスクは
「なんちゃってCHANEL」

ハッハッハ!

どうでしょう?

ずっと行きたかった薬湯

2021-03-09 | お出かけ
ワタシのお誕生日当日
ワタシは午前中お仕事でしたので、サクッとひと仕事やっつけますよ。

駅までオットのお迎えがあり、お昼におうどんを食べてから
ずっと行きたかった厚木の「健康センター」に連れて行ってもらいました。

このご時世だからね、もちろん遠くに行けないのはわかってるわ。
ホントは箱根の温泉とかに行けたらいいけどねぇ

でも、誕生日には普段できないことをリクエストしたいじゃない?

例えば「ボーリングしたい!」とか。
「カラオケ行きたい!」とか。

普段ならモアイ君が「え~~~」って言いそうなことでも
誕生日なら聞いてもらえそう

そんなワタシがリクエストするのが
茶色い薬湯が置いてある「健康センター」だっていうんだから、
どうでしょ、このおばちゃんの思考

いつもより待ち合わせの時間を長くしてもらって、
心ゆくまでどっぷりお湯に浸かります。

黙浴・黙浴・・・

薬湯や炭酸湯、体温より低い35.5℃のお湯もあって、
何度もぐるぐるとローテーションしながら
ワタシ一人の至福の時間~



(一番きれいなところを切り取りました)

施設はお世辞にも新しくはないけれど、それでも不快なところは全然なくて。



純烈だって当分来られないよねぇ
(ステージのある大広間がありました)
純烈が来るんなら見に来てみたいよ、ワタシも



身体は夜までずっとポカポカで、
行きにはいてたタイツもいらない、
素足にスニーカーが気持ちよくなってきた季節

一つ歳をとったワタシですが、
まだまだ頑張れそう

やっぱりお風呂はサイコーだな

秋の御岳山(みたけさん)ハイキング

2020-10-31 | お出かけ
先日、友達からグループラインで「御岳山(みたけさん)」に誘われたのですが、あいにく日程が合わず、ワタシはイチ抜けすることに。
その話を聞いたオットが、二人の休みが揃う別日に行こうと、急遽お出かけすることになりました。

目指す山はその『御岳山(みたけさん)』

奥多摩・青梅市にある標高929mの山で、
検索すると「ハイキング」の文字が多く見受けられるので、おそらく山登りというよりはハイキングに近い山なのでしょう。




9月末。
まだ紅葉には少し早い頃です。

家を6時に出て8時には麓のケーブルカー駅に到着。
車なので電車の乗り継ぎもなく、まずは楽ちんなスタートです。



エチケットを守り、ケーブルカーにて「御岳山駅」へ向かいます。

今日の全行程はこんな感じ。



ケーブルカーを降りて「武蔵御嶽神社」を目指し参道を上ります。

参道言うても、普通の神社の参道と違いまっせ。
なんせ急こう配ですねん。

左右に茶店や宿坊がある感じは、昔から山を信奉していた人の参拝の風情こそありますが
ワタシはすぐに汗だらだら。



最後に石段をのぼり、神社に着いた時にはもう1枚脱がなきゃいられない状態でした

この神社に詰め所があり、漆作業をしている職人さんが言うには
「この何か月かでこんなに天気の良い日はなく、スカイツリーが見えるのも今年何回目でしょう」

7月に諏訪からやってきた職人さんも
「ここに来てから初めて、こんなにいい天気です」と。



遠くに筑波山も見え、スカイツリーも見える雲一つない天気。
秋の長雨の直後だったので、空気もキレイで最高の日和でした。

ケーブルカーでだいぶ上ったので、ここからはほとんどが下りになります。

山登りできついのは実は下り。
膝に直撃なんですよねー。



こんなに一段が深い道を上ったり下りたり。



ストックで体を支え、一段ずつしっかりと下ります。
もう若くないので、ぴょんぴょんとは行けません。

よいしょ、よいしょ。
まさしくそんな感じ



やがて滝が出現し、そこからしばらくは沢歩きを楽しみました。
(マスクに油断してノーメークですみません)





「ロックガーデン」と名付けられたそこは、川を越えて岩を超えての楽しい場所。



小さな滝はいくつも出現し、



飛び石を超えるところもたくさんあります。
モアイ君とずっと「沢歩き」をしたいと思っていたので、ここはちょうどいいコースだなぁ。



あとで画像を見た友達いわく、この日は水量が多かったらしく
ワタシはどの石を渡ったらいいか悩む場面もありました(笑)



100均で買ったフロアマットを半分に切り、持ち運んだ簡易座布団。



前夜、急に思いついたのでお弁当の準備もなく、途中コンビニで買ったおにぎりを休憩ではいただきました。



「ほんとにいい見晴らしだなぁ」



こんな立派な杉もしゃがんで撮ればその全容がわかるっちゅーもんだけど、
もうしゃがみたくない。



なのでこんな分割写真でスミマセン





最後に神社に戻り、参道を下り、ケーブルカーに乗ったのが12時頃。
ちょうど4時間の楽しい散策。

ワタシはもう膝がゲラゲラでした(笑ろてるやん!)

