Takekida's log

千里の道も一歩から

病気と事故のリスク

2013-04-27 23:30:14 | Books
GWの初日です。今年も特に大きな予定無くのんびりと過ごす予定です。

突然、妻が倒れたら (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社


 フジテレビ「ニュースJAPAN」のキャスターだった松方さんの妻がくも膜下出血で倒れ、高次機能障害を負い松方さんが仕事、介護、育児に奔走するという想像を絶するような状況をドキュメントとして綴った本です。実際の内容としては松方さんが置かれた状況を察するとあまりにも胸が痛くなる内容で読んでいて少し辛くなりました。自分の親類も脳関係の疾患が多いこともあり人ごとには感じられませんでした。 考えてみればほとんどの人は家族という集合体の中で生活を営んでます。その前提は健康だということで成り立ってます。一人でも通常の生活が出来なくなった時点で周囲の生活は大きく変わります。自分はまだ直接の経験はありませんが介護に携わったことのある人であればこの重みは身を持って知っていることと思います。ただ松方さんの家族は家族という絆があったこそ持ちこたえることが出来、何とか生きることが出来ているということもあると思います。この一連の経験を通じて何を学んで何が変わったかというのが家族の価値ということなのだと思います。

 健康というのは失って初めて気づくものです。個人的にはこんな病気とは比較もしようもないですが大学時代にひざの故障で数か月練習を休まざるを得なかったという経験もありましたが普通に元気に走り回れないということがここまでつらいものかと思いました。自分もいつ病気になるか、妻もいつ病気になるかというのは想像していてもできないものですし何より交通事故というリスクは常に抱えてますので良い意味で責任を感じて一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
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