学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

喉と咳の風邪ひき

2010-11-24 19:43:10 | その他
すっかり寒くなりました。紅葉シーズンも少しずつ終わり始めて、私のアパート近くの樹木は路面が落葉で一杯になっています。

寒くなると、怖いのが風邪。私は今、まさに風邪をひいています。喉の痛みがひどく、夜中になると咳が止まりません。体にだるさはないものの、夜に眠れないことには閉口。元来、私は薬を飲まぬ主義で、ご飯や野菜を食べられるだけ食べて、いわば自己の自然治癒力で治すことを心がけています。今日はキャベツやにんじん、ジャガイモ、ニンニクなどを煮込んだ野菜スープを作りました。風邪で弱っている体に効きますし、体のなかからぽかぽかと温まります。早く良くなってくれればいいのだけれど。

風邪ひきの休日は、読書に限ります。布団で横になって、小説と画集を交互に読んで楽しみます。そしてときどき窓を眺めて、元気になったら何をしようかなと想いをめぐらせます。・・・どうも湿っぽい話になりました。明日も幸い休みですので、全快になるまでしばし安静にして生活します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業が終わりて

2010-11-10 21:41:51 | 仕事
今日も展示替え作業。昨日で作業は大方終わっていたので、今日は展示の見直しといったところでした。脚立を何度も上り下りましたが、昨日のマッサージが効いたのか、足の調子は良好。1日、無事に終えることができました。

私の勤める美術館は比較的小さな美術館なのと、あまり他館から作品を借用する機会もないので、自分たちで作品展示を行っています。大きな規模の美術館ですと、展示作業は美術運送業者が行います。一度だけ他館で美術運搬業者による展示作業を見せてもらったことがありましたが、さすが展示のプロ(学芸員もプロではあるのですが)だけあって、無駄がなく素早い動きに感激!見取り稽古という言葉がありますが、私も学ぶところが多々ありました。

あとは開館を待つのみ。お客様がたくさん来て下さることを祈って…。開館が楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卵かけご飯で栄養を

2010-11-09 23:20:05 | その他
今日は暖かい1日でしたが、午後から風が強くなりました。美術館近くの木々も風にあおられて、葉が空高く舞い上がり、そうしてはらはらと落ちてゆきます。木枯らし、だったのかはわかりませんが、しだいに冬へ向かっていく季節に、寒さの苦手な私は悲しくなります(苦笑)

腹が減っては戦ができぬ。今日から展示替え作業が始まったので、朝に少しでも栄養をつけようと卵かけご飯を食べました。ただの卵かけではなし。卵をしょうゆとオイスターソースで一夜漬けたもの。ご飯がすいすい進みます。ご飯も新米。お米の美味しい季節です。秋はやっぱり美味しいものがたくさん食べられますね。

夜になって、足が痛くてしょうがない(泣)足のマッサージを適度に行いながら、明日もまた作業を頑張ります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーヒー問屋へゆく

2010-11-07 21:38:43 | その他
今日もぽかぽかと暖かい1日。休日の今日は川沿いを散歩に出かけました。川沿いにはすすきが一面に生えていて、その穂が川風にさらさらと揺れ、いまが秋と冬の境目であること実感しました。あとたった2ヶ月で、年が変わりますね。1年が経つのは早いものです。

午後、自宅近くにあるコーヒー問屋へ行って来ました。お店が開店してから大分経つのですが、なかなか入りづらく、これまでお店の外見を眺めるだけでしたが、とうとう行ってみました。それもひとえに美味しいコーヒーが飲みたいがため(笑)お店に入ると、15種類近くコーヒーの種類があり、それぞれに店員オススメのメッセージが添えられていました。メッセージを読んで見ましたが、どれも美味しそう…。迷ってしまったので、店員さんに「コクのあるコーヒーを飲みたいのですが、オススメはありますか?」と聞いたところ、「特上ブレンドはどうでしょう?」とのこと。そこで「特上ブレンド」を300グラム買ってきて、帰宅してから、早速コーヒーを入れてみました。美味しい!とてもコクがあって、これはやめられなくなりそう!私はコーヒーを飲むとリラックスできるので、とても良い買い物が出来ました。また、その問屋さんにはお世話になりそう。

明日も休み。日中はコーヒー、夜はビールを飲んで、ぐっすり体を休めたいと思います!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今宵は肉じゃがで

2010-11-05 20:31:18 | その他
ぽかぽかと暖かい日。今朝寝坊して、洗濯物が干せなかったことを悔やむくらいの暖かさでした(苦笑)明日も晴れてくれるといいですね。

今晩は久しぶりに肉じゃがを作りました。自分で肉じゃがを作って、自分で食べるのはなんだか寂しい気もしますが、味はそれなりに美味しく出来上がりました。これから寒くなると、ますます美味しくなるのではないかと思います。肉じゃが、鍋もの…冬には冬ならではの美味しい料理がありますからね!