「蕎麦でも喰って帰るか?」
そんな案も浮上しましたが、さっきのおにぎりでお腹も満たされ、なるはやで家に帰ろうってことになりました。



なのでお夕飯はお蕎麦気分です!(at自宅)



雨で延期され、約1か月遅れで山登りに行った友達からの画像。
わずか1か月で紅葉はこんなに進み、その美しさはワタシが行った日よりまた格別のようでした。

以上、秋のハイキングのご報告でした。

友達と会えること

2020-07-29 | お出かけ
高校時代の友達と、月1回ペースで集まって
趣味の「ポーセラーツ」をしています。

もう40年も前からの友達。
4…40年だって
信じられない





コロナ禍の影響で集まりを自粛したこと数か月。



都合の合うメンバーでオンラインでお話ししたりはしたけれど、
やっぱり話が弾むのは会ったときだよね。


できうる細心の注意を払い、ディスタンスも消毒グッズもしっかりとね。
いざ、再開しようとなりました。




おばちゃんたちの大好きなお茶菓子を広げることもままならず、
個別包装のお菓子をみんながくれました。

ワタシはハワイアン柄のマスクを自作して持っていきましたよ

積もる話はここ数か月のこと。

家族のこと。

仕事のこと。

あっという間の6時間が過ぎました


健康でいてね。
来月までね。
頑張ろうね。



ワタシはおしゃべりしながら、こんなカップを作りましたよ

黄色いフェラーリはすごかった!

2020-03-21 | お出かけ
コロナウィルスの影響で、ラグビートップリーグも第7節以降が開催延期になってしまいましたね

私たち夫婦、第6節を秩父宮まで観に行ったんですよ。
まさかあれを最後に試合がなくなるとは予想しなかったけれど、その時でも既に「コロナ注意」は始まっていたので、マスクと除菌ティッシュを持参してしっかり防御しながら観てきました。





この日は2試合観ることができる贅沢な日
ワタシは朝から用があったので、モアイ君に席取りをお願いし、試合開始直前にあとから駆け付けました。

「絶対に北側、もしくは東側を取ってね!」

冬のラグビー観戦には何よりも日差し
これを前回の町田競技場でイヤというほど痛感したので、日当たりの良い側のスタンドに席を取ってもらいました


【第1試合】
NECグリーンロケッツ

リコーブラックラムズ


たまたま座った側がNECの応援団側(ホーム)だったので、応援旗をもらってNECを応援することにしましたよ。

前回はスタンドのだいぶ上の方に座ったのですが、今回は前から7列目ぐらいで、ほぼフィールドと同じ高さに感じる低さ。



選手たちが近いって楽しい!
声や息遣い、ぶつかる音が聞こえます。



迫力的にも下段に座った今日のほうがワタシは楽しかったなぁ。



モアイ君が焼いてくれてた卵焼き。(とウインナー)
そしてモアイ君が握ってくれたおにぎりを食べました。


(これは家に残っていたおにぎり)
具も真ん中に入っていないし、大きさもバラバラで、秩父宮でお弁当を広げながら大笑いでした。
でも、彼がを握ったのは初めてだったので、とても嬉しかった
やればできる子、モアイ君。


NECは5節までの間にまだ1勝もできていないチーム。
隣のお姉さまたちと仲良くなったので一緒に
「私たちが勝利の女神になりましょ~」なんて旗を振りながら声援を送りました。

「NEC!NEC!」

試合は十分に楽しかったのだけど、NECは惜しくも敗れてしまいました。



【第2試合】
日野レッドドルフィンズ

サントリーサンゴリアス


第2試合の前に選手に混じってウォーミングアップをする人たち。
どっちのチームの人なんだろう?と不思議に見ていたら、



レフェリーなんですね
そうか、レフェリーも体力勝負。
現役選手でもおかしくない屈強で俊敏なレフェリーたち、かっこよかった

さて、スタンドは第1試合より確実に混んできました。
サントリーにはスター選手が何人もいるからね。

さっき観た第1試合でも十分に楽しくて、隣のお姉さま方と
「楽しいですねー」
「迫力でしたねー」
なんて会話をしていたのだけど、いざ第2試合が始まったら、そのスピード感にびっくり!



黄色いチームサントリーは相手チームより人数多い?と勘違いしそうな試合展開なの。



みんなが注目していた松島くんも速すぎてカメラに撮れない


黄色いフェラーリと称されるのがよくわかるわ。
「どうせならこっち側走ってぇ~!」と女性たちの黄色い声援が飛ぶ



この全身のシルエット。
誰かにそっくり、と思ったこの人は日本代表スタンドオフ田村優選手の弟さん。
お兄さんと骨格がそっくり
彼はサントリーのスタンドオフでした。

残念だけど、弱小チーム同士の第1試合とは比較にならないスピード感
2試合連続で見比べるとよーーーくわかる。
流選手がボールを持ってからのパス回しの速さ、えっ?えっ?と言ってるうちにどんどん展開していく。

もうねぇ、サントリーサンゴリアスのプロモーションビデオですか?って感じ。

「たっのしいですねぇ!」
「大きな声じゃ言えないけど、さっきの試合と全然違うわね!」
「これが上位チームゆえなのねぇ」

と大きな声で言い合うワタシと隣のお姉さまたち。

スター選手以外の層の厚さ。
松島選手を温存しても(来期は放出しても)全然大丈夫な足の速い選手がいるじゃ~ん

サッポロビール出身のワタシは長年『サントリーはライバル』が脳に染みついているんだけど、それでもラグビーのサントリーにはすっかりファンになってしまいましたことよ



流選手とか田村煕(ひかる)選手とか松島選手とか。
やっと取れた1枚です。
走るナマ松島選手を見られるのはこれが最後かなぁ?



