気軽に茶道をしてます。

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浮島の「秋の夜長」と柿寿賀にて

2016-10-22 15:43:18 | 主菓子とお干菓子
奈良は今朝から肌寒く、どんよりとしたお天気に。
第68回正倉院展」が奈良国立博物館で始まりましたね。

昨日は立礼にて、点茶盤薄茶・濃茶での自宅稽古、
前の晩遅くに、主菓子がないことに気が付き、考えたのが
こんな浮島です。

作る楽しい時間が過ぎ終えたのが日付けが変わってから、
当然、秋眠暁を覚えず?
夏の疲れとともに、どっとやってまいります。
ずるずると昨夜の夜長を引きずりて
             稲畑廣太郎
秋の夜長』と名付けました。

『夜長』は字の如く夜が非常に長く感じられることなのですが、
二つの相反する意味を生じておりませんでしょうか?
一つには、ゆったりとした楽しい夜になる意味と、
言下には秋の夜の寂しさも現れてまいります。
このことから苦しい長い夜とも捉えられないでしょうか?
さて、どちらに捉えられたでしょう。

お稽古には、栗も入っておれば、尚のことよかったのですが?
「柿寿賀・かきすが」をお付けし、秋を感じて頂きました。
 
「柿寿賀」は奈良・総本店柿寿賀さんで、
干し柿に、柚子皮を芯とし堅く巻き上げられており、
かすかな甘みと柚子皮の酸味が口の中に広がります。

しつらえを紹介します。
玄関のしつらえにそっと置かれたかぼちゅの飾り、
私ではなく相方が、どこから持ち出したのでしょうか?
聞くと、”ハローウィンだから”と、
センスが?、でもそのままにしておきましょう。
 
秋明菊に朝露だったら良いのですが?

立礼の稽古場の点茶盤は、

床は、宗全籠に薄、杜鵑草、秋明菊、背高泡立草、紫式部
  
楽しい点茶盤でのお稽古でしたが、
そっと置かれた、茶壺にお気が付かれたでしょうか?
楽しい秋の夜長を十二分にも、感じて下さいね。

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