書店に行くと、必ずといっていいほど足を向けるのが岩波文庫のコーナー。新刊、復刊、その他の既刊本を眺め、教養として読みたい本、または仕事に活用できそうな本を買うのが楽しみの一つになっています。古典、日本文学、海外文学、歴史、思想、哲学、化学…と相当に幅広い分野の著名な書籍を読むことができるのが、他の文庫本にはない強みでしょう。その岩波文庫が今月で、創刊90周年を迎えるそうです。
私が岩波文庫を初めて買ったのは、大学1年生のときでした。宮本常一『忘れられた日本人』、小出楢重『小出楢重随筆集』だったと記憶しています。授業の課題の一環として購入したのですが、内容が面白くて暇さえあれば本を開いて読んでいました。その後、手あたり次第に読み出す、いわゆる乱読の時代が始まり、ありとあらゆる本を読むようになりました。読んでいるうちに、だんだん自分の好みのようなものがわかってきて、フランス文学は苦手だけどドイツ文学は好き、とか、北原白秋や室生犀星は苦手だけど、萩原朔太郎は好きとか。
今まであまり考えたことはないけれど、私が好きな岩波文庫は次の通りです。
●『更科日記』西下経一校注
●『方丈記』山田孝雄校訂
●『おくのほそ道』松尾芭蕉著
●『手仕事の日本』柳宗悦
●『忘れられた日本人』宮本常一著
●『萩原朔太郎詩集』 三好達治選
●『嵐が丘』エミリー・ブロンテ
●『夢の女・恐怖のベッド他六篇』W・コリンズ/中島賢二訳
●『ホフマン短編集』池内紀訳
●『影をなくした男』シャミッソー/池内紀訳
このあたりでしょうか。特に『嵐が丘』は、結末が知りたくて徹夜で読んだ覚えがあります。このほかにも忘れられない思い出の本はいくつもあります。私に本を読む楽しみを与えてくれた岩波文庫、これからどんな刊行されるか引き続き、とても楽しみです。
私が岩波文庫を初めて買ったのは、大学1年生のときでした。宮本常一『忘れられた日本人』、小出楢重『小出楢重随筆集』だったと記憶しています。授業の課題の一環として購入したのですが、内容が面白くて暇さえあれば本を開いて読んでいました。その後、手あたり次第に読み出す、いわゆる乱読の時代が始まり、ありとあらゆる本を読むようになりました。読んでいるうちに、だんだん自分の好みのようなものがわかってきて、フランス文学は苦手だけどドイツ文学は好き、とか、北原白秋や室生犀星は苦手だけど、萩原朔太郎は好きとか。
今まであまり考えたことはないけれど、私が好きな岩波文庫は次の通りです。
●『更科日記』西下経一校注
●『方丈記』山田孝雄校訂
●『おくのほそ道』松尾芭蕉著
●『手仕事の日本』柳宗悦
●『忘れられた日本人』宮本常一著
●『萩原朔太郎詩集』 三好達治選
●『嵐が丘』エミリー・ブロンテ
●『夢の女・恐怖のベッド他六篇』W・コリンズ/中島賢二訳
●『ホフマン短編集』池内紀訳
●『影をなくした男』シャミッソー/池内紀訳
このあたりでしょうか。特に『嵐が丘』は、結末が知りたくて徹夜で読んだ覚えがあります。このほかにも忘れられない思い出の本はいくつもあります。私に本を読む楽しみを与えてくれた岩波文庫、これからどんな刊行されるか引き続き、とても楽しみです。