Takekida's log

千里の道も一歩から

嫁はフランス人2

2016-09-21 01:18:38 | Books
モンプチ 嫁はフランス人 2 (フィールコミックス)
クリエーター情報なし
祥伝社

以前の嫁はフランス人に続く第2弾です。子供も成長した形で話が進んでいき子どもをより中心としたストーリー展開となっています。面白いのはやはりフランスと日本の文化的な背景からくる価値観の違いです。特に大きな違いはビズでしょうか。親のやっていることは子供には伝搬するものですがこれがもう少し大きくなってきたときにどのようになってくるのかが一つのポイントかと思います。
 また家庭では母親はフランス語、夫は日本語(しゃべれないとのことですが…)とのことで子供も使い分けるようです、なんとわざわざ子供が翻訳してくれたりするのだとか。また祖母や親せきなど日本語喋る人とフランス語喋る人というのは子供では明確に線引きされるようです。 これまた育っていったときに圧倒的に日本語の影響が大きくなるわけでその場合にどのように育っていくのかが気になるところです。
報道記者である妻と漫画家である夫というなかなか無い面白い組み合わせなのですが子育ての時間が夫の方が分担が大きく取っている(取らざるを得ない)のもうまくいっている一つの要因なのかと思います。夫婦双方が報道機関のような激しい働き方では持たないことでしょう。
 またお互いを立てるというか、外に向けて内助の功をきちんと褒める文化というのは日本としては学ぶべき点かと思いました。なかなか夫婦で対外的に批判でなくお互いをたたえあうというのはあまり聞いたことは無く… 自虐的、謙遜する文化から来ているのかもしれませんがお互いを立てるという視点は共働き率の増えたまさに今こそ必要なものなのかと思います。自身としても身につまされる思いでした。
 
 
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