気軽に茶道をしてます。

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お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

第一次大極殿の四神は

2015-12-02 19:21:10 | 散策
     枯れすすきと朱雀門から生駒の山並みを望む
『散るすすき 寒くなるのが 目に見ゆる』小林一茶
『風も動かず 芒を見れば 枯れにけり』 正岡子規

平城宮跡を訪れた際(11月下旬)、小雨の中、
第一次大極殿でも説明をしていただけました。
独りで伺った4月でも、雨で帰宅を余儀なくされており、
(参考:平城宮跡第一次大極殿にて春を
なぜかしら、雨になりますね。
  
『あをによし寧楽(なら)の京師(みやこ)は 
    咲く花の薫(にほ)ふがごとく今盛りなり』

内部に入ると、天皇の玉座である八角形の高御座に目が、

暗さに慣れてくると、是非目線を上にあげてください。
各部材は赤土である丹土や緑青で、塗装されており、
天井板には蓮の花をモチーフにした紋様を見ることができます。
 
また上部の小壁には、先日観覧させていただいた松柏美術館
館長の上村淳之画伯が、四神と十二支を描いておられます。
美術館では現代的な日本画の印象でしたが、
古典的な描き方の中に、繊細さが表されております。
東:青竜、

西:白虎、

南:朱雀

北:玄武

十二支
来年の干支の申


龍 
内部が暗く、写真がよくなくてすみません。

天皇・皇后陛下が2010年にご訪問時に、長年の研究を称え
『研究を 重ねかさねて 復原せし 
       大極殿いま 目の前に立つ』

復原するには、写真や絵など参考にするものはなく、
発掘調査で判明している基壇などから、
当時の大きさ・形状を推定し、また
飛鳥・奈良時代から現存する建物を基とされており、
内部は法隆寺の金堂で、
軒や組み物は薬師寺東塔だそうです。

平城京の発掘調査は全体の3割ですが、
当時の風景が徐々にですが、よみがえりつつあります。
文科省の予算はではなかなかですが、
国営平城宮跡歴史公園は国土交通省管轄だからですね。

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