fáint・hèart

[ フェイントハート ]  
【feint h:(r)t】
弱虫

持ちつ持たれつ

2006-10-16 09:50:48 | Weblog
安倍首相、北朝鮮の核実験で「日本の脅威倍加」(朝日新聞)
2006年10月12日(木)20:48
安倍首相は12日の参院予算委員会で、核実験実施を発表した北朝鮮に対して日本独自の追加制裁を決めた理由について、「ミサイル能力を向上させ、核実験を行ったと宣言したことから考えれば、日本に対する脅威は倍加した。地域に対する脅威だけでなく、まさに日本こそ脅威を受ける中で厳しい措置を決定した」と述べた。首相は答弁でこのほか、(1)自然の地震とは違う観測波を観測した (2)拉致問題で誠意ある対応がみられない (3)国際社会が厳しい措置を含む議論を始めている、といった理由を挙げた。
 また、北朝鮮が今後も核開発を継続させた場合について、首相は「日本に対する攻撃は自国への攻撃であると宣言している米国の存在、日米同盟による抑止力は揺るぎない」と強調。米国による「核の傘」を前提に対応する考えを示した。



北朝鮮核実験 米・ブッシュ大統領、横田 早紀江さんとの面会に触れ拉致問題でも非難
2006年10月12日 13:05
アメリカのブッシュ大統領は11日、北朝鮮の「核実験発表」についての会見で、横田 めぐみさんの母・早紀江さんとの面会について触れ、核実験と同様、拉致問題においても北朝鮮を強く非難した。ブッシュ大統領は、4月に横田 早紀江さんらと面会したことについて、「『日本人の母親』が北朝鮮に拉致された娘の話をしにきたとき、胸が張り裂けそうな思いがした」と語り、「国家が拉致を助長するのは信じがたい」と述べたうえで、拉致は、金正日体制の本質を示していると強く非難した。核実験については、「北朝鮮に重大な結果をともなわせなければならない」と述べ、国連安保理での「強い決議」が必要だと強調している。



ハリウッドで”横田めぐみさん拉致事件”映画が製作された理由


http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20061006-00000000-pia-ent


1977年に拉致された横田めぐみさんとその家族に焦点を当て、北朝鮮による拉致事件を描いたドキュメンタリー『めぐみ-引き裂かれた家族の30年』。この作品のPRのため来日した監督のクリス・シェルダンとパティ・キム夫婦がインタビューに答えてくれた。
映画は、拉致問題解決に奔走する横田夫婦に密着するとともに、報道や記録資料、関係者の証言によって、約30年という歳月を映像に紡いでゆく。全米では各地の映画祭で最優秀賞受賞し、本年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門最有力候補として挙がっている作品だ。今でこそ日本人の誰もが知る“北朝鮮拉致事件”だが ――― 


なんとも思わせ振りだが、アカデミー症というのは ユダヤにどれぐらい貢献したかによって選考されるわけで、そういう意味では 貢献しているのか、これから貢献するのだろうか。
パティ・キムという監督の一人がコリアン系なのが少し意味深だが、「統一原理教会」であるのかどうか定かではない(「宇宙平和連合」とも言うが)。そういえば 統一系 with 創価の?日テレでも横田めぐみさんの実録?ドラマやったばかりだ。見なかったけど 視聴率どうだったかな?

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/television/18995 ( 9.1%だった)


もともと 日テレというのが 社会的弱者をお涙頂戴、ミエミエの感動巨編にして見せたがる 狡すっからい局だということは 広く知られている。「何をか言わんや」とか「さもありなん」とは 言うべきではないだろうが。
めぐみさんの写真展の写真もネットで公開が始まったようだ(偶然ではないのだろう)
そもそも 拉致事件をアメリカに持っていくのは 不自然ではないのか。
ほんとに解決させようとしてるのかどうかは知らない。専門家?の安倍晋三がひかえているのに、れっきとした主権国家の顔に泥を塗る行為ではなかったか。あるいは 権利なき主権国家の恥の上塗りだったか。しかも それを安倍晋三がやらせている、という摩訶不思議。
人質を戻してやるから言うことを聞け、と言うことなのかは知らない。そうであるなら 家族共々 二重三重の人質とならざるを得ないのではないか。
解決に向かっているようで、なんら その兆しすら見えないのも また事実だ。好むと好まずにかかわらず 安倍晋三と運命を共にするしかないのだろうか。
それもまた 悲劇的ではあろう。
 
 

【速報】空母キティホーク週明けにも緊急出航か!日本海へ!

