学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

筋肉痛…?

2008-01-31 21:05:34 | 仕事
ようやく展示作業が終了(正確にはメドがついた)しました。
予定通りの進行に、ちょっとだけ満足。

今日はライティング(照明の調節)を行いました。
大きな脚立を上り下りして、ライトをあっちでもない、
こうでもないと悪戦苦闘。
この上り下りが足腰に来るんです(泣)

明日、筋肉痛にならないことを祈ります・・・。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

展示作業開始

2008-01-29 21:29:46 | 仕事
へとへとになって帰ってきました。

今日から展示作業開始です。

目標は前の展示作品を収蔵庫に戻して、新たな作品を配置して終了!でしたが、なかなか予定通りことは進まず。

閉館中に限って、突然の来客がいらっしゃったり、仕事を頼まれたりで、展示作業に集中することが出来ませんでした。それでも、なんとか残業してまで目標達成はしましたが、もうへとへとなのです。

他の美術館学芸員に話を聞いてみると、自分たちで展示作業をすることは滅多にないそうです。借用作品が多いため、美術運搬業者が学芸員の指示にしたがって展示作業をするのだとか。自分たちで全て展示をやるほうが珍しいよと言われました。確かにそうなのかもしれません。

頭がぼんやりして、もう眠ってしまいそうなので、今宵はここまでにいたします。
中途半端なブログで申し訳ありません。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小休止

2008-01-28 09:45:38 | 仕事
おはようございます。
今日は寒いですが、いい天気です。

ここのところ、なかなか毎日ブログが書けなくて、申し訳ありません!

今の時期は事業が3つ重なっていて、家に帰るとすぐに横になって
熟睡してしまっています。

おまけに今日は休みですが、自宅で論文作成です…。

これが3月まで続きます(泣)

それまで飛び飛びのブログになると思いますが、
なにとぞご了承下さい・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うれしかったこと

2008-01-24 21:46:48 | 仕事
まるで小学1年生の作文みたいなタイトルです(笑)

今日も引き続き、すこぶる寒い一日。

うれしいこと。

私がデザインした看板をほめていただけたこと。

実は近く作家さんの個展を美術館のホールで開催する予定なのですが、
ようやく看板デザインが出来たので、作家さんに確認をいただいたのです。

すると…
「看板デザインをお任せして良かったです。ありがとうございます。」
と作家さんからほめていただけて…。

学芸員をして、デザインについてこんなにほめていただいたのは初めてかも…。

学芸員冥利につきます。

そんな幸せな一日でした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008-01-23 21:39:46 | 仕事
この地方では珍しく雪が降りました。

私は雪国生まれのせいか、雪を見ると落ち着きます。

午前中だけの雪でしたが、何だか故郷を思い出します。

雪を描いた作品と言えば…

私は伊藤若冲の《雪中錦鶏図》を思い出します。

対象をあくことなく観察して、画力を鍛え上げた動植サイ絵の一幅です。

この世とは思えない空間。特に粘着力のありそうな雪が印象的なのです。

大学時代にこの絵を勉強したこともあり、個人的な思い入れのある作品です。

四季を見て、自分の好きな絵を思い出すこと。

とても楽しいことです。

そんな心の余裕をいつまでも持ち続けたいものですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慣れない連続

2008-01-21 20:40:43 | その他
休日。慣れないことを随分しました。

①部屋の掃除
 これは慣れないことです(苦笑)近頃は休みのたびに遠方へ出かけているので、おろそかになってしまい、部屋の掃除が急務となっていました。部屋がきれいになると気持ちもすっきりしますね!

②携帯電話の機種変更
 5年間使い続けた携帯電話。電池が切れるのがすさまじく早くなってしまったため、泣く泣く機種変更です。私は携帯電話にはまったく関心がなくて、ただ通話とメールが使えればいいという人です。お店の方に一から教わって、ようやく機種変更でした。お店の方にご迷惑おかけしたと思います・・・。

③蔵書を売る
 あまりにも部屋が本だらけになってしまったため、もう読まないと思われる本を売ってきました。35冊で3,500円。それなりにいい値段で引き取ってもらえたのかな、と思います。

④ギャラリーへ行く
 友達がギャラリーで展覧会を開催することになり、案内をいただきましたので見学をしてきました。幸せあふれる題材に、こちらも心が温まりました。

箇条書きでしたが、そんな慣れないこと?をした休日でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ものごとは冷静に

2008-01-20 20:58:03 | 仕事
今日は美術館の学芸員が担当する講座がありました。私が直接の担当ではなかったのですが、ビデオやプロジェクターを使用する準備があるので、会場セッティングの手伝いをしていました。

しかし・・・まずビデオがテレビ画面に映りません。このトラブルは簡単に解決。ビデオデッキを切り替えて、入力切替で映るようになりました。

次は、プロジェクターが映らない。これが参りました。いつもどおりにFn+F10を押してもさっぱり映らないのです。時間は刻一刻と過ぎてゆく。頭の中で冷静になるように言い続けるのですが、あせってしまってしょうがない。こまったときの情報管理課も今日は休日だから職員は出勤していない。原点に戻ろう?と取り扱い説明書を読んでようやく解決です。開始15分前でした。原因はやはり入力切替でした。初歩的なミス。情けない限りです。

何とか講座は成功し、予定していたよりも多くのお客様にお聞きいただくことができました。ほっと一安心。そんな一日でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観光の街へ

2008-01-19 21:55:00 | 仕事
街に沢山の観光客が誘致するため、どこの市町村も奮闘していることと思います。当市も、これまで以上に観光客を誘致するために、さまざまな取り組みがされていますが、来年度からより積極的にPRを努めるために計画を策定中です。今日の午前中は、私もこの策定について思案しておりました。

思案といって、なかなかアイディアは出ないもの。とりあえず、一番大きく主張したのは、ホームページによる情報提供の量をアップさせることでした。いくら観光に力を入れても、それをPRしないことには意味がないですしね!今はホームページで情報を簡単に得られる時代になりましたから、ここぞとPRすべし!と述べてみましたがどうでしょう?

観光の街となるには、美術館も積極的に活動する必要性が生じます。この観光計画、もうすぐ会議が開始となりますが、当市の観光はいかに?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

展示で意識していること

2008-01-16 21:15:06 | 仕事
昨日は一日展示作業に終始。

展示プランどおりに作品を配置し、今度は図面ではなく実際に作品を見ながら、再び調整をかける。美術館へ行くと、一見何気なく展示されているようで、実はそこには学芸員の思惑が隠されているわけです。

私が意識していること。

①狭い空間には大きい作品は展示しない。
 せっかくの大作が、狭い場所では息がつまってしまっているように見えてしまいます。大作なら、来館者としても近くで見るよりも、引いてみるケースが多いでしょうから、その分のスペースも考慮します。

②縦、横の作品を交互に置いてバランスを取る。
 同じ額をずらりと並べると見た目が大変キレイですが、なかなかそううまく事は運びません。作品によって額は違いますからね。そこで意外に?縦と横を交互に置いていくことで、見た目がキレイになります。なおかつ、一点ごとに絵を見る人の視点も変わっていくので、飽きさせない効果もあるようです。

③やっぱり作品の配色も考えて。
 前にも書いたことがありましたが、どぎつい色をした作品の隣に淡い色の作品を置くと、どぎつい色のインパクトが強すぎて淡い色が負けてしまいます。これは極端な例ですが、作品の配置について、やはり配色も十分考慮します。私は展示プランどおりに並べたあと、ここは赤が固まっているな、とかこの辺に黄色がほしいな、とか考えて見ます。これは感覚によるところもあるのですが、だいたい色が固まり過ぎないようにうまく散らすことを意識しています。バランスよく!ですね。

私なりに展示で意識していることを書きましたが、これが展示の正解というわけではありません。展示の工夫は学芸員によって違いますし、それがまた個性の発揮しどころで面白い部分です。来館者の視点に立って考える軸はブレないので、どうぞ美術館にいらしたときには、絵だけでなくて、作品の配置の部分にも注目するとまた違った目で展覧会が楽しめるかもしれませんね。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

額装と展示替え

2008-01-14 21:52:43 | 仕事
今日はとても寒い一日!

午前中は、次回の展覧会に出品する作品の額装作業を行いました。当館では作品の保存と手狭な収蔵庫スペースの関係で、普段は版画作品をマット装にして保管しています。マット装とはなんぞや?これは簡単にいいますと、作品を台紙に挟み込んで保管する方法です。台紙はもちろん中性紙。酸性だと作品の劣化が起きてしまうためです。この額装作業、もちろん作品を扱うわけですから、自分の赤ちゃんのように?大切に大切にして行います。

閉館してから、展示作業開始。いつも思うことのですが、自分のデザインした看板なり、キャプション、写真を次々にはがしていくと、これが物悲しくってしょうがありません。短い間だったけれど、どうもありがとう!の気持ちです。床にはエアシートを敷いて、作品を展示プラン通りに並べて、今日はおしまい。

明日は祝日の翌日ですが、出勤して、展示作業の続きです!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする