薬物、ギャンブルと中毒と言えばあまり良い意味には使われませんがなった方がよさそうな中毒の一つが思考中毒。国語では定評のある斎藤さんのまとめた「思考中毒」のススメの本です。ここでいう考えるというのは何かカイゼン/工夫を考えるとか、新たな仕組を考えるといったやや創造的な話=何かを生み出すことを目的とするものであって過去のことに思いを更けるなどココロを振り返るような作業は指しません。(そういった時間も必要だとは思うのですが)いわば常に何かネタを探すというようなことを考えればよいのだと思います。個人的にも仕事に対して年々マンネリ化して新たなことを考えられなくなるという状況に陥ることを危惧して意識的に新たな分野の思考を巡らせることを実施しています(特許提案など)
ただ斎藤さんはさすがにこれだけ活躍しているだけあってここまで中毒に近い思考力を持っているのにすごいなと思わされましたし、その創造の原点を触れる本として非常に参考になる内容でした。自分も考えるのをやめられない中毒になれるように頑張ろうと思います。忘れてはいけないのはこれは強制するものではないということ。やれと言われてやるものでなくアイディアが出すのが楽しくてたまらないというのが本来あるべき姿なのでそこは要注意です。
今回推奨されていることとして以下のようなものあります。
・他人ごとにしない、自分だったらどうするか考えてみる
・思考日記をつける
・興味を持ち、アイディアを想起したことに対してメモを取る
3色ボールペンで感じただけ>心を動かされた 重要度を整理
紙の方が思考が助長されるがスマホでもOK
・会議など事象に対して15秒で質問/コメントできるように準備しておく
=アドリブ力をつける
・InputだけでなくレビューなどOutputする機会を作る
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