狭井神社の参道に、皇后陛下の御歌(昭和50年の歌会始)の歌碑が
「三輪の里 狭井のわたりに 今日もかも
花鎮めすと 祭りてあらむ」
昭和45年に3月15日に大神神社に御親拝になられたおり
毎年4月18日に執り行われる鎮花祭(はなしずめのまつり)のことを詠まれているそうです。
鎮花祭とは
春の花びらが散る時に、疫神が分散して流行病を起すのをちんあつするためだそうで、
701年の『大宝律令』には、国家の祭祀として大神神社と狭井神社で祭りを行うとされています。
神饌には、薬草の忍冬(すいかずら)と百合根が供えられております。
茶花にも使われる『すいかずら』の開花時期は、 5月中旬から6月中旬で、
近所を探しましたが、見つかりません。残念。
「水を吸う葛」の意から「吸葛」となり、
昔は、花の奥の方にある蜜(みつ)を
子どもが吸って遊んだことから「吸葛」となったとの説もあります。
この花の色は、白から黄に変化し、このことから中国では「金銀花」と呼ばれます。
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