「ディヴィッドの星」ではなく、これは 「ダビデの星」と読むのが正しい。あるいは ある国の国旗にも使われている『六芒星』というのはこれ。
戦場のピアニスト/Nocturne No. 20 in C # min/Chopin
今年は外国映画賞部門で「ヒトラーの贋札」という映画がその対象になっているわけだが、アカデミー賞取るなら ユダヤ物に限る、といわれる由縁(?)でもある。
映画通でもないし、いちいち調べるのも面倒なので何だが、毎年何らかの形で受賞しているはずだ。
「Pianist」(戦場のピアニスト)は2002年のアカデミー賞で、監督賞 主演男優賞 脚本賞の3部門を獲得している。なかなか感動的な映画だったが、ドイツ人もまた 日本人と同じように戦後60年以上たっても、いつまでも戦争責任を負わされていることを思わせる映画でもあった。
それにしても と言うか、三国同盟の一角でもあった イタリアの近況が伝わってくることが あまりないのだが、ラテン的にはあまり気にならないのかな。
例の 田母神俊雄・前航空幕僚長の論文が必ずしも真実であるとは言えないが、そんな事情を少なからず代弁していると言っても あながち過言ではないだろう。「何を考えているのでしょう」などと必死にこれを押さえ込もうとするメディアの対応も、なぜか不自然に思えて仕方がない。
『敵を欺くには まず味方から』というなら話は別だが、もはや TV 新聞の類は日本人のものではなくなっちゃったんだなという想いが強くなるばかりだ。
ま、それはともかく 男としては「ショパンが好きだ」などと大きな声では言えないわけで、そういう意味では とても有意義な映画であったことも事実だ。
おまけ : 幻想即興曲/Valentina Igoshina