先日の事、末富さんでいただいた『濤声(とうせい)』は、
海の色に染めた色鮮やかな葛に、
ゆり根の鱗片を浮かべた葛の茶巾絞りです。
『濤声』は波の音の意。
東山魁夷画伯の 「唐招提寺」御影堂の障壁画
構想から完成までに10年を要され、襖絵と床の壁面全68面のうち
唐招提寺を開いた鑑真和上が苦難の末、海を渡って訪れられた
日本の自然美を鮮やかなブル-で表現した障壁画の「濤声」、
能登の海をイメージされ描かれたとも。
1975年「濤声」の一部
これを末富さんが、お菓子にされたもの。
京都・末富富蔵の京菓子読本、暮らしの設計196,1990年,p76
『濤声』でお薄一服出していただいた
末富さんに感謝。
それ以上に「お菓子作りと暑気払い」
この日を用意してくださった
先生に感謝あるのみです。
この感動を忘れないうちにと作ってみました「葛の茶巾絞り」
流石に『濤声』のブルーは、私には無理ですので・・・
自宅稽古の朝、造ったのは透明な葛に小さい黒豆甘納豆を入れて
墨一色で描かれたもうひとつの障壁画
『山雲』と名付けてお出しすると、
”とても上等なお菓子で美味しいです”と喜んでくださいました。
付記)「唐招提寺への道」東山魁夷著では次のように
”鑑真和上が、度重なる苦難を超えて日本へ渡航されたのは、
日本の国土の美に憧れられていたとも考えられる。しかし、
残念なことに上陸されたときは、既に盲目となられていた
ことを思うと、日本の国土の象徴である山と海を描くことも
意義があると考えた。千二百年の歳月を経て、なおも、
生前のお姿そのままの尊像の坐す堂内に、このテーマによる
障壁画を描くことは、永久に行き続けていられるに違いない
和上の御心に叶うことができるかも知れないと思った。”と
海の色に染めた色鮮やかな葛に、
ゆり根の鱗片を浮かべた葛の茶巾絞りです。
『濤声』は波の音の意。
東山魁夷画伯の 「唐招提寺」御影堂の障壁画
構想から完成までに10年を要され、襖絵と床の壁面全68面のうち
唐招提寺を開いた鑑真和上が苦難の末、海を渡って訪れられた
日本の自然美を鮮やかなブル-で表現した障壁画の「濤声」、
能登の海をイメージされ描かれたとも。
1975年「濤声」の一部
これを末富さんが、お菓子にされたもの。
京都・末富富蔵の京菓子読本、暮らしの設計196,1990年,p76
『濤声』でお薄一服出していただいた
末富さんに感謝。
それ以上に「お菓子作りと暑気払い」
この日を用意してくださった
先生に感謝あるのみです。
この感動を忘れないうちにと作ってみました「葛の茶巾絞り」
流石に『濤声』のブルーは、私には無理ですので・・・
自宅稽古の朝、造ったのは透明な葛に小さい黒豆甘納豆を入れて
墨一色で描かれたもうひとつの障壁画
『山雲』と名付けてお出しすると、
”とても上等なお菓子で美味しいです”と喜んでくださいました。
付記)「唐招提寺への道」東山魁夷著では次のように
”鑑真和上が、度重なる苦難を超えて日本へ渡航されたのは、
日本の国土の美に憧れられていたとも考えられる。しかし、
残念なことに上陸されたときは、既に盲目となられていた
ことを思うと、日本の国土の象徴である山と海を描くことも
意義があると考えた。千二百年の歳月を経て、なおも、
生前のお姿そのままの尊像の坐す堂内に、このテーマによる
障壁画を描くことは、永久に行き続けていられるに違いない
和上の御心に叶うことができるかも知れないと思った。”と
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