厚木基地にいる空母艦載機のNLPが13日で終了し、14日・15日休暇をとり いよいよ16日 空母キティホークが日本海に向けて出航する。
北朝鮮をめぐる情勢は 一気に高まりそうだ。
 ※今回の出航は 国連の北朝鮮制裁決議を受けての「デモンストレーション」であり軍事的緊張状態をかもし出すために行われる。
アメリカは北朝鮮の核保有を事実上黙認している。なぜなら MDミサイル防衛・米軍再編にとって非情に都合が良いからである。
すでに 北朝鮮は核保有国になったのである。――  


窮鼠がなかなか猫を噛まないので業を煮やしたか。核保有を黙認しながら、わざわざ出かけていくわざとらしさ。で
―― 北朝鮮が発射したとニュースで流しておいて、キティホークが日本へミサイルを撃ち込むことも考えられる。
などという人も出てくることになる。
それにしても 「テポドンだ」「核兵器だ」と、メディアを介して 潜在的恐怖を煽っているわりには、もしものことは何も考えてないようにみえる 美しい国家 日本。今回も 核実験だったのかどうかハッキリしないし、ハッキリも言わない。想像にお任せします、でいいのか?
冷静に考えて、長距離ミサイルがあって、パキスタン譲りの核開発技術が完成したのであれば、のんびり構えているわけにもいかないと思うが。
日本人とアメリカ人が同じスタンスだというのが そもそもおかしいのだが、もし 北朝鮮が崩壊したとして、武装難民を含む 何万 いや何十万もの難民が押し寄せてくるのをどうするつもりなんだ。あまり美しくない 裏日本にでも住まわせてあげるのか。
鬱苦しい景色(白頭山かと思ったよ・・)を背景に、安倍晋三は何を語る?
エ~厳重に抗議し エ~断固として非難する・・かい。


 北朝鮮核実験、放射能物質観測なし 国際監査網
外務省によると、ウィーンで13日に開かれた包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)準備委員会特別会合で、北朝鮮が実施したと発表した核実験を宇多津蹴る放射性物質が、同条約にもとづく国際監視網で観測されていないことが報告された。
2006年10月13日(金) 22:18 

   放射性物質検出、米から日本政府に伝達
北朝鮮による核実験実施発表をめぐり、米国政府が微量の放射性物質を検出したと日本政府に伝えていたことが 14日、分かった。複数の日本政府関係者によると、米政府は航空機を使った調査でごく微量の放射能を確認したという。
ただ、米政府が通報したのは暫定調査結果(今頃 暫定はないだろ。)のため、「ただちに実権の実施が確認できたとは言えない」(首相周辺)としている。
日本政府も「集塵ポッド」を搭載した航空自衛隊の練習機T4などによる放射能調査を行っているが、放射能物質の異常は検出できていない。
2006年10月14日(土) 12:05


アメリカを信じるのは勝手だが・・・。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝日系スポーツ紙から

2006-10-12 09:20:01 | Weblog

真紀子氏決定打欠く、安倍首相と同期対決

田中真紀子元外相(62)が6日、衆院予算委員会で安倍晋三首相(52)と対決した。「小さな子供が大人の革靴をいたずらで履いたようなもの」「朝食が青汁1杯じゃ『筋肉質の内閣』はできない」と、得意のたとえで安倍氏を皮肉ったが決定打に欠け(答弁が稚拙過ぎた)、北朝鮮問題では「専門家(何せ ライフワークだから 。2~30年のスパンで)」安倍氏に冷笑(はにかみ?)される場面も。2人は93年初当選の同期。首相に上り詰めた(軽いから 担がれただけ。今までも言われた通りにしてきただけ。)安倍氏に、山あり谷ありの真紀子氏がかみつく。対照的(従順と反動)な政治家人生の現実が浮かび上がった。
「私の優しい質問で安らいでください」。同期対決は、いたわるようでいて、いたわる気などない(洒落だけどネ)真紀子氏の先制攻撃(作家にはなれんな、こいつ)で始まった。
絶妙なコピー名人の真紀子氏はこの日も安倍氏を皮肉る言葉を連発。「小さな子供が、玄関先にあった大人の革靴をいたずらで履いて、道路に出てみた。しかも右の方、右の方へ行くので危なっかしい」。「『美しい日本』(誰かが「鬱苦しい日本」なんて言ってたが)というから、どんな内閣か楽しみにしていたが、こんな顔触れとは。まあ『美しい』には個人差があるので」と、内閣の布陣もぶった切った(ぶった切ったか?)。「毎朝青汁1杯だそうですが、そんな食事では頼りない。『人生二毛作』『筋肉質の政府』なんてできない。おなかを壊しては大変(神経性下痢っ腹の安倍師匠)。必要ならわが家のメニューをお届けします」。所信表明や健康不安説も逆手に取った。しかし安倍氏も反撃(あれで?)。北朝鮮問題に真紀子氏が踏み込むと顔つきが変わった(それにしても暗い顔だ。)
真紀子氏は、安倍氏が同行した02年9月の小泉初訪朝を「完全な金正日ペースで腰砕け」「なぜ『他の被害者も帰せ』とひざ詰め談判しなかった。小泉前首相と連帯責任だ」と、声を荒らげて(荒げてはいまい。優しくはなかったが)批判した。これに対し、安倍氏は「私は初当選当時からこの問題に取り組んできた(その割には・・・だナ)が、先生はその場にいなかった」「心配しているのは田中さんではなく被害者の家族(心配を煽ってるのはおまえ等 統一教会だろ。横田家も 未必の協力者といえる。)。その人たちに私の活動を評価していただいている」(だから 解決しないんだよ)と、拉致問題に積極的ではなかった真紀子氏を制した。(だってエ 「救う会」は統一教会と工藤会なんなんだも~ん。あ 住吉会もだった)
「外交はその時、その時の判断がある。あなたも外相をやったから分かるはず。金正日委員長のご子息が日本に入り、直ちに送り返したのは当時の外相の判断だ」と、金正男氏とみられる男性を強制送還した真紀子氏の対応を批判した(逆に それは小泉の政治判断だったと暴露され、あえなく撃沈したのが本当。偏向報道はマスコミの日常、終止 叱られた小学生みたいな顔してたのはコイツだ。)
真紀子氏は、歴史認識も持ち出したが「日中国交回復の肝は」などクイズ形式で、安倍氏は「肝と言われても…」とあきれ顔。「対話と圧力は薄っぺらい(というか ポーズ。)。(外交には)広い心と愛情が必要(ん~、さすがに意味が分からん。大いなる皮肉と取ることにしよう。)」と言って、安倍氏に「愛情を持って接しても北朝鮮には通用しない(やっぱ お金ですよね。利権がらみの)」と切り返され、民主党議員にも苦笑された。
対決後、真紀子氏は「顔がけいれんしていた」と毒づいた。18日に小沢一郎民主党代表(64)との初の党首討論を控える安倍氏を「ハルウララみたいになるんじゃない? ハルウララ対ディープインパクトね」。安倍氏を113連敗で引退した地方馬、小沢氏を凱旋門賞出場馬に例え、最後までこき下ろした。
しかし、(見かけ上)権力の中枢に上り詰めた(三代目の指定席?)安倍氏に、真紀子氏はかみつく立場でしかなかった(マスコミは 何がなんでも田中真紀子を 負け犬のままにしておきたいようだ。)。同じスタート地点から13年。かたや首相(個人の資質は関係ないが)、かたや無所属の一議員(田中真紀子はもともと無所属で初当選。)。「同期の中で田中さんこそ総理になるのではという印象があったが、13年後、私がこの席にいるとは(国際的な影響力の全くない 日本国の総理大臣がそんなに嬉しいかエ)」。2人の立場を象徴する安倍氏の言葉を、真紀子氏は不機嫌そうな(むしろ 深刻そうに見えたのは安倍師匠の方に思えたが。)表情で聞いていた。
[2006年10月7日8時29分 紙面から]

アメリカが核を持つなら北朝鮮が核を持つことも別段やましいことはない。法の下での平等が通用するのなら、北朝鮮にも当然 その資格はある。というか いかなる国にも 核を保有する権利と自由はあるだろうに。安保理常任理事国の米英仏露中5カ国だけが核保有を許される不自然さを疑えよ。既得権益といえば分かりやすいか。
持つのも持たないのも その国の裁量の範囲には違いない。しかし 持てるものだけが それを独占してはいかんだろう。(それにしても タイミングは絶妙だ。核じゃないかもネ。真相は「補選」のあとで、と言うことで)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

解説への個人的な補足。

2006-10-07 10:08:27 | Weblog
――― 『吾輩は猫である』は日露戦争の最中に書かれた。旅順の戦いで日本軍は想像を絶する多数の戦死者を出した。与謝野晶子はこの戦いの最中に「君死にたまうことなかれ」を書いた(実に 終戦後まで発行禁止であったが)。漱石も「趣味の遺伝」に旅順で戦死した浩さんのことを書き、多数の死者とその母たちに対する深い思いを表現した。「敵を殺せ」の声は日本中に充満した。それは「敵を殺すために日本人よ死ね」と言う声だった。漱石の心は暗かった。人間が人間を殺す。それも、科学の先端技術を使って出来るだけ大量に殺し合う。なぜ人間は戦争をするのか。それは避けられないのか。その思いは人間に対するはげしい否定の感情となって噴出した。
 逆上する主人を「猫」は批評し、わらっている。逆上は人間の精神を硬直させる。この精神の硬直を「猫」はわらったのである。しかし、逆上は主人だけのことではなかった。日露戦争下の日本は逆上と狂気に満ちていた。そして、漱石自身が逆上と狂気に駆り立てられていたのある。この逆上と狂気からの解放として『吾輩は猫である』は書かれ、作家夏目漱石が誕生した。
国民を戦争に駆り立て 戦場で死なせるためには、国民を逆上と狂気に駆り立てなければならない。逆上の根柢には偏見がある。あらゆるメディアが動員され
(潜在的恐怖と)民族的偏見があおりたてられた。日本は世界に冠たる文明国だ。正義、人道、武勇の国だ(神の国であるとか)。そして、ロシアは野蛮で暴虐な文明の敵なのである。このロシアを撃ち懲らし、祖国の栄誉を輝かせ(美しい国なぞと)というのである。当時、このような詩や文章が氾濫した。
 戦争の時代には悲劇が歓迎され(福岡の飲酒追突事故の悲劇 ⇒ 日本中が逆上、狂気とまではいかないまでも またいつものようにヒス・パニック。本当の悲劇とは こんなことを知らされないこと?)、喜劇は排撃される。滑稽の精神は戦争に対して敵対的である。元来、滑稽の精神は江戸時代には民衆文学の顕著な特質だったが、明治になるとその精神は見うしなわれ、軽蔑されるようになった(今は存分に利用されてる。むしろ 現実から目を逸らそうとする)。それは明治という時代が戦争の時代であり、悲劇的な時代だったからかも知れない。しかし、漱石は英国人のみならず日本人をも支配する偏見をわらい、滑稽の精神をこの戦争の時代に回復し、日本に類のない文学の世界を開いたのであった。
『吾輩は猫である』の漱石は、他をわらっただけではない。逆上する主人をわらった。それは自己を特別な人間に仕立て上げたがる、近代の自我主義に対抗するものであった。そして、この滑稽の精神は晩年の『道草』『明暗』にまで及んでいる。
 いま、ふたたび戦争の時代を迎えて、正義人道を旗印に、「文明」と「民主主義」をほこる超大国が、「野蛮」で「蒙昧」なアラブや東洋の弱小国に居丈高になって吠えかかり、アフガンやイラクには想像を絶する大量の精密誘導弾を使用するなど、先端的な科学技術を駆使して、大量の非戦闘人民を殺戮しているが、しかも、攻めれば攻めるほど、窮地に追いこまれている。
 アメリカの無法ぶり(日本の従属ぶり)を見ていると、そのアジアやアラブに対する無知と偏見と蔑視のはげしさに驚く。かつては、このような無法がまかり通ったのであろう。それが帝国主義の時代だった。しかし、いまはもうそういう時代は終ろうとしているのだ。それなのに 我が国の時代遅れの連中が、その超大国の尻尾について 戦争にむかって盲進し、破滅の道を歩こうとしている。戦争を主張し、愛国主義をあおりたてようとする指導者たちは、みな悲壮な顔をしているが、これほど滑稽なことはない(神妙な顔つきで 靖国神社に参拝してみせる自我自賛な人々)。どうして、こんなことになったのか。多分、「近代の終焉」というものがいま現実に進行しているのだろう。
 漱石の文学は、いま、新しい意味を持ってよみがえって来ていると思う。

漱石を読む会10年記念誌 2004年12月26日

http://homepage2.nifty.com/tizu/souseki/soumokuji.htm
 
  [ #6699ff :個人的補足 ]

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする