学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

対耳鳴り戦2

2017-12-29 10:38:07 | その他
耳鳴りが始まって一週間ほどになります。若干だけれども、耳鳴りの音が低くなってきたような気がします。

この一週間ほど、耳鳴りに関する本を読んできたのだけれど、要するに耳鳴りの原因は耳、とは限らず、体のいろいろな部分の不調からなるもののよう。私が読んだ本の知識を総合すると、どうも血流と関係があるらしい。なんでも、体の血流が良くないと、人間というやつは様々なところに不調が起こるのだという。耳鳴りもその一環であると考えれば…。

前回のブログと繰り返しになるのかもしれないのだけれど、ここ数日、次のようなことに取り組んでいる。

1.運動、特にウォーキング、スクワット、筋トレ(主に腹筋)、ストレッチ。
2.一日中、ハラマキをしてお腹を冷やさない。
3.なるべく温かいものを食す。しょうが、うめぼし、ねぎ、たまねぎ、トッピングにとうがらしなど。

私は医者ではないから、果たしてこれで良くなるのかはわからない。ただ、何もしないよりは何かしたほうがいいに決まっているので、継続するばかりである。

今日から年末年始休みのスタート。ゆっくりゆっくり休みます。

対耳鳴り戦1

2017-12-25 19:38:54 | その他
耳鳴りが治りにくい、とのことなのだけれど、治らないと自己暗示をかけることもなし。自分の体の回復力を信じることもまた大切と考えます。

耳鳴りがやむわけではないのだけれど、耳鳴りを無視して、自分のやるべきことをやっていると耳鳴りが全然気にならないことに気づきました。休日なら専門分野や英語の勉強、ゴミ捨て、部屋の掃除、買い物、御飯の準備などやるべきことは山ほどある。こうした課題をこなすのに心身ともに集中させる。すると、まったく気にならないのです。逆に耳鳴りが気になるときは、何もせずにぼーとしているとき。どうも耳鳴りのことを考えてしまう隙間を与えてしまう。これが一番よろしくない。

前に堀江貴文氏の『ゼロ』を読んだとき、暇な人ほど憂鬱になりやすい、だから日常をやるべきことで埋め尽くせ、というような文言があったと記憶しているのだけれど、やっぱり、ぼーとしているときほどマイナスな感情が入り込みやすいのかもしれない。

当面はやるべきことへ気持ちを集中させる戦法で耳鳴りを乗り切り、あとは徐々に生活改善やストレッチ、座禅などで、ストレスを軽減させる方法でやがては耳鳴りを減退させていきたい。

耳鳴り

2017-12-25 14:30:02 | その他
昨夜はクリスマスイブ、さらに今日はクリスマス。こんな素敵な日なのに、私は数日前から続く耳鳴りが未だ解消されずにげんなり。先週の水曜日頃から左側の耳だけ、キーンという音が継続して鳴っていて、病院に行ったところが原因は不明、ストレスや肩こりからも耳鳴りは起こるので、ストレスをためない生活や運動をすると良しとのアドバイスをいただきました。

お薬もいただき、ずっと飲んでいるのですが、良くなる気配はなし。日常生活は周りで音があふれているので、特に気にならず。ただ、何が困るかというと寝るとき。周りがシーンとなっているなかで、常に耳の中で音が鳴っているので、気になって仕方がない。

どうも、お医者さんの話や書籍から得た情報だと、回復するのはなかなか難しいらしい。耳鳴りは素直に受け入れて、気にしないで生活するが肝要のよう。けれど、今までなかったものがある、というのはどうも違和感があって仕方がない。なんだが、この年になって自律神経だの、耳鳴りだの、体の不調が多くなってきたなあと、年を取ってきたのかなあと(苦笑)

気にせず気にせず…気にするかもしれないけれど。

直島

2017-12-19 21:49:53 | その他
高松港からのんびりフェリーに揺られて直島へ。港で迎えてくれる作品が言わずもがな草間彌生さんの作品です。野外においても、その存在感の強さがひしひしと伝わります。



直島においても電動自転車が重要な機動力。車で作品巡りを楽しむのも良いのだけれど、天気のいい日なら間違いなく電動自転車がおススメ。瀬戸内の新鮮な空気を思う存分吸うことができますし、自分の気に入った風景があればすぐに足を停められます。



直島では、地中美術館、ベネッセハウスなどが楽しめます。地中美術館は、現代美術が多くを締めるなか、印象派のモネの存在が際立ちます。



写真はベネッセハウスの高台から。空と海の境目がわからなくなるほどきれいなところでした。



帰り道に寄った磯辺にて。イワガニでしょうか。


直島は、一日ではとても見切れないほどの作品が充実しています。島めぐりではしゃぎすぎた疲れもあったせいか…直島の写真があまり残っておらず、みなさんにご紹介できないのが残念(泣)

こうして、私の瀬戸内島めぐりは終わりました。今度はぜひ瀬戸内芸術祭のときに行って見たいものです。とても混みそうだけれど(笑)

豊島

2017-12-18 17:59:49 | その他
さて、小豆島からフェリーで豊島の東、唐櫃港へ向かいます。ちなみに、「豊島」と書いて「てしま」と呼びます。

唐櫃港からは巡回バスを利用して、豊島美術館へ。



こちらは豊島美術館の上の高台から。野は秋の景色。その先に青い海がある。絶景でした。

豊島美術館は、建築家西沢立衛さんとアーティスト内藤礼さんがプロデュースした美術館。受付を済ませると、徒歩でぐるりと外を周ります。途中、やはり瀬戸内海の絶景が見え、そこには椅子が置かれていて、その景色をいつまでも見ていることができます。さらに、とある建物の前まで来ると、履物を脱ぎ、中へ入っていく。作品の詳細は書きませんが、まるで禅寺へでも行ったかのような、つまり、その場では思考ではなく、感覚の部分が求められるような空間でした。

美術館で美味しいオリーブライスで腹ごしらえをしたあと、ぶらぶらと高台にある作品群へ向かいました。が、ほとんどは休館で見られなかったので、景色どりに走りました(笑)




清水神社には弘法大師が掘ったと伝えられる湧水「霊泉越水」があります。その近くにあった作品の前でコスモスと共に。





こちらは豊島の西、家浦港に集結していた猫の写真。私は犬派ですが、猫もなかなかいいものですね。



豊島の夕暮れ、トンビが港の電柱で羽を休めていました。


さて、ここで豊島は終わり。豊島は巡回バスや電動自転車が重要な機動力になります。

高速船に乗って、高松で一泊し、翌日は直島へ向かいました。

小豆島

2017-12-15 21:59:38 | その他
小豆島へは高速船で向かいました。乗り物系が苦手な私なのですが、なんとか頑張りました(笑)

翌朝、小豆島のオリーブ園へ。



小豆島では、明治時代後半からオリーブの栽培が始まったとされています。




こちらは丘のうえに立つ風車。オリーブの木と透明な青い空と真っ白な風車。外国にでも来た気分。




丘の上から瀬戸内海を眺める。ただただ美し。




道の駅で飲んだオリーブサイダーフロート。青りんごサイダーのような、でも、オリーブのほのかな味のする上品なフロートでした。




現在、瀬戸内芸術祭の会期中ではありませんが、ところどころに常設作品があります。こちらは土庄港にあるチェ・ジョンファ(崔正化)さんの《太陽の贈り物》。オリーブの輪ですね。葉のひとつひとつにメッセージがあります。

さて、これから豊島へ向かいます。瀬戸内の島々へは、当然フェリーや高速船での移動になるため、時間をうまく調べながら、がポイント。

ほろよいするお酒

2017-12-12 20:35:52 | その他
以前は随分お酒を飲んだものだけれど、最近はそれほど飲まなくても良くなってきました。たぶん、お酒はストレス解消で飲んでいたのかな(笑)

いま、よく飲んでいるお酒は、サントリーのほろよいシリーズ(チューハイ)。白いサワー、ぶどう、青りんごなどの味があって、アルコール度数は3%ほとで飲み口もジュースのようで良し。他のチューハイシリーズは、度数が高すぎて、私は情けないことに悪酔いしてしまう。9%のチューハイもあるけれど、必ずといっていいほど頭が痛くなる(笑)

日本酒はときどき。このあいだ、長野県岡谷市の「高天」というお酒を頂いたのだけれど、とても飲み口が良くて美味しかった。ちなみに甘口でした。私は甘口好きなのです。地元でしか買えないお酒だそうなので、岡谷へ行かないと飲めないというもの。こちらも、ほろ酔いのいい気分になりました。

お酒はほろ酔い気分で抑えるのが一番よし。今夜はほろよいシリーズのメロン味でほろよいです。

チャートのある城

2017-12-10 20:44:23 | その他
先々週、NHKのブラタモリは岐阜で、岐阜城とチャートの関係について紹介されていました。ちなみにチャートとは、生物岩のひとつで放散虫や珪藻の遺骸が岩石になったもの。特徴はとにかく固いということ。

私は城を見て歩くのが好きで、全国のいろいろな城を見てきたけれど、あまりチャートを使用した石垣は見たことがありません。というのは、やっぱり固すぎる石は加工するのが難しくて、扱いづらいからなんでしょう。私が記憶に残っているなかでは、確か栃木県の佐野市にある唐沢山城は山全体がチャートで、石垣もチャートだったはず。そのせいか、写真のようにゴツゴツした石垣が残っています。



この城、面白いことにチャートの石垣ばかりが揃うなか、本丸の西側に一か所だけ石灰石の石垣があるのです(しかも化石付き)。唐沢山城から、およそ5キロくらい北側に葛生という地域があって、石灰石がものすごくとれるところがあります。もしかしたら、そこから運んできたものなのかもしれません。でも、どうしてその一か所の石垣だけが??と謎は深まるばかり。

石垣やその産地から城の歴史を見ると、また違った視点で楽しめます。今日はマニアックな私の趣味の話でした。

講演会の講師

2017-12-09 21:08:05 | 仕事
先日、久しぶりの講演会の講師を担当しました。他の美術館から依頼されての仕事です。私はそれほど講師の経験はないので、お話をいただいたときにはとても感謝の気持ちでいっぱいになります。ありがたいことです。

先方の期待に応えたく、事前の準備はみっちりとやります。資料を作り終えたら、しゃべりの練習を徹底的にこなします。これは職場だとやりにくいので、家に帰ってから。独り、部屋に閉じこもって、仮想講演会をやるのです。これをやるのとやらないのでは、本番のしゃべりが全く違います。

そして、いよいよ本番。講師の仕事は何歳になっても緊張します。プロジェクターを使いながら、なるべくゆっくりと話をしていく。私は緊張すると早口になる癖があるので、そこは気を付けつつ。また、ところどころ、余談を入れることで、お客様に飽きさせないようにする。笑い話を入れられれば、なお良し。ただ、私の経験上、講演が始まってすぐに笑い話を入れると、スベることが多いので、それは中間あたりで(笑)

無事、講演会をこなすことができました。依頼をして下さった先方の学芸員やお客様に感謝の言葉をいただき、とても嬉しい気持ちになりました。仕事のやりがいは、こうした沢山の方々に感謝されることにある、私はそう思っています。こうした気持ちを忘れずに、日々の仕事に取り組んでいきたいものです。