東側のスタンドは一日中暖かくて最高
午後には西日が暑くもなり、パンフレットを帽子にはさんでサンバイザーみたいにしましたよ。

こんなにしっかりマスクもして、これで感染するならもう日本中が感染だよ、という気持ち。
大空の下、スポーツを観戦するのはなんて楽しいんでしょう?

秩父宮は「秩父宮FM」放送があって、ワタシも第2試合はウォークマンを受信しながら観戦しました。
(ラジオのレンタルもしているそうです)
今泉さんの楽しい解説、こぼれ話が聞けて、ルールもよくわかり、第1試合よりさらに楽しかったのかもしれません。

はやくトップリーグが再開されるといいね。
そしたらまた観に行こうと思います。

トップリーグ観てきました!

2020-02-05 | お出かけ
「にわかファンのくせに・・・」
なーんて言われたら昔だったら怒る人が多かったけれど、
今では堂々と「にわかですが何か?」と胸を張れる時代。

【#にわか】がSNSをにぎわせているんだから面白い。

我が家もにわかファンのはしくれとして、そしてにわかファンの証としてトップリーグを観に行ってきましたよ

気の早い人たちに、年間パスやら人気の対戦カードは奪取されてしまいましたが、
なんとか仕事との兼ね合いで行けそうなカードを2日分、抑えることができました。

そのうちの初日。



頭まで毛皮をかぶり(笑)、どんだけ着込んだんだっていう防寒着で行きました

「明日の試合、どことどこだっけ~?」
前夜オットにそう尋ねたワタシは、にわか丸出しでしょ
何しろ行ける日、行ける距離・・・でチケットを買ったもので、
一番観たいチームうんぬんは言っていられなかったのです。

本当に観たい「神戸製鋼」はあっち(関西)の方でばかり試合してて、
関東から行くほどの熱心なファンとはまだ言えないものねぇ
Because I'm a first year NIWAKA.(にわか1年目です)



ウォームアップをしている『』はどこかって言うとね。
Canon
Panasonic
なんですよ。

どんな選手がいるかというと・・・
Canonには田村優選手とか田中史朗選手。
Panasonicには稲垣選手に堀江選手に松田選手。
代表で言うと(というか他の選手をまだ知らないです、ごめんなさい)こんな感じ。

なかなかの好カードをゲットできましたよね?



町田市にあるGIONスタジアム。
仕事をダッシュで終えて町田駅からバスに乗り、バス停から息も絶え絶えに坂道を歩いて着きました。
オットが抑えていてくれた座席は日陰の自由席。
やっぱり日陰は寒かった!
日向はあったかそうだなぁ。



客席は10,622人収容のところ、この日は9,500人も来場したっていうのだから、これはすごいね
見たところ満席だったもの。

選手たちはたくさんの観客に囲まれてこそ、いいパフォーマンスができるってもんでしょ。
ワタシもダンサーのはしくれだから、オーディエンスの多少は正直気になります。
それで手を抜く・・・はないにしろ、やはり大勢の人に見てほしいって感情はあるもんですよね!

開始早々日本代表の坂手選手がレッドカードで退場になり、Panasonicは1人足りない状況で80分戦うこととなりました。
が、人数の不足を感じさせない試合展開。

ワタシはどちらを応援・・・ということもなかったのだけど、フィールドにいる稲垣選手の動きを注視しているうちに
「かっこいいなぁ」とだんだんPanasonicに肩入れしているのがわかりました
TVと違ってひとりの人を目で追うこともできると、すごく献身的に戦っている姿にちょっと・・・
←こうなりましたよ。

聞けばPanasonicは今、リーグトップのチームなんだってね。
試合もPanasonicが勝利し、勝ち点をまた伸ばしましたが、なかなか良いカードを見られたと思います。
もう少し前までなら福岡選手もいたって言うじゃないの~
(福岡選手はオリンピックに専念するためにチームを抜けられました)

あぁ・・・
ラファエレ選手のいる神戸製鋼が見てみたい
そしてもっと究極の願望は、ワタシのいたビール会社がラグビーチームを持っていたらなぁ。
そしたらどんな選手がいようといまいと、ワタシはそのチームを応援するのになぁ。
にわかじゃなく、応援するのになぁ。

あぁ・・・
サントリー勤務の方がうらやましい
同業他社の身として、サントリー勤務の方がうらやましいですわ(笑)

そんなサントリーの試合、今度秩父宮で観てきまーす!

にわかの挑戦はまだまだ続く


Look Back/西沢渓谷

2019-11-20 | お出かけ
紅葉が徐々に目につく季節になってきましたね。

月日とは早いもので、記事をUPしないまま過ぎ去った過去の出来事が私のスマホにはたーーくさんあります。
毎日「書こう」と思いながらとてもとても書くことができなかったこと。
(別にツライ日々だったわけじゃあありませんよ

Looking backしてもいいかな~?

いーともー





去年(2018年)の今頃です。
山登り師匠の親友に連れられて『西沢渓谷』なるところへ行ってきました。

「軍手とストックを持参するのよー」
言われるままに、新品の軍手をオットに用意してもらい、ストックは2本(1セット)リュックに括りつけましたよ。





JR中央本線の「塩山駅」。
初めて行きました。

都内から乗って来る友2人と、3人の中では一番山梨県に近いワタシ
予約してもらった座席に途中から電車内で合流しました。

駅からはバスに揺られて渓谷入口まで向かうわけですが、ちょっとにもたもたしている間に、健脚おじちゃんおばちゃん達に座席は奪われてしまった・・・

1人では絶対につらくなりそうな”立ちバス”の長旅。
おしゃべりをしていたので立っていても苦しくはなかったですが。


いざ、渓谷の入口からは、普通のハイキングのように山道を進みます

やがて水の音がしてきて、川が近いことがわかりました。



山道から沢道へ(サワミチなんて言葉はないか



橋を渡ること、たーくさん!
橋を渡るということは下には川が流れていて、その川を何回も横切るようにして上流目指して進むわけです。



ここ数年山登りに入門してからは、山道の枯葉の上を歩くことはありますが、沢歩きは初めてでとっても気持ち良い

あ、余談ですがワタシ、「山登り」は言えてもなぜか「登山」と言うことに抵抗があります
登山=山登り なのでしょうが、ワタシのへなちょこぶりはとても「登山」と言い切れないような・・・
ワタシだけの感性かもしれませんが


初めての沢歩き・・・
イメージしていたものと違いました。



マジでこんなところを歩くんですぅ~
ひえーとか言いながら、すっごく楽しいんですけど。

もっと川の音を眼下に聞きながら山道を行くのだと勝手に思っていたら、マジ沢っ!

滑らないように歩くのよ~。



おじちゃんおばちゃんチームには、インストラクター(ガイドさん)が同行していたりして、そのガイドさんの説明を私たちも盗み聞きして安全な岩(ぐらついていない岩)の上を選んで歩きます。



ちょっと待って~。
この一段がきついわぁ。みたいな

もちろん、まっさらな自然を開拓しながら行くのではなくて、ちゃんとチェーンが敷設されているからそこは安心。



真っ正直に軍手で行ったのはワタシだけで、友達は2人ともおしゃれな登山手袋やんけー
でもマジで手袋必須
そしてストックもガッチガチに活躍しました。



大小合わせて、おそらく向こう10年分の滝を見た(笑)と思う。

たわむれる落ち葉と、段差の上を滑る白糸。
澄んだ水が美しくて美しくて、マイナスイオン大好きなおばちゃん(この場合私たちのこと)には最高のコースです



頂上・・・というかコースの終点にはきれいな景色とウッドデッキがあり、皆さんそこでお昼を食べてから戻るようです。



ワタシも早起きしておにぎりと唐揚げ、フルーツを用意しましたよ



旅慣れ師匠はお湯を沸かしてコーヒーを入れてくれましたがな
(周りにはカップ麺を食べてる人もいましたよ)



帰り道は沢を離れ、ひたすら山道を下る感じ。
川の音もほとんど聞こえませんでした。





せっかく覚えたこのコース、いつかオットとも行ってみたいです。
でも、先日の大雨のようなことがあると沢がどうなっているのかわからなくてちょっと怖い。
おでかけを予定していても雨の後では岩が滑るでしょうし、急な増水も危険
山ももちろんですが、沢もお天気に左右されますね。
数日前のお天気も踏まえてGo!できるかを判断しなきゃいけません。
この日はなんて運がよかったんでしょう。

ワタシの話を「へぇ~」と聞いていたオットをいつか連れて行ってあげましょうね。

そして・・・
いつもの山登りでは「膝が痛いの疲れたの」とうるさいワタシですが、このコース、疲れたのは両方の腕でした
片方は命のチェーンを握り、もう片方はストックをガッチガチに岩に刺しました。
この2つがあって初めて安全に沢歩きができるっつーもん。

ありがとう、チェーンを取り付けてくれた人
おかげで楽しい筋肉痛です

即位祝賀パレード

2019-11-11 | お出かけ


秋晴れの気持ち佳き日です。

「どうする?どうしようか?」と夫婦で数週間悩み、「こんなに悩むんだったら行っといたらええねん!」と結論を出して向かった天皇陛下御即位の祝賀パレード。
行きたいけど大変そう。とか、だって混むんでしょぉ?とか、
お祝いの気持ちにネガティブ情報が水を差します。
でもね、そう思う気持ちがあるのなら、行ったらいいのよ。
大変でも!混みこみでも!
行かない後悔よりはマシ



午前中の仕事を終えてからですからね。
朝一や前の晩から並ばれた方からしたら、完全に出遅れですわ。



手荷物検査に向かう行列に並びながらおにぎりを食べ、ペットボトルのお茶を空にしました。



国会議事堂を横に見ながら、
「早くしないとパレードが始まっちゃうよぉ」と焦る気持ち



ノロノロと歩を進め、やっと検査の順番が来たときには、パレード出発の15分前くらいだったかしら?



何であれ、警察の方の案内は丁寧でしたし、親しみのある北関東なまりのあるあなたは茨城県警の方なのね。
全国から集められた警察の方がたーーーくさんいて、国を挙げてのお祝い事なのが実感できます。

テントを超え、いざ沿道へ
急げ

ワタシ、車列を目にしたらスマホは閉じて、きちんとこの目とこの心に今日の光景を刻もうと決めていたんですの。
どうせ写真なんてうまく撮れないし、それより天皇皇后両陛下のお姿をこの目に焼き付けるんだわ(キリッ!)みたいなね。



え・・・っと。





私たちが目指したのはここの交差点。

ここで「まさこさま~」と手を振る予定だったんですよ。


え?




ここまでしか、行けないのね?

沿道にはすでにAチームができており、それは車列のまさにキワまで行けたグループ。
私たちはBチーム。
Aチームから区切られたさらに後方で団体を成すグループ。

「はははそりゃそうだよな」
「こりゃ見えないね」
周りの人も、出遅れた自分を笑うしかない状況で、誰も文句を言う人はいません。


は?
こんなに見えないの?



ワタシは前の人の頭の後ろで国旗を振ってみましたよ。
バタバタバタ・・・

う~ん・・・ワタシの立ち位置はBチームの中でも6列目の位置。
仮に沿道Aチームにいたとしても陛下のお姿を見ることは難しかったでしょう。

ならば!
ワタシはAチームの人たちが美しく振るであろう国旗を撮影するぞ。
国旗ジャーナリストだ

しまう予定だったスマホしか使える武器はなく、どうせお車は見えない。
せめてはためく国旗にその興奮を感じたいぢゃ~ないの!

通過予定時間が近づき、前の方の人が少しサワサワし始めます。
脚立に乗った報道カメラマンが本気になり、



音楽隊が音楽を鳴らし始めました。(〇が音楽隊のいる位置)

え?
通ってんの?
来てるの?

これ、ワタシの周りの人の声ね(笑)

通ってるかどうかすらわかんないって



Aチームの人ももらったはずの旗を振る人はいなく、みんなスマホを車列に向ける人ばかり。
しかも、歓声もどよめきもないんだから。(ように後方には思える)

もっと「キャー」とか「おめでとうございまーす」とか「ばんざーい」とか言え!
言わんかいAチームよ!



携帯カメラのなかった昔は、もっとみんな旗を振ったはずなのに、そんなに写真を撮ってどうするの?
国民総ジャーナリスト感が強すぎますね。

結局撮れたのは前の人のスマホを向ける腕。
ワタシは一体何を撮りに行ったのでしょう(笑)?
心の目に焼きついたのはこのスマホの画面と秋の空だけ


どう体をひねっても、ぴょんぴょん飛び跳ねてみても、並走バイクのヘルメットひとつ見えない。
通過されたかどうかすらわからない。


これがワタシの祝賀パレード。




やっぱりTVがいいね。
だな。

これ隣りのご夫婦の会話ね(笑)



おうちに帰ってから録画を観て、確かに私たちの前をお通りになったことはわかりました。



陛下~っ
ワタシはだいたいここら辺にいましたー
このカタマリのおそらく12列目ぐらいにいましてーん



へいか~っ
心からおめでとうございますー
とお伝えにまいりましてーん




全然悔いはない
秋の佳き日。

このお祝い事は一生に一度のことだもの。
30年後ではもう無理なんだもん。

祭りだったんだもん、今日は。
この空間に同席することが楽しい体験だったのさ。

お車を降りるときに運転手さんにお声を掛けられる天皇陛下がステキ
お人柄が垣間見られたシーンでしたね。

「俺も行く!」 第2回歌舞伎鑑賞

2019-09-14 | お出かけ
先日、人生初の歌舞伎鑑賞を果たしましてね
おひとり様歌舞伎がなかなか楽しかったんですの。

で、もし歌舞伎にハマったなら、次は市にやってくる歌舞伎を観ようと、市のお知らせに○印をしておきました。
歌舞伎を好きになるかNo more.になるかは、何しろ1回観てみないことにはわからないでしょ?
だからチケットは第1回目が終わるまで買わない。
売り切れちゃったらそれも縁、と割り切っていたんですね。

結局、次は地元に巡業で来る歌舞伎を、前回よりは「気楽に」観ようとチケットを買いに行くことにしました。


うちのオットね、ワタシが考えた「遊び(計画)」に「俺も行く!」ということが多いんですよ
別にイヤなわけじゃないんだけど、ワタシ一人じゃない場合でも「俺も行く」というので驚くことがいっぱい
6月に行った台湾もそう。
11月に予定した益子焼陶器市もそう。

そんな金魚のフンオットなので、この前の歌舞伎座は声をかけずに一人で申し込みました
もともとお盆期間が仕事だったのもあるけれど、日にちを選べばオットが行ける日もあったはず。
けれど、うっかり「俺も行く」と言われたら、万越えのチケットを2枚手配しなくちゃならないのはワタシですものね

暗黙的に我が家には、提案した方が支払う…的な空気があって(笑)、ワタシが「歌舞伎座に行く!」「俺もっ
これは危険な香りしかしませんよ

そして「モアイ君が仕事のこの日に歌舞伎座行ってくるんだぁ~」と事後報告をしたんですね


今回の申し込みですよ。
その日は日曜日。
モアイ君もお休みの日です。

ワタシはさらっと「この日、市の歌舞伎に行ってこようと思ってるんだぁ」

「へぇ~、そんなの来るんだ。俺も行こっかな」



出たよ~来たよ~
案の定「俺も行こうかな」ときましたよ

まぁ、行くのは構わないさ。
けれど、寝ないよね?
モアイ君の睡眠のためにチケットを買うのは絶対にイヤ!
歌舞伎座でスヤスヤ寝ていた周囲の人のような余裕は我が家にはないからねっ

念押しをして、瞳の奥の覚悟を読み取ってそれでも行くというので、仕方ない。
ではチケットを、今回は最初から末席と決めていたので、一番安い席を2枚買いましょうかね





ワタシは仕事から直行だったので、オットとは文化会館で待ち合わせました。
トウモロコシご飯のおにぎりを自分で持って出たので、それを開演前に食べましたよ。



演目は2つ。
お友達の好きな「松也」も出るじゃーないの。



お席は本当に後ろの方。
いいの、決めてたんだから。



今回もイヤホンガイドを借りて、ワタシはもちろん予習もして、本番に臨みます。
モアイ君にも早目にイヤホンを装てんさせ、「解説を聞きなさい」と指示しました。


【封印切(ふういんきり) 新町井筒屋の場

このお話はどこかで少し聞いたことがある様な気がします。

井筒屋お抱えの遊女梅川と恋仲になった主人公は、なんとか彼女を身請けしたいのだけど、手付金の工面ができません。
そこにライバルが現れ、梅川を身請けすると言い出し、その挑発に乗った主人公が、絶対に手をつけてはいけない武家屋敷に収めるはずの公金の封を切ってしまう・・・
公金封切りは死罪免れぬ行為のため、主人公と遊川はふたりで逃避行を始めるのです。

この主人公が中村鴈治郎さん。
扇千景さんのご長男といった方がワタシにはなじみがあります。
この鴈治郎さんが、お母様譲りの丸顔で、可愛らしすぎてワタシにはダメ。

女形の遊川役は市川高麗蔵さんなんだけど、コマゾーさんが鴈治郎さんより面長で背が高く、これまたう~ん

愛し合う2人の悲哀は十分に物語としてはウルッときたのですが、行きつ戻りつが長い!
ライバルとの挑発シーンも声が小さくていまいち意味不。

てっきり主役だと思っていた松也さんも序列的にはまだのようで、ライバル役なんだけれど、あまり表情がなくて(遠目で見えないのもあるが)、なんともピンと来ず。

もう少し前で見ればよかったのかも…との反省はありつつも、末席まで楽しめなければそこはお席じゃないわけで。

井筒屋のおかみ役の上村吉弥さんなど、いい役者さんも見つけられたので、そこは半分収穫でした。

あ。
近松門左衛門の『冥途の飛脚』を基に歌舞伎化したと書いてあるので、ちょっと知っているストーリーだったのかもしれません。

そして、歌舞伎特有の最後まで見せるわけじゃない表現。
主人公と遊川がこの先どうなるかは舞台では語らず、井筒屋から逃げるシーンまででオシマイ。
「井筒屋の場面をご覧ください」ってことなんですね。

モアイ君、起きてます。しっかりと



一幕と二幕の幕間には舞台セッティングがありました。

文化会館にはもちろん花道がないわけですが、ここを花道に見立てて、有効的に使っていましたよ。
ここに、一段高い舞台(地面)を作るってことは、第二幕は舞踊劇だよってことを前回覚えました。
舞台を一段高くすることで、足踏みの音がよく響き、つまりはタップダンス的に役者さんが踊るのです。


【蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)】

4役なさるのは扇千景さんの次男:中村扇雀さん。
この方は先日の8月歌舞伎でも二幕にわたって出ていらしたので、今のところワタシに一番ご縁のある役者さんのようです。
お兄さん(雁治郎さん)よりこちらの方が役に違和感はないけれど、やはりお歳を重ねて肌にしわが目立つ方の白塗り(女役)は少し…むむむと思うところがあります。
男性特有の骨ばった顔つきで女性を演じるのを見ると、あー、玉三郎さんや七之助さんは女役になるべくしてなっているなぁと感じました。

それでも!
扇雀さんの4役は見事で、女郎蜘蛛の精が「女童」になったり「座頭市」になったりと、早変わりよろしく場面ごとに所作を変え踊る姿は感激しました。

扇雀さんのご子息の中村虎之介さんの発声も見栄も大迫力で、次世代を担う若手のライバルたちに負けずに精進されているのがよくわかります。

女郎蜘蛛がぴゃ~っと糸を吐き、それを黒子さんがシュルシュル~と巻き取っていくのも面白く、松也さんも女郎蜘蛛に翻弄される源頼光を華やかに演じていらっしゃいました。
が、ワタシは松也さんにはハマらなかったようです…(と松也好きの友にもLINEしました)

舞台がダーンダーン!
いや、カッカッ!が近いかな?
コーンコーンかしら?
足踏みのたびに音が鳴って、楽しいったら

『戦う者同士(ここでは蜘蛛と頼光一派)が左右に首を5回・・・右左右左右と振るときは、両者の力が拮抗していることを表します。』
こんなこと、イヤホンじゃないと教えてくれないでしょう?
なるほど、首を左右に揃って振ったときは力が互角ってことなんだね。

こんな風に戦うさまを様式美として見せてくれる歌舞伎。
物語の最後にはきちんと勝ち負けがつくでなく、女郎蜘蛛を真ん中にばーん!とポーズを決めて、舞台が終わるのです。

あぁ、舞踊劇はやはり面白い
早変わりも、舞台チェンジも、なんてきらびやかで楽しいのでしょう。

横のモアイ君もずっと起きていましたよ



何を着ていけばいいのかしら?と悩んだ歌舞伎座と違い、このシト、ビーサンですよ
チリンチリーン
この気楽さは地元ならでは。

モアイ君の歌舞伎デビューはこんな風に敷居低く始まったのでした

歌舞伎鑑賞 初体験

2019-09-09 | お出かけ
少し前になりますが、お盆休みの時のことを書きますね。

ずっと観てみたいと思っていた歌舞伎に初めて行きました。

周りのお友達の幾人かは歌舞伎に造詣が深く、お着物を着て歌舞伎座に行く人もいたりするのを「すごいなぁ」と見ていたワタシ。
長いことハワイアンになら傾倒しているワタシですが、年齢とともに「歌舞伎文化」にも触れてみたいという願望が数年前から浮かんでいたんですね。

今回、そんなお友達の一人からチケット入手のご案内があり、お盆休み?連日ひとりでヒマ!
モアイ君は仕事なのにワタシはしっかりお休みで、ずっとヒマよぉ。
こんなきっかけで初体験をするのもいいかしら?と申し込んでみましたよ。

お声掛けしてくれた友達自身はその日に前進座のお舞台を観るので✖。
他に浮かんだお友達はお盆休みには家族旅行だったし、もう一人の歌舞伎好きは「松也なら行くけど~今回はパス」とトホホなお返事

でもね、次なる友達に無理にお付き合いいただくにはチケットも高額だし、かといってご招待することもできないわ。
ならば1人で行けってことね。

そうしてワタシ、歌舞伎座に1人で行ってきたんです。



お盆休みの銀座。
歌舞伎座の前はいろんな人種がごった返す賑わいです。



ワタシが今回観劇するのは
●伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)の「御殿」と「床下」の2場
●闇梅百物語(やみうめひゃくものがたり)
の2作品。
(ここに記しておかないとすぐに忘れそう)



これが歌舞伎座の中かぁ
新歌舞伎座ができた時に駅直結の歌舞伎座施設はオットと見に来たけれど、内部に入るのはこれが初めてです。

提灯が下がった風情は江戸時代にタイムスリップしたよう。
舞台の中央上部には、宙乗り用のワイヤー金具も付いていて、これを猿之助さんがピュ~と使うわけね。

ほぉ~。ふんふん。



奮発して一等席を申し込んだワタシは、とても良いお席を分けてもらうことができ、花道がすぐそこだったんですね。
これはうれしいことでした。



ワタシより一段(目線も金額も)高いお席にはお茶のセットが用意された桟敷席がありました。
そっか、サジキ席があるのよねぇ!
ステキ!



舞台にはきれいな織物の緞帳がかけられていて、これ、TVでいうところの「提供スポンサー」なんですね
場内放送で、スポンサー名と織られている絵の説明、織物会社の説明や作家さんの名前、そんな紹介が流れます。



スーッと緞帳が上がってもまた緞帳(笑)
「続いては・・・」とまたスポンサー関連の説明があります。
なるほど途中でようやく提供紹介とわかりましたよ。



そんなスポンサー説明が3~4社あり、3色の定式幕に戻りました。



ワタシが観るのは第一部の2作品で、七之助さんや幸四郎さんが出演されます。
勘太郎ちゃんや長三郎ちゃん・・・
中村屋の特集番組でしか知らないワタシには本名のナオヤくんとノリユキちゃんと言われた方がわかりやすいのですが、
勘九郎さんの息子さん2人も、パパが「いだてん」で不在でも、しっかり納涼歌舞伎に出演するのも楽しみでした。
そして八十助さんの遺されたご子息の巳之助さんが何気に楽しみです。


理解できるかなぁ
楽しめるかなぁ

歌舞伎を全く知らないワタシが物語をきちんと理解できるか不安もあり、ここは素直にイヤホンガイドを借りましょう。



もちろん、フライヤーの裏に書いてある解説も事前にしっかり読みましたよ。
何なら数日前に読んで、当日電車の中で読んで、着席してからも読んだという・・・

こんなに緊張してまじめに取り込んだなら、きっとワタシごときでも理解できるでしょう?
他のみんなにできて、ワタシだけできないことはないはずだわ

開演前から耳元には優しい声の解説が流れ、そんな解説を頼りに、素直に歌舞伎の世界に引き込まれて行きましょう。


【伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)】

女役の七之助さんの本物を(笑)初めて見ました。
ワタシの百倍美しい女性の所作
子供たちがお腹を空かせているのに、お米をとぐのにどんだけかかるんだ!というツッコミをしたくなるような一連の流れによる炊事のシーン。
お米を量ってあたりを伺い、お水を張って涙をぬぐい、帯に挟んだ手拭いを出したり戻したり・・・
これはまさしく様式美を見せているのね。

「とっとと火を起こして、早く炊いてあげて~!」と心で叫ぶワタシ。
勘太郎ちゃんと長三郎ちゃんは、身じろぎせずにその沈黙を耐えます。

ワタシのお隣さんも斜め前も斜め後ろも、すでにスヤスヤと夢の中・・・

それでも2人の子役は自分のセリフが回ってくるまで、じっと・・・大人が寝ちゃうほどすごい長い時間じっとよ。
コックリすることもなく待っている姿に感動すら覚えました。
お兄さんになったんだなぁ。
日に日に役者さんに育っているんだなぁ・・・

長唄の解説にはイヤホンが大活躍で、正直長唄を一言一句聞き取るのはとても難しかったのだけど、それを理解しないとセリフ(ストーリー)がわからなくなるわけで、長唄の合間に差し込まれる解説のタイミングが絶妙で何度も助けられました。
また、お着物の模様やその意味、そんなことも教えてくれて楽しいわぁ。


歌舞伎って『起承転結』をすべて見せる”お芝居”とは違うんですね。

この「伽羅先代萩」は時代物の大作だそうで、物語のすべてを見せるには何時間あっても足りず、今回はその中の「御殿」「床下」の2シーンをお見せします、というシステムが当たり前なんだね。
だから、この先の結末(最終的な勝ち負けや生き死になど)は、歌舞伎の演目上は大した問題じゃないらしい。
その場面の様式美や見せ場を見て楽しむのだということも初めて知りました。

幸四郎さん(ワタシにはまだソメちゃんの方が身近なんだけど)の二役も圧巻で、大迫力。
花道のすぐ近くを通っていってくれるので袴の衣擦れの音も素晴らしかった。

最後の「床下」のシーンで、顔を真っ赤にした獅子が出てくるのだけど、お屋敷の床下での物語なので照明も薄暗く、顔が真っ赤では表情もよく読み取れない。
<荒獅子、坂東巳之助です>とイヤホンから聞こえてこなかったらミノスケちゃんともわからなかったわ。
いや~ほんま、イヤホン最高です(駄洒落かっ)


【幕間】

幕の間と書いて「まくあい」と読みます。
そうそう、これ「まくま」じゃないのよね
この「まくあい」になったら周囲の皆さん、一気にお弁当を食べ始めましたよ。
桟敷席の方はお茶を入れて、美味しそうなお弁当を。
さっきまでスヤスヤされてた隣の方も自分のお膝にお弁当を広げて召し上がっています。
お昼またぎの第一部ですゆえ、皆さん、開演前にお弁当を買って来ているみたい。
ワタシも銀座デパ地下でいつもよりちょっと気取ってローストビーフのサンドイッチを買っておいたので、それをいただきました
もちろん、まじめに2幕目の予習をしながら


【闇梅百物語(やみうめひゃくものがたり)】

こちらは納涼歌舞伎にふさわしい 化け物のお話。
くるくると変わる舞台の楽しさで眠気も吹き飛ぶってーもんです(ワタシじゃないですよ)

大名家の女中たちがロウソクを1本ずつ消しながら怪談話を展開し、最後の1本になったとき・・・

ガイコツや一本足の傘オバケなどがタップダンスよろしく踊るのは楽しかった!
タヌキとカッパの化かし合い?やソメ・・・じゃなかった幸四郎さんの白狐の踊りも(TV以外では初めて)見ることができました。

こういう華やかな演目はやはり見ごたえがあります。
ゆっくりお米をといだり(しつこい?)、策略を練る悪事もの・・・も意味が深くていいのだけど、なーんも考えなくても楽しめるお芝居には昔の人も大笑いしていたのかなぁなんて思いをはせました。



観終わってからもう一度この看板を見てみると、どうりで内容がしっかり頭に入っているので、「なるほど。なるほど」と絵の表わす意味がよくわかりました。





1人は気楽。



一丁目まで歩いて「に志かわ」さんの食パンを買って帰るのも自由


そして初歌舞伎には何を着ていこうか少し悩みました。

お着物は実家まで取りに帰らねばならないし、そもそも暑いし着慣れてない
無理は厳禁です。

せめてワンピースでもと思い、こんなのにしてみましたよ。



特に浮くでもなくお下品でもなく、こんなもんで充分(と判定しました)。


初めての歌舞伎観劇。
中にはお着物の方もいらっしゃり、きりっと着こなされたその雰囲気は粋でしたわ~(尊敬!)

世の中にはこんな道楽をしている方がたくさんいるのねぇと、それは貴重な社会勉強の一日でした