今夜はこれから小説を読んだり、画集を見たりして、のんびり過します。途中で寝てしまいそうな感じですが、ゆっくり時間を楽しみたいですね。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本シリーズ

2010-11-04 20:11:29 | その他
だんだん朝夕を寒くなってきました。外へ出ると、息が白くなるのが見えます。夜、空気が澄んで、星が綺麗に見えるようになりました。寒くなるのには閉口しますが、夜空が美しく見えるのは気持ちの良いものですね。

プロ野球、日本シリーズもいよいよ大詰め。近年はペナントレースの地上波テレビ中継も少なくなって、なんだか少し寂しい感じ。プロ野球中継が延長して、見たいテレビ番組の録画が中途半端に切れてしまった、というエピソードも今は昔の話。今シーズンの日本シリーズは中日、ロッテの2勝2敗。白熱していますね!私は素晴らしいゲームが見たいので、両チームを応援しています。かつてはひいきのチームもありましたが、今は野球そのものを楽しみたいのです。それにテレビの前とはいえ、応援していると寒さも吹き飛びます!

今日はどちらが勝つのか。寒さを吹き飛ばすような熱戦を見たいものですね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

那珂川町馬頭広重美術館「東海道と木曽街道の旅」

2010-11-03 19:55:13 | 展覧会感想
栃木県は東、那珂川町馬頭広重美術館で「東海道と木曽街道の旅」展を見てきました。江戸時代の浮世絵師歌川広重の「東海道五拾三之内」、「木曽街道六拾九次之内」の作品のほか、ところどころに同時代の浮世絵師渓斎英泉の風景画が織り交ぜられて構成されています。これらの作品、過去に何度も見ていますが、何度見ても良いもの。

全体を通して、江戸時代の東海道と木曽街道を旅しているような気持ちにさせられます。朝、夕、夜。晴、曇、風、雨。大きな自然のなかに人間が生きていることを実感します。(現在は人間のなかに自然が生きているような逆転した世の中になりつつありますが…)描かれる人々の表情も大変豊か。また、浮世絵の技法としてみても、「刷りぼかし」の多用、風景や人物をシルエットにして遠近感を出そうとする表現法など、1点1点に魅力を感じるものになっています。日本人はどんなものにも手間をかける、と言われますが、浮世絵にしても大変手間をかけて制作したことがわかります。

東海道と木曽街道、江戸時代の息吹。浮世絵は江戸時代に生まれて、平成の人々が見ても損なわれない魅力。とても素晴らしいですね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イメージが広がる評論を

2010-11-02 23:09:26 | 読書感想
日中から晴れ間がのぞいて、気持ちの良い一日でした。天気のように晴れ晴れと仕事がしたい!と思っていましたが、2つの大きな失敗をやってしまい、少しげんなりとしています。失敗からこそ学ぶことが多い。とプラス思考に考えて、明日からまた気を取り直していきます。

昨日、『ゲーテとの対話』を読み始めたことをブログに書きましたが、もう1冊読んでいる本があります。『カフカの生涯』。ドイツ文学者池内紀氏の評伝です。仕事柄、画家の評伝を読む機会が多い私。いつか読むだけでなく、評伝を書くことも出来たら、との思いもあって購入しました。まだ読み終えていないのですが、池内氏はまるでカフカに会ったことがあるかのような描写をします。カフカの背、表情、クセ…。江戸時代の時代考証、故杉浦日向子さんもまるで江戸に住んでいたかのような文章の描写をしますが、その道に深く通ずる人が持つ独特の世界が形成されています。私もこんな評伝が書きたい…。

今宵もすっかり遅くなりました。明日が晴れるよう、希望をのせて、今夜も本を脇にかかえて床に入ることにいたしましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ゲーテとの対話』に出会う

2010-11-01 19:14:29 | 読書感想
午後から日差しがのぞきました。ここのところ、ずっと天気が悪かったので、太陽の日を浴びると元気になるような気がしますね。

書店に出かけて、岩波文庫の本棚に差し掛かると、1冊の本が目にとまりました。エッカーマン著『ゲーテとの対話』です。「ゲゲゲの鬼太郎」や「悪魔くん」の作者水木しげる氏が若かりし頃に『ゲーテとの対話』を読んで感ずるところがあったとのエピソードを思い出しました。これまで手に取ったことはありませんでしたが、つい手が伸びて、少しページをたどってみると面白そう。これも何かの縁に相違ないと買ってきました。

あれは何年前のことだったか。私が学芸員になって間もない頃、館長から「ゲーテは面白いから読んでみるといい」と勧められたことがありました。そんなに面白いのかと思って、『ファウスト』を読んでみたけれど、あんまり心に響かなかった(苦笑)それから幾月か経って、ドイツ文学者の池内紀氏訳の『ファウスト』が出たので読んでみたら、これが面白かった。けれども、その後が続かず。『親和力』、『色彩論』どれも途中で挫折しました。

『ゲーテとの対話』では人間ゲーテが登場するので、本書を読んだ後で再びゲーテの著書を読むとまた違う見方が出来るのかもしれません。『ゲーテとの対話』は上、中、下の3冊。長丁場ですが、軽い気持ちで読んで見たいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする