”水にまつわる美術”
東アジアの絵画や工芸品から4つのテーマで構成されています。
①神聖な水、②水の恵み、③四季の中で、④水をめぐる物語
瀧 朝子学芸員による解説は極めて、有意義な内容でした。
①神聖な水:龍は聖域に繋がる存在として
:博山炉は水を張る水盤に蓮茎と龍が巻き付き火炎宝珠文を上(須弥山)に配しています。
②水の恵み:鯰と年は字で音通で、如意頭形と合わせて2匹の鯰で「年々如意」吉祥句と
③四季の中で:秋塘図;小さな画面ながら、夕刻の一瞬の無限な詩情を表現している。
④水をめぐる物語:伊勢物語;女が水に映った自分の顔を眺めながら恋人を思い嘆くが、
男(右上:一回の逢瀬のみ)はもうすでに恋は冷めている。
なにか複雑な心境になりますね。
”なお大和文華館は、菅原池(通称:蛙股池)の畔にあり、
日本最古のダム【西暦162年?(狭山池616年と思いますが)】として紹介されています。
展示室の間の休憩室からこの池と若草山が眺められ、
水に縁のあるこの美術館で、今回の企画を催せたのはうれしい。”
と、解説の途中で紹介されていました